ミクロネシアでプラゴミを再利用して綺麗な海を次の世代へ

ミクロネシアでプラゴミを再利用して綺麗な海を次の世代へ

支援総額

2,147,000

目標金額 2,000,000円

支援者
248人
募集終了日
2020年11月19日

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プロジェクト本文

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目標達成の御礼とネクストゴールについて。

 

222名の方から、心温まるご支援をいただき、目標金額に到達することができました。本当にありがとうございます。

 お知り合いやご友人に紹介していただいた方、SNS等で拡散やシェアをしていただいた方、ありがとうございます。
 本当に多くの方々にこの活動を知っていただけることができ、賛同していただき、目標金額までたどり着くことができました。
目標を達成できたことをコスラエ州資源管理局の仲間達と共に嬉しく想っています。
皆様は、私たちだけでは到底達成することのできない目標に導いてくれました。


  そして、コスラエの仲間達と共に継続的な運用を実現させるために、次なる目標を設定させていただきます。  
現地での備品、消耗品購入、工房修繕費としてネクストゴールを300万円とさせていただきます。  
皆様の想いが詰まった大事な資金なので、節約できることは節約し、現地で継続的に運用し続けられるよう、集まった資金を大切に使わせていただきたいと思います。  
クラウドファンディング挑戦期間は2020年11月19日まで。
より多くの方にミクロネシア連邦コスラエ島の魅力、そしてこの活動を知っていただけるよう今後も精一杯頑張ります。今後も引き続き応援よろしくお願いいたします。  


イショ(田中大樹)  

 

 

 

 

 

 

 

 こんにちは、こちらの女の子が座っている椅子は、僕がペットボトルキャップから作った椅子です。

 

 この椅子は、体重60kgの僕が座っても大丈夫。材料はプラスチック(ポリプロピレン)の角材なので、耐水・防腐に優れています。この角材は、机などの家具や、床材・壁材などの建材としても使用できます。

 

 僕は鹿児島県の環境活動家、テンダーさんの下で、プラスチックのゴミ(プラゴミ)を一からリサイクルできる機械の作り方を学び、この椅子を作りました。

 

 どうして僕がこの椅子を作ったのか。これからそのお話をさせてください。

 

 

はじめまして、僕の名前はイショです

 

 はじめまして、僕の名前はイショです。生まれも育ちも埼玉県の日本人です。イショという名前は、ミクロネシア連邦コスラエ島にいた時にホストファザーが授けてくれました(本名は田中)。

 

 僕はJICA海外協力隊としてコスラエ州資源管理局に勤務し、小学生に向けた環境教育や、島内のゴミ削減の活動に従事していました。

 

 JICA海外協力隊になる前は陸上自衛官として、穴を掘ったり重い荷物を背負って歩いたりしていました。

 

 新型コロナウィルスの影響で日本に緊急帰国となってしまいましたが、コスラエ島に帰れる日を心待ちにしています。

 

 

 

 

これがイショの第二の故郷コスラエ島だ!

 

 僕が活動していたコスラエ島は、ミクロネシア連邦の東の端に位置する島。ハワイとグアムの間にある常夏の島です。島には600m級の山があり、海岸部では美しい浜辺が広がっています。

 

 

 

コスラエを象徴する山、スリーピングレディー女の人が寝ているように見える。 photo by Masa Michishiro(道城征央)

 

 コスラエの夕焼け photo by Masa Michishiro(道城征央)
コスラエの砂浜 photo by Masa Michishiro(道城征央)

 

 コスラエ島をより身近に感じてもらう為、東京湾に浮かべてみました。

 

 陸地の面積は109.13㎢。あの麩菓子で有名な埼玉県川越市とほぼ同じ面積です。人口は6616人で人口密度は1㎢あたり60人。ちなみに、東京都の人口密度は1㎢あたり6354人です。

 

 

出典:google map

 

 

 コスラエの6616人の島民は殆どがお互いに親せきか友人で、犬や鶏や豚と一緒に暮らしています。

 島にはせわしなさとは無縁の、平和でゆったりとした時間が流れています。

 

 

クリスマスに教会で行われるマーチングの様子
ココナッツの木の下で休んでいたお母さんと赤ちゃん

 

 公用語は英語ですが、島民同士はコスラエ語を話します。一年中暖かく、島にはバナナやココナッツが食べきれないほど実り、海に行けば魚やカニがたくさん採れます。

 

 また、世界有数のダイビングスポットでもあり、色鮮やかなサンゴ礁と魚たちはダイバーたちを魅了します。

 

海中のサンゴ礁と色とりどりの魚たち photo by Masa Michishiro(道城征央)

