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「ウチで遊ぼうよ!」が言える僕たちの家を。児童養護施設改修へ

「ウチで遊ぼうよ!」が言える僕たちの家を。児童養護施設改修へ

寄附総額

3,569,000

目標金額 2,000,000円

寄附者
362人
募集終了日
2018年12月25日
プロジェクトは成立しました!
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2018年12月23日 12:01

福田萌さん 取材レポート

11月半ばからスタートした「#こどもギフト」も残り数日となりました。そんな中、「#こどものい のちはこどものもの」メンバーから代表し、福田萌さんが長野県飯田市にある児童養護施設「おさひめチャイルドキャンプ」へ訪問しました。

 

施設職員の安藤さんが「#こどものいのちはこどものもの」の活動に関心を持ち、福田さんのtwitter に勇気をもってDMしてくださったことがきっかけになり、今回クラウドファンディングに参加いただきました。 

 

 

(左から、おさひめチャイルドキャンプ職員の安藤さん、福田萌さん、施設長の西村さん)
 

 

文章:READYFOR株式会社こどもギフト担当 田中 

 

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東京から車で4時間、りんご畑に囲まれた道を進むと、おさひめチャイルドキャンプがあります。 ここには、4歳から18歳の子どもたち総勢28名が暮らしています。 

この日は子どもたちが心待ちにしていた、年に一度、地元の焼肉やさんが施設の子どもへ焼肉の食べ放題をプレゼントしてくれる日でした。

 

私たちも混ぜていただき、子どもたちと一緒に食事を共にすることに。年上の子が、年下の子のフォローをしつつ、それぞれ好きなメニューを選びます。自ら食べたいメニューを選び、好きなだけ食べるということは、施設の子どもたちにとって、なかなかできる体験ではありません。

 

   

 : この日は、店長さんがサンタの格好をして出迎えてくれました。食べ盛りの男の子の机は、なんと4人で41皿ものお肉を食 べたところも。お腹いっぱい好きなものを食べて、幸せなクリスマスプレゼントでした。

 

食事を共にし、少し緊張も解けたころ、子どもたちの「家」である施設に招待いただきました。建物の見た目はとても綺麗ですが、中に入ってみると元々が診療所に併設された施設だったため、その名残が随所に見られました。

 

■ 子どもたちの家だからこそプライバシーも守れる空間に

 

福田: すごく明るい見た目で、綺麗ですね!大きな「家」が3つ並んでいるような雰囲気。 

 

安藤: 今は本館に 18名 と、新しくできた1軒やのような新館に、中高生が男女各フロア5人ずつの、 10名 が暮らしています。 

 

職員になって18年目ですが、かつての「児童養護施設」は「集団」を重要視する傾向にありました。 決まった時間に掃除や食事をするなど、まるで学校のように規律正しく、集団で子どもたちをどう動 かすか...、そんな時代の最後に職員になりました。しかし、今は、個々のニーズにあわせ「家庭」に 近い形で育てることを求められます。 

 

壁を塗り直し綺麗にしたり、出来る限り子どもたちが暮らしやすいように修繕を繰り返しています が、本館は40年以上前に建てられた建物のため、「集団」を意識した作りが多く、時代のニーズに追 いついていません。 

 

 

福田: だからこそ、今回のクラウドファンディングで本館も建て直すための費用を集めているのですね。建て直す本館は、どのような建物にするのでしょうか。

 

   

 

 : 勉強部屋もありますが、遊び部屋と兼用かつ、すぐ前が子どもたちの部屋なのでどうしても騒がしくなってしまいます。

 

施設長: 現在は本館にも子どもたちの居住スペースがありますが、今後はしっかりと分けていこうと考えています。イメージでいうと、一軒家のような建物が2つ建ち、子どもたちの住むスペースと管理棟に分けます。管理棟には、一時保護の受け入れや、退所した子が帰ってこれるような設備を。子どもたちの暮らしの場と明確に分け、プライバシーを守ることができるよう設計しています。

 

安藤: ほぼ毎日、子どもたちの友達が学校が終わったあとに遊びにきます。子どもたちが、ここを家だと感じている証で、とても嬉しいことですが、本当は静かに一人で過ごしたかったり、勉強したい中高生にとっては、騒がしすぎると感じてしまうこともあります。そういった子や、特性や発達の問題がある子も含めて、暮らしやすい施設にする予定です。

