最終成果報告
支援者の皆様
お世話になっております。立命館大学考古学研究会で代表を務めておりました、立命館大学大学院日本史学専修M1の岡村隆洋です。
平素は当会の活動にご理解・応援を賜り、誠にありがとうございます。
この度は、立命館大学考古学研究会として実施いたしましたクラウドファンディングにつきまして、その成果をご報告いたします。
【収支報告】
≪収入≫
・頂いたご支援額:678000円
≪支出≫
・株式会社READY FORに対する手数料として:89496円
・報告書発刊費用として:440000円
・備品費として(高精度スキャナー購入代金):126990円
・備品費として(実測用マコ・ディバイダ―購入代金の一部として):21514円
以上の通り、頂いたご支援金は会の調査活動に活用いたしました。
【報告書の刊行について】

当会においてはクラウドファンディングにおける目標額設定当初から、学術調査報告書の刊行を目的にしており、その目標は先月31日付で刊行した『松尾山寺遺跡』をもって達成することができました。報告書は合計300部発行し、うち89部をご支援者様へ。残り211部を京都府立図書館・京都市図書館をはじめとした公共図書館、また京都大学・立命館大学をはじめとする各大学機関へ送付するほか、考古学的調査を担う京都市・周辺自治体における埋蔵文化財担当部局へもお送りし、今後の参考事例として活発に参照されることを期待しています。
当会としては2021年発行の『近世鷹司家墓所調査報告書』以来の3冊目の調査報告書となった『松尾山寺遺跡』の発刊は、改めて当会としても2008年の遺跡発見以来の悲願であり、今回このような形で報告書刊行を達成することができましたことを大変うれしく思います。


【リターンの発送状況について】
完成した報告書に関してですが、現在正誤表の作成作業を行っており、1週間以内には発送を予定しております。ながらくお待たせしておりますこと、大変申し訳ございませんが、もう少々の間お待ちいただけますと幸いです。また、お礼状に関しても四月中旬以降に順次お送りする予定です。もう少々お待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。
【今後の立命館大学考古学研究会について】
今回、15年来の悲願である『松尾山寺遺跡』の公刊を達成することができましたが、今後の立命館大学考古学研究会の活動においては引き続き京都市周辺の遺跡調査活動を継続していきたいと考えております。特に先日閲覧が可能になった京都府域における赤色立体地図の公開は、新遺跡発見のための大きな手掛かりとなり得るデータであり、今後の学生団体としての遺跡調査活動を支える重要な道しるべとなることが予想されます。今後とも、当研究会の活動にご期待ください。
また、今回の一連の調査活動を通じて、多くの公的機関と関わることができ、その結果、遺跡としての松尾山寺遺跡の認知度も大きく向上したことを体感しています。現段階では明確なことをお伝えすることが出来ませんが、いずれ皆さまへ松尾山寺遺跡の遺構・遺物などについて実際にご覧いただく機会もお知らせすることができようかと思いますので、引き続き活動報告・SNS等をご覧いただけますと幸いです。
改めまして、この度は立命館大学考古学研究会が主催するクラウドファンディング「学生の力で調査報告書を公刊したい【京都 松尾山廃寺 報告書作成費】」へのご支援を賜り、誠にありがとうございました。



















