プロジェクト終了報告いたします
プロジェクト終了報告をいたします。
この度は『龍と鳳凰に逢いに行く』出版へのお力添えをいただき、本当にありがとうございました。
現在、編集者、掲載社寺その他のご協力をいただき連携を取りながら、校了に向けて、今できる最大のフル稼働を行っております。
今はまだ製作途中段階のため、簡単な収支報告と、西村代表の謝辞をもって報告に代えさせていただきたいと思います。
皆様からの支援金の用途について以下のとおりご報告いたします。
- 調査、取材、記録のための費用として ¥160,000(関係書籍、カメラ等機材、レンタカー、燃料費等)
- 事務費として ¥30,000 (チップ、インク、紙、コピー代等)
- 通信費として ¥30,000 (切手、封筒等)
- クラウドファンディング経費として ¥350,000(READYFOR支払い、リターン諸経費)
- 出版社支払い ¥1,200,000(仮)
計 ¥1,770,000
謝辞(クラウドファンディング達成!)
周防大島活性化企画 代表 西村 直彦
周防大島という瀬戸内海の離島に残る大工達の技。淡路島・ 小豆島に次ぐ大きさのこの島には、60 社にも及ぶ神社と 60 を超える寺院が現存している。そのほとんどが 100 年前に活躍した 宮大工達の手による。とりわけ素晴らしいのが向拝や欄間に設えられた龍や鳳凰などの彫刻。過疎化の勢いに逆らい何とか活性化をと、ガイド本の製作を企画した。
本の製作には多額の費用が掛かる。これまで島の活性化の為の企画を幾度となく繰り返してきたがほとんどが赤字の事業であったため、今回はクラウドファンディングをと提示し、その方向で動いた。 事務担当の小林さんがレデイフォーを選んでくれた。
この島の人口は江戸末期に 65000 人を数えていた。そしてその人口 を100 年維持してきた歴史がある。今は17000人まで満たないが、つまりこの島出身の人々が日本国中で活躍されていると捉える事もできる。いや日本だけではない。移民の島 大島の人々はアメリカ・カナダ・ブラジル等々に至るまで。そのような大島にルーツを持つ方々にこの本のことをまず届けようと動いた。しかし「東京大島郡人会」等の開催がコロナの影響ですべて中止となるなど、大島への強い思いを持たれるであろう人々へのアタックが不可能になってしまった。
そんな不安の中、期限は迫る。毎日幾度となくレデイフォー へアクセスを繰り返し、全国からのご
支援を見つめた。見知らぬ方からのご支援にも幾度と涙しながら、4 月 17 日を迎えた。
目標の 150 万円を超える額が提示されている。ああ龍神が全国の皆さんと絆を結んでくれた。60 年も前の同級生たちとの連絡もいただいた。古建築関係の方々とも知己になれた。
製本は校正の段階に入り、終わりが少しずつ見えてきたところだ。全国 の皆様に『龍と鳳凰に逢いに行く』をお届けする事に心をとどめながら最後の製本作業を続けなければと思う。
沢山の示唆を頂いたレデイフォーの二之方さんを始め全国のご支援下さった皆様に感謝を申し上げ達成報告とします。
さいごに(現在の状況とリターン送付時期について)
本の製作についてですが、ただ今編集者と打ち合わせを重ねながら、社寺へ文章確認のため何度も足を運んだり、より専門的な目からの校閲をいただくなどしているところです。緊急事態宣言の関係でままならない部分もありますが、出来る範囲で出来ることを少しずつ進めております。今後、これ以上事態が深刻にならないことを祈るばかりです。
このような現在の状況と今後の見通しが立ちにくいことから、リターン送付開始は6月以降とすこし余裕を持たせていただきたく存じます。どうぞご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
*イラスト原稿も同時進行。急ピッチで進めております*