 

 : 新館のある男の子の個室の部屋。「この日のために片付けたんだ」といいつつ、恥ずかしそうに見せてくれました。

 

 

■ 子どもたちが、自ら旅立つ日を選択できるように

 

福田: 応援コメントの中に、おさひめチャイルドキャンプさんに子どもを預けている親からの応援が ありましたよね。子どもたちと親の関係性はどうなのでしょうか。

 

施設長: この施設にいる子どもたちは、虐待を受けた子が半数以上です。虐待をした親と子どもの関係は非常に難しい問題です。虐待に対して「申し訳ないことをしてしまった」と素直に言える親はまだいいのです。子どもとの関わり方を考えながら一緒に歩んでいくことができます。

 

しかし、「教育の一環だ」「しつけだから」と虐待をみとめない親がいるのも事実です。親はしつけと言っても、子どもは傷ついています。そういった親の場合は、どの段階で、子どもが施設を離れるべきか、とても難しい判断になります。

 

福田 :実際には、どのように施設を旅立つタイミングを決めるのでしょうか。

 

施設長: 中学生くらいになると、仮に自分が家に帰るとどうなるのか想像できます。だから、親が 帰ってくるよう促しても「ここ(施設)にいたい」と望む子が多くいます。特に中学3年生から高校 生に上がる時など、家から学校に通うか、ここから通うか、子ども自身に選択させるようにしていま す。 

 

ただ、国は極力「家に戻す」という方針です。去年、8月2日に政府が出した「新しい社会的養育ビ ジョン」には、「児童養護施設においては入所後から長くとも 3 年以内を目安に家庭復帰及び里親委 託、養子縁組に向け最大限の努力を行う必要がある。」と記載があります。 

  

これは、「最大3年を目処に、施設から家庭に帰す」ということです。施設には4歳から18歳まで 様々な年齢の子がいます。3年で家に帰れる環境になる子もいれば、帰すと命が危なくなってしまう のでは、という子もいます。数字で切るのではなく、実際の子どもたちの声を聞いて、個々に適した 対応が必要だと私は思っています。

 

 

サッカーの県の優秀選手に選ばれた盾を見せてくれた少年も。

 

 

安藤: 夜ひとりだと眠れずに寝かしつけている中学生がいます。その子も、よく「僕は中学卒業したら帰らなきゃだめなの?」と私に聞きます。親には帰ってきなさいと言われているのですが、本人はまだひとりで安心して寝ることができないほど、不安を抱えています。

 

その子には「自分で決めて帰りたければ応援するし、まだ帰りたくなければ、ここにいて良いんだ よ」と伝えています。もし、国が3年たったら施設を出るよう決めてしまったら、そういった子ども も帰さなければいけなくなってしまう。 

 

施設長: 新着情報に出てもらった、退所した子4人は、みな虐待を受けた子たちです。悲惨なケースの子もいましたが、その多くは家に帰るとは言いませんでした。ここから社会に旅立つこともあるのです。

 

中には、助産師の資格をとり夢を叶えた子もいます。帰省するかのように、「ただいま」と年末年始に帰ってくる子もいます。そういった子どもたちにとって、ここは「家」でありたいと思います。

 

安藤: いろいろな家族の形と距離感があると思うんですよね。里親に適する子もいるでしょうし、家に帰る方があう子もいるでしょう。ただ、一定の距離とった方が良い子どももいます。そういった子に私たちが居場所を作ってあげたいと思っています。

 

  

福 田 :  一 人 ひ と り に 寄 り 添 っ て 、 そ の 子 に し っ か り 決 断 さ せ る こ と は 大 切 で す よ ね 。 は じ め て 児 童 養 護施設に訪問しましたが、みんなすごく話かけてくれますよね。もっと心を閉じ、内向的な子が多い のではと思っていましたが、子どもたち一人ひとりがとてもあたたかかった。本当に、ここは子ども たちにとって安心できる家なのだなと感じました。 

 

 

■ 虐待は身近。ひとごとじゃない。 

 

安藤: クラウドファンディングを初めて、多くの方に応援されるようになりました。開始1週間で 200万円を達成できた驚きと感動ももちろんありましたが、金額以上に1つ1つのコメントにエネル ギーをもらえ、仕事の責任を感じました。 

