自分らしい最期を迎えるための絵本の出版にご協力ください ! !

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支援総額

3,220,000

目標金額 1,200,000円

支援者
232人
募集終了日
2023年6月30日

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プロジェクト本文

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【第一目標達成の御礼とネクストゴールについて】

 

2023年5月8日からスタートした本プロジェクトですが、5月20日にファーストゴールの目標金額であった120万円額を達成することができました。

 

総勢101名という大変多くの方々からご支援を頂きましたことに、チーム大津京一同心より感謝申し上げるとともに、皆様のご期待を改めて感じているところでございます。

 

今回、絵本の出版に向けて、多くの方々からご支援と温かいお言葉を頂いたことで、我々も背中を押され、セカンドステージに確信をもって臨んでいくことができます。

 

セカンドゴールは、350万円を目標としております。今回のプロジェクトは、絵本の販売にとどまらず、ダウンロードツールを利用した全国各地で気軽に行える「人生会議(advance care planning:ACP)」の普及啓発です。

 

そのためにも追加でいただいた資金を元に絵本とツール類の制作費用に充てさせていただきたいと考えております。

 

※仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

 

我々が、クラウドファンディングを選択させていただいた理由の一つとして「全国各地で当たり前のように人生会議ができる社会」を目指したいと考えており、その手助けとなる絵本「サイ五郎さんちの人生会議」へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年5月22日
チーム大津京 代表 西山順博

 

あなたは、人生の最終段階でどのような医療やケアを受けたいですか?

事故や病気や認知症であなた自身が意思表明できなくなってしまったら、延命治療や栄養補給や介護をどの程度まで行うことがあなたの希望に沿うことになるのか、ご家族にとっても医療者にとっても、とても悩ましい問題です。

 

「リビング・ウィル」とは…

 あなたがどんな医療を受けたいかを、ご自身であらかじめ意思表明しておくことです。

 

「人生会議」(ACP: Advance Care Planning)とは…

 あなたが受けたい医療や介護に加えて人生観なども含めて、ご家族や親しい人、医療・介護・福祉職などあなたを支える人たちと元気なうちに話しあっておくことです。

 

 数年前から厚生労働省も普及啓発をしていますが、「堅苦しい」「縁起でもない」と感じられてしまうのか、なかなか広まっていないのが現状です。

 

・「リビング・ウィル」にはどんなことを書いたら良いの?

・「人生会議」で何を話したら良いの?

・どんなカタチで意思を表明したら良いの?

 

 元気なうちに考えておこうと思っても、実際難しいですよね。

 

そこで、私たち『在宅療養サポートチーム:チーム大津京』は、「リビング・ウィル」「人生会議」をわかりやすく伝える[自分らしい最期を迎えるための絵本 ─ サイ五郎さんちの人生会議」を出版し、明るい気持ちで気軽に実践するための人生会議ツールとして[サイ五郎さんちの対話カード][人生会議の議事録][サイ五郎さんちの用語集]を作ることにしました。

 

私たちの願いは、この絵本をたくさんの方に読んでいただき、ツールを使って日本各地で「人生会議」が開催されることです。出版資金へのご支援と、情報の拡散にぜひご協力ください。   

 

絵本p2-3

 

『在宅療養サポートチーム:チーム大津京』とは

 

 

 2012年10月、在宅療養患者(利用者)が増加していく中、在宅サポートメンバーの顔の見える関係づくりと、スキルアップができる寺小屋のような居場所づくりを目的に、JR大津京駅周辺エリアで在宅療養に関わる様々な医療・介護・福祉職が集まって「チーム大津京」を立ち上げました。現在は、約100名が活動中。

 

 多職種が連携することで、以下の支援をより柔軟に総合的に行うことができます。

① 生命(生理的健康)に対する支援

② 生活の充実(生きがいを含む)に対する支援

③ 人生の満足(生きがいを含む)に対する支援

 

 在宅療養患者(利用者)のQOL 向上のために、2ヶ月に1回の定例集会で「在宅栄養療法」「排尿連携」などのテーマを決めてディスカッションを続けています。

 

 少子高齢化に伴って、国の医療政策もまた、「病院から在宅へ」と大きく変わろうとしています。

 

 現在、滋賀県大津市では、私たち「チーム大津京」をはじめ、医療・介護の多職種と行政を加えた7つの在宅療養サポートチーム(Home care support team:hST)が街全体を病棟に見立て、「道路は廊下、患者さんのお宅は病室」という考えのもと、在宅の患者さんが住み慣れたご自宅で〝理想のエンディング〟を迎えられるよう、多職種連携で支援しています。

 

 

チーム大津京の設立経緯については、

こちらのサイトをご覧ください。

活動内容については、

こちらのFacebookをご覧ください。

 

 

「リビング・ウィル」と「人生会議」を知ってほしい

 

 

 在宅療養サポート体制を進めていくにあたっては、でできるだけ多くの方に「リビング・ウィル」と「人生会議」の意味・意義を知っていただきたいと考えています。 

 

 なぜなら、命の危険が迫った状態になると、約70%の方が自分の思いを伝えることができなくなると言われているからです。人工呼吸器や人工透析などの措置は、一度始めてしまうと簡単に中止することができない延命治療です。元気なうちに本人の意思表示がされていなければ、仮に本人が望んでいなかったとしても、ご家族の望みで延命措置が行われるかもしれません。ご家族の中でもご意見が分かれて苦しまれる姿も数多く見てきました。

 

 回復の見込みがないのなら延命措置は要らないと考える人、延命措置を行って少しでも長く生きたいと願う人、それぞれの人が望むそれぞれの生き方や死に方を尊重するために、「リビング・ウィル」や「人生会議」がもっと普及してほしい...これが、プロジェクトを立ち上げたきっかけです。

 

わからないときは誰が決める?