 

 

 

 

コスラエ島におけるゴミ処理の限界

 

 今、コスラエ島ではゴミ処理が大きな問題となっています。

 島にはゴミ集積所が1つしかなく、分別されないゴミが次々と積み上げられています。

 

 
島で唯一のゴミ集積所

 

 輸入した機械や車なども修理する道具がなく、壊れたその場で朽ち果てています。

 
 
コスラエの庭先でどうすることもできず朽ちていく車

 

 

朽ちる木材

 

 産業が発展していないコスラエ島は、海外からプラスチック製品をたくさん輸入しています。

 

 そうして使われ、捨てられたプラゴミは島の外に出ていくことがなく、島に一つしかないゴミ集積所に積み上げられるか、海に投げ捨てられてしまっています。

 

 

コスラエの海に投げ捨てられたゴミ

 

 コスラエ島の海岸沿いを散歩をしているとき、僕はあるものを見つけ、自分の目を疑いました。

 

コスラエ島の海岸で拾ったペットボトルのゴミ
 
 

 遠く日本で作られたペットボトルがはるばる4260kmの海を越えてきて、コスラエ島の美しいマングローブや川や海を汚染する一因になっていたのです。

 

 ただでさえ島内で出るゴミの処理で手一杯な上、島の外からもプラスチックゴミが大量に漂着し、もはや自分たちの設備だけでは処理しきれません。

 
風の強い日は特に多くのゴミがコスラエ島の沿岸に漂着している

 

 
プラスチックのキャップに住むコスラエ島のヤドカリ

 

 
(出典:JICA環境ボランティア連携廃棄物実測調査報告書(J-AWARE)KOSRAE)

 このグラフは、コスラエ島で排出されるゴミの種類と割合を示しています。ご覧の通り、プラゴミが最も大きな割合を占めています。

 

 コスラエ州資源管理局の調査によると、今あるゴミ集積場にこのままゴミを積み上げ続けると、約4年後の2024年には限界に達する見込みです。

 

 新しいゴミ集積所を作るためには莫大な費用が必要な上、そもそもそれは島にゴミが増え続けるという根本の問題を解決しないのです。

 

コスラエ島の海岸に流れ着いたプラスチックゴミ

 

 

今、僕にできること

 

 もしプラゴミに新しく命を吹き込み、例えばそれが角材になったとしたら、コスラエのゴミ問題はどう変わるでしょうか。

 

 島に積みあがるしかなかったプラゴミを、角材に変え、家具や建材として使うことができたら。

 

 海岸のプラゴミが拾われ、ゴミ集積所の耐用期間も延び、朽ちてボロボロになった木製の家具や建材が減り、ゴミが島に留まり続けるループからシフトできると考えています。

 

 

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 コスラエ島で勤務しているとき、資源管理局の所長のブレアが僕に聞いてきました。

 

 

 ブレア「おい、イショ。知っての通り、コスラエではプラゴミの問題に困ってるんだ。日本ではどうやってリサイクルしているんだ?何か良い方法はないものだろうか?」

 

  イショ「ブレア!日本でプラごみから角材を作ってる人がいるみたいだよ!」

 

 ブレア「それはすごい!この島でもできないだろうか?」

 

  イショ「OKブレア!日本で作っている人に聞いてみるよ!」

 

 

ーー数日後ーー

 

 

 鹿児島県のダイナミックラボでプラゴミから角材を作っている環境活動家、テンダーさんとオンラインで話すことができました。

 

   イショ「コスラエ島でプラゴミをリサイクルしたいんですが。」

 

テンダー「日本から機械を送ることはできるけど、機械の仕組みを理解していないとすぐに壊れてしまうと思うよ。」

 

 イショ(う~ん、確かに機械だけ送られてきても、現地で運用できなくなって朽ちていった機械をたくさん見てきたし、それではこの島のゴミを増やしてしまうだけだな・・・・。日本に帰れる期間も長くないし※。どうすれば良いかもう少し考えよう。)

(※JICA隊員が任国の外に出られるのは、1年間で20日間のみ)

 

 

ーー数週間後ーー

 

 そんなやり取りをしているうち、新型コロナウィルスの影響でバタバタと緊急帰国が決定。

 

 そこで僕は考えました。待機期間を無駄にしない為、そしてコスラエのゴミ問題が少しでも良くなるためにできることはなんだろう…。再派遣の見通しがつくまで日本でプラスチックのリサイクルを学ぶことはできないだろうか…。

 

 

よし!!