 

福田:「 みんなが応援しているよ」「見守っているよ」という応援が、メッセージとして見える形に なり届くのは良いですよね。#こどものいのちはこどものもの と繋げることができ、これまでの活 動が無駄じゃなかったなと感じます。 

 

安藤: しかし、まだまだ「児童養護施設」の世間的なイメージは、実際働いていて子どもたちと接している私たちの感覚とギャップがあるなと感じます。

とくに、ドラマや映画、小説などを注意してみていると、おかしな人や容疑者が「児童養護施設」出身者とされることが、本当に多いのです。実際にはそうではないのに、「不幸の象徴」として軽々しく使われている。それを見て施設の子はどう思うのか、一歩先を見て考えてほしい。

 

児童養護施設は子どもたちの生活の場なので、発信できる部分には限りがあります。でも、本当に、知らない人が多すぎるのでは・・・。養護学校と児童養護施設の違いさえ知らない人もいます。

 

    

イメージを変えるためにも、子どもたちの日常や職員の生活や思いなどを、もう少し知ってもらい関心をもってもらうべきだと思っています。だから、今回の新着情報なども、児童養護施設を知ってもらい、興味をもってもらうチャンスだと思いできる限り発信しています。

 

新館の男子フロアで。この日も学校の友達がきていて、一緒に写真に写ってくれました。

 

施設長: 諸外国に比べて日本は施設養護が多く里親が少ないのが現状です。それを今、逆転させようとしています。里親か施設か、どちらかという視点で考えるのではなく、里親も施設も大切。そして、そういった場所で頑張る子どもたちを、地域全体で見守っていく必要があるということを伝えていきたいです。どちらにしても、子どもたちの明るさは、他の子となんら代わりないことをアピールしていきたい。

 

安藤: 児童養護や虐待を「自分とは縁のない、どこかの不幸な家の、おかしな親の事例」と、ひとごとのように感じている人が多いです。しかし、そうじゃないと思うのです。たまたま、しっかり仕事ができていて周りに相談できる人や家族がいるかもしれない。ただ、失業し て収入がなくなり、旦那などからもDVされ、家族など頼る人もいなければ、どんどん追い詰められ ていってしまう。そうなると、手をあげたくなくても、あげてしまう瞬間があるかもしれない。「虐 待やめろ」ではなく、どうすれば虐待しないようなネットワークや理解を深めていけるのか、そこを 社会全体で考えていく必要があるのでは。 

 

福田: 施設の中のことは、あまり触れてはいけないイメージでしたが、中にいる人が発信してくださったことが、とても大きいです。おさひめさんのような施設があれば、児童養護施設のイメージが変えられのではと期待がもてます。そして、なかなか目がいきにくい、地方の施設が積極的に参加してくださったことも、大きな意義であると感じます。児童養護施設は、前向きに生きる道を探す子どもたちが暮らしていることを、より発信できればと思います。

  

「新しい施設ができたら来てね」そんな声をもらいながら、最後に施設の子どもたちと一緒に集合写真を。

 

プロジェクトの募集は12月25日(火)まで。 おさひめチャイルドキャンプはネクストゴールの500万円を目指しチャレンジしています。 最後まで、かわらぬ応援をお願い致します。 

 

 

 

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ギフト

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【みなさんのご支援がホール建設の大きな力に!】

■ 子どもたちからの一言をつけた感謝の手紙をお送りします。
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【みなさんのご支援がホール建設の大きな力に!】

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2019年4月

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【みなさんのご支援がホール建設の大きな力に!】

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寄附者
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【みなさんのご支援がホール建設の大きな力に!】

■ 子どもたちからの一言をつけた感謝の手紙をお送りします。
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■ ホールに支援者様のお名前記載

寄附者
6人
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100,000

【みなさんのご支援がホール建設の大きな力に!】

■ 子どもたちからの一言をつけた感謝の手紙をお送りします。
■ 寄付控除の証明書を発行します。
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寄附者
7人
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2019年4月

300,000

【みなさんのご支援がホール建設の大きな力に!】

■ 子どもたちからの一言をつけた感謝の手紙をお送りします。
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【みなさんのご支援がホール建設の大きな力に!】

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■ 寄付控除の証明書を発行します。
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寄附者
2人
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