 

元気なうちに

 

 どんな人でも、事故や病気や認知症などによって、思いがけないタイミングで自分の意思を伝えることができなくなる可能性があります。

 

 元気なときに「もしものとき」のことは考えにくいものですが、「リビング・ウィル」も「人生会議」も人生の最終段階だけではなく、自分らしく生きることを支えるものです。元気な時に開催するからこそ、自身の価値観、人生観を確認することができます。何度でも修正ができますし、修正を繰り返すと傾向が見えてきます。その傾向からその自分の本音に気づくこともできるかもしれません。

 

 |ご本人の人生観や価値観、ご希望に寄り添った医療及びケア事例 

 

この事例は、ガン末期で余命あと1週間と宣告された70歳代の男性のお話です。

 

病院での治療もかなわず、残された時間を病院で過ごすのか、自宅で過ごすのか。

男性とその妻は、残されたわずかな時間を自宅で過ごしたいと退院を決意しました。

自宅に戻った男性は、食事や水分摂取も進まず点滴を受けながら1日中ベッド上で過ごし、在宅医の管理のもと入院中とさほど変わらない生活を送っていました。

男性は、何をする気力も体力もない状態でしたが、妻に対して「お風呂に入りたい」とか細い声で訴えました。妻は一瞬驚きました。お風呂に入ることで命が絶えてしまうのでは。でも、夫が一番好きだったお風呂に入れてあげたい。妻は葛藤の末、決断しました。「残された人生に後悔はしたくない」「何とかお風呂に入れてあげたい」と。

ある日、訪問したケアマネジャー、訪問看護師に妻は言いました。「この人をお風呂に入れてあげてください」

それを聞いたケアマネジャーや訪問看護師は戸惑いました。入浴することで血圧が一気に下がりそのまま亡くなってしまうのではと。

「お風呂に入りたいですか」と尋ねてみると、目を閉じたまま黙って頷く男性。しかし、あまりにもリスクが高いため、在宅医に連絡し、男性と妻の思いを伝え相談すると、医師は言いました。「本人たちがそうしたいならお風呂に入れてあげてください」と。

医師に背中を押されたケアマネジャーと訪問看護師は、本人の思いを尊重しました。

極力身体に負担がないよう下着姿のままシーツをタンカー代わりにして浴室まで男性を運び、シーツごと浴槽に浸かってもらいました。

その瞬間、ほぼ会話もできないほど弱り果てていた男性が「気持ちいい」とはっきりした声で叫ぶように言いました。目は瞑ったままでした。ほんの5分程の時間でしたが、入院中入ることができなかった湯船につかることができた男性は、本当に心地よかったと思います。お風呂から運び出し、すぐに着替えて血圧を測りましたが、何とか無事でした。しかし、その二日後、男性は帰らぬ人となりました。

葬儀を終え、数日後、ケアマネジャーが妻に話を聞くため自宅訪問しました。

妻は、涙ながらに言いました。「最期に、主人が大好きだったお風呂に入れてあげられてよかった」

 

この事例では、事前にリビングウィルや人生会議を行ったわけではありません。

しかし、死を間近に迎えた時に「自分の最期はどうしたいのか」を夫に代わり、一番の理解者である妻が代弁し、夫を支援する医療職や介護職のスタッフにその思いをしっかり伝えた事例です。

 

十分に意思表明ができなくなった時点で、余命わずかになった本人の思いを代弁できる人が、必ずしもいるとは限りません。そのために、元気なうちから自分の終末期はどうしたいのかを話し合っておくことは有効です。

何も大げさな話は必要ないのです。この事例のように「最期はお風呂にゆっくり浸かりたい」といったことでもいいですし、「大好きなお肉を食べたい」そういったことでもいいのです。自分がしたいこと、落ち着けること、心が和むこと、そんなことを人生会議で話し合ってみてください。

私たちは、そのお手伝いがしたいのです。自分らしく人生を終えていただくために・・・。

 

 

プロジェクトの内容とリターン

 

 

 自分らしい最期を迎えるための絵本『サイ五郎さんちの人生会議』を出版し、同時に、「人生会議」に使っていただく3種類のツール[サイ五郎さんちの対話カード][人生会議の議事録][サイ五郎さんちの用語集]を制作します。この絵本とツールをできるだけ多くの方にお届けし、実際に人生会議を開催していただきたいと考えています。(※ツール類のデザインイメージは現在検討中のものです。実際にお送りするものとは若干異なる可能性があります。ご了承ください。)

 

 

サイ五郎さんちの人生会議セット

 

 このプロジェクトの主要なリターンです。 下記4点をセットにしてお届けします。

 

  ●1 自分らしい最期を迎えるための絵本

    『サイ五郎さんちの人生会議』

  ●2 サイ五郎さんちの対話カード

  ●3 人生会議の議事録

  ●4 サイ五郎さんちの用語集

 

 ●2〜●4は、書店では売っていない印刷されたツールを送付いたします。(書店で絵本を購入していただいた方はPDFでダウンロードできます)

 

 

 

●1 自分らしい最期を迎えるための絵本『サイ五郎さんちの人生会議』

 

 「リビング・ウィル」や「人生会議」 をやさしく正しく解説している絵本です。

  • 出版社:株式会社 日本医療企画
  • 発売予定日:2023/6/20
  • 単行本:72ページ
  • 判型:B5より少し小さいサイズ
  • 定価:1,700円(税別)
  • 目次:

    第1話:リビング・ウィルってなに?

    第2話:どんなことを書けばいいの?

    第3話:リビング・ウィルと救急車

    第4話:リビング・ウィルと