 

 

 

   イショ「テンダーさん!修業させて下さい!!!」

 

 

 

 そうして僕はコスラエのプラゴミ問題を改善するため、鹿児島にやってきた!!

 

 

 

----------------------------------------------------------

 

 

鹿児島県の海岸で拾ってきたプラゴミを洗っているところ
 
インジェクション(射出成型機)の電気配線を作っているところ
 

 

フライス盤で金型用のアルミをを削り出しているところ
 
ペットボトルキャップを破砕し、​​​​​溶かして金型に流し込んで作った角材から椅子を作っているところ

 

 

 金属加工や溶接、3D設計だけでなく、システム思考からイノシシの解体まで教えていただきました。不慣れなことばかりでしたが、コスラエ島の美しい自然と人々の笑顔を守りたい、という一心で取り組むことができました。

 

 プラスチックを判別し、細かく破砕して、溶かして再成型し、角材を作る。それぞれの工程にそれぞれの機械が必要なのですが、その機械をつくるにあたって高価な道具を使わずに、ノギスで正確に測り、やすりで削り、切断や溶接を行い、すべてを自分の手で作れるようになりました。

 

 

プラスチックを破砕して小さな破片にする機械(シュレッダー)

 

 

ペットボトルキャップを破砕して細かくしたもの

 

細かく破砕したプラスチック片を金型に流し込んでタイルやバングルを作る機械(インジェクション)
 
 
 
インジェクションを使って、ペットボトルキャップから作ったクリップ

 

破砕したプラスチック片を金型に押し出して角材を作る機械。(エクストルージョン)(現在製作中)
 
 
エクストルージョンを使って、ペットボトルキャップから作った角材

 

 

 以上の3つの機械が僕が数か月かけて一から作ったプラスチックリサイクルの機械です。それらの機械をコスラエ島へ輸送したいと考えております。

 

 

ペットボトルキャップから作った椅子

 

 

 

プレシャス・プラスチック・コスラエとは~ゴミから収入を得る仕組みづくり~

 

 

 

                

 

   

 今回のプロジェクトでは、オランダで始まったオープンソースプロジェクト「Precious Plastic(プレシャス・プラスチック)」を、コスラエ州資源管理局と一緒に、コスラエ島でのプロジェクトとして取り組みます。

 

 プレシャス・プラスチックでは、個人レベルでプラスチックをリサイクルするためのあらゆる情報が蓄積されていて、世界中でたくさんの人がこのオープンソースプロジェクトに参加しています。

 

 プラスチックをどのように集めるか、それを判別し、細かく破砕し、溶かし、押し出して角材を作り、どのように商品化するかまで、全ての情報が公開されています。

 

 

 

プレシャス・プラスチックが公開している機械や商品
precious plasticより引用(
Say hi to the Precious Plastic Universe
)​​​

 

 

 今回コスラエ島のゴミ問題を改善するために行うプロジェクト。その名も「プレシャス・プラスチック・コスラエ」。

 

 島にあふれたプラゴミを資源として活用し、家具や建材を作ります。

 

 この島では、潮風や高温多湿な気候、シロアリなどの影響で、木造の建物や家具が1年~2年で朽ちてしまうという問題があります。

 

 そこで、プラゴミ100%を原料とした耐湿、防水の建材を作ることができれば、建物や家具の寿命を延ばすことができます。

 

 

 どうして僕が冒頭の椅子を作ったのか。

 

 それは、コスラエ島の人たちが廃プラからできた製品を実際に手に取って重さや硬さを感じることで、プラゴミをリサイクルすると島にどんな変化が起きるかを想像して欲しかったからです。

 

 

 

日本からコスラエに送った椅子を手に取るコスラエ州資源管理局のキヨブマストン

 

この椅子は約一か月かけて鹿児島県からコスラエ島に空輸されました。コスラエの仲間達もプラスチックをリサイクルできる日を心待ちにしています。

 

 

 

 

 「プレシャス・プラスチック・コスラエ」では、

 

 ・島のプラゴミ問題

 ・すぐに朽ちてしまう木材問題

 

 この2つの問題の解決に向けて島の人達と一緒に取り組みます。

 

 皆さまに賛同していただけたら、資金はプラゴミをリサイクルする機械をつくるのにかかった費用とその輸送費、現地での運営費に充てさせていただきます。

 

 僕とコスラエ州資源管理局のスタッフが一緒に現地での保守管理、運営を行います。

 

 

クリーンアップイベント後にコスラエ州資源管理局の仲間達とコーラで乾杯!(みんなお酒を飲まない)​​​​​
 

 

 さらに、「プレシャス・プラスチック・コスラエ」を通して、プラゴミを拾うことで収益が得られるようなシステムを構築します。

 

 そうすることでみんなが進んでゴミを拾いたくなり、プラゴミに新しい価値が生まれると思うのです。

 

 すでにコスラエ島では、現地のホテルがアルミ缶、ボトル瓶、ペットボトル、カーバッテリーなどを買い取る事業が始まり、住民が自発的に空き缶やペットボトルを拾うシステムができています。

 

 

早朝に自発的に空き缶を拾うコスラエ島の住人

 

 

 プラスチックについて勉強する前の僕は、プラスチックの種類であるポリエチレンやポリ塩化ビニルの違いなんて分かりませんでした。ただ一緒くたにプラスチックととらえていたのです。

 

 しかし今では、プラスチックの種類や性質、何℃で溶けるのか、どのプラスチックを燃やすと身体に有毒なガスが出るのかといった知識を身に付けることができました。

 

コスラエ島で一緒くたに野焼きされるゴミ

 

 コスラエ島の一部の人たちは、日常的にゴミを野焼きしています。木も紙もプラスチックも一緒に燃やし、その煙を大人も子供も浴びています。

 

 プラスチックと身近に接することで、島の人たちは正しい知識を持ってプラスチックを認識できるようになってほしいと願っています。

 

クリーンアップイベントでの一枚。JICA隊員キェロ(現地名)と同僚のビトウィン

 

 

プレシャス・プラスチック・コスラエの描く未来
~故障品を直してゴミを出さない暮らしへ~

 

 テンダーさんのもとで一からモノづくりをしてみて、モノを作り、修理するためには、きっかけ、道具、情報、技術、仲間が必要だと強く感じました。

 

 「プレシャス・プラスチック・コスラエ」が成功した後も、機械を修理する工房を開放し、島のみんなが壊れた機械を自分で修理することができる環境をつくりたいと考えています。

 

 ゴミ集積所では、工具さえあればすぐに修理して使えるようなものもよく目にしました。コスラエ島の人々には、機械を修理する為の道具も技術もなかったのです。

 

 

積みあがるゴミの前に立つ男性
 

 「設備がないから、機械が壊れたら捨てるしかない」という今の価値観を、「工房に来たら壊れたものを修理してまた使うことができる」というものに変えていきたい。

 

現コスラエ州資源管理局のオフィス移転に伴い、使用されなくなるオフィスを少し補修して、僕と同局スタッフが工房として管理、運営します。

 

コスラエ州資源管理局の現オフィス
 
フォトジャーナリスト道城征央呼びかけによるクリーンアップでの一枚

 

 

 コスラエ島のホテルでは僕たちの作成する廃プラからのタイルや家具をお土産品として販売することを検討してくれています。

 

ペットボトルキャップを破砕してインジェクションで作ったタイル(ダイナミックラボにて)

 

海岸漂着ゴミを破砕してインジェクションで作ったバングル(ダイナミックラボにて)

 

 

 

「自立の為の道具の会」さんが協賛してくださいました。

 

日本には、使われなくなったけどまだ使える工具がたくさんあります。長野県に自立の為の道具の会(TFSR Japan)という団体があります。

「自立の為の道具の会」は、使われなくなったり、眠っている道具を生き返らせ、発展途上国で道具を必要としている人々に送る、リサイクルと海外協力を目的とした活動をおこなっている団体です。

この会の代表の鈴木さんに今回の「プレシャスプラスチックコスラエ」について賛同していただき、多くの工具を寄贈していただけることになりました!

 

 

 

- プレシャス・プラスチック・コスラエのこれまでとこれから-

※新型コロナウィルスの影響でプロジェクトに遅延が発生する可能性があります

 

 

 

 

 

- 資金の使用用途 -

 

■プレシャスプラスチック機材の材料費:30万円 

シュレッダー(破砕機)、インジェクション(射出成型機)、エクストルージョン(押し出し機)、各種予備パーツ

(自分で作った為、ほぼ原材料費のみ)

 

■メンテナンス機械購入費:38万6千円 

3Dプリンタ、フィラメント、コンプレッサー、レバーシャー、テスター、ねじ類、スプレー類等

 

■輸送費50万円

日本郵便 20kg(11,850円)× 40個

海運と空輸を検討した結果、海運では日本から3ケ月以上かかるのと、

コンテナで送る際に一度に全てが破損または紛失するリスクを回避する為に空輸で送る予定

 

■現地運営費38万円  

工房補修費用、現地で必要になる際の物品購入費

 

■フォロー費(フォロー品準備及輸送費):5万円

 

■readyfor手数料:26万4千円  

 

※渡航費:12万円  

新型コロナウィルスの影響により、再赴任できるかどうかは

JICAとミクロネシア連邦の判断によって変わります。

もしJICA海外協力隊の身分のまま再赴任できた場合、

このお金は全て現地運営費に充てさせていただきます。

 

■合計金額:200万円

 

 

 

最後に

 

2020年3月、新型コロナウィルスの影響で僕は急遽日本へ帰国が決定し、お世話になった人たちにろくに挨拶もできないままコスラエ島を後にしました。

 

僕がコスラエ島で活動できたのはたった8ヶ月間でしたが、ホストファミリーは涙を流して「必ず戻ってこい」と僕を見送ってくれました。

 

「必ず戻る」と言った僕は、いつの間にかコスラエ島が第二の故郷となっていたことに気がついたのです。

 

ご存知でしょうか。コスラエ島を含むミクロネシア連邦の人々は太平洋戦争中、日本の統治下にありました。それによって、生活が一変してしまったのにも関わらず、日本のことを今でも好意的に思ってくれています。

 

日本語がそのままコスラエ語として定着したものもあり、島民の一部には日本語を話せる人もいます。同僚が車のことを「ジドウシャ」と言っていた時は驚きました。

 

2011年の東日本大震災の際には、多くの人が僕たちと一緒に悲しみ、募金をしてくれました。

 

しかし、日本に住んでいて、この国や島のことを知っている人がどれだけいるでしょうか。僕たちがなんとなく捨てたゴミがこの美しい島の海岸を汚し、彼らの心を痛めていると、どれだけの人が知っているでしょうか。

 

 

コスラエ島にて東日本大震災後のチャリティーイベントの様子

 

 

僕は自分の第二の故郷であるコスラエ島の美しい自然を守りたい。次の世代の子どもたちに繋けたい。そんな想いで、コスラエ島の人々と力を合わせ、このプロジェクトに取り組んでいます。

   

 

 

 

このプロジェクトを成功させるために、皆様の力が必要です。

どうかよろしくお願いいたします。

 

 

※このクラウドファンドは、JICA が実施するものではなく、隊  員個人の責任で行うものです。

 

・プロジェクトの終了要項

 

寄贈するもの:プラスチックリサイクルマシン及び修理工具

寄贈個数:プラスチックリサイクルマシン3機、修理工具一式

寄贈完了予定:2021年09月01日

寄贈先:ミクロネシア連邦コスラエ州資源管理局

https://www.facebook.com/groups/471279139735300

その他:寄贈したプラスチックリサイクルマシン運用が安定するまで、現地で機械の運用方法や修理方法のサポートを行う

実施完了予定日:2021年12月31日

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プロフィール

田中大樹(ミクロネシア名「イショ」) JICA海外協力隊としてミクロネシア連邦コスラエ州にて2019年7月からコスラエ州資源管理局に勤務している元陸上自衛官。小学生やコミュニティに向けての環境教育、ゴミ削減活動を行い、コスラエ島の美しい自然を次の世代に引き継ぐ為に奮闘していた。現在はミクロネシアに帰れる日を待ちながら、日本でプラスチックリサイクルについて勉強中。

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リターン

3,000


リターンがいらない支援者様へ 3千円コース

リターンがいらない支援者様へ 3千円コース

リターンがいらない支援者様へ、お礼のメールを送らせていただきます。

申込数
76
在庫数
924
発送完了予定月
2020年12月

3,000


オンラインお茶会(グループ参加)

オンラインお茶会(グループ参加)

オンラインでコスラエ島での暮らしやJICA海外協力隊の活動の事などをお話します。

※1度に最大25名
※11/28(土)10~11時 19~20時
 12/06 (日)10~11時 19~20時
 12/08 (日)10~11時
 

申込数
6
在庫数
94
発送完了予定月
2020年12月

3,000


リターンがいらない支援者様へ 3千円コース

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 12/06 (日)10~11時 19~20時
 12/08 (日)10~11時
 

申込数
6
在庫数
94
発送完了予定月
2020年12月
1 ~ 1/ 19

プロフィール

田中大樹(ミクロネシア名「イショ」) JICA海外協力隊としてミクロネシア連邦コスラエ州にて2019年7月からコスラエ州資源管理局に勤務している元陸上自衛官。小学生やコミュニティに向けての環境教育、ゴミ削減活動を行い、コスラエ島の美しい自然を次の世代に引き継ぐ為に奮闘していた。現在はミクロネシアに帰れる日を待ちながら、日本でプラスチックリサイクルについて勉強中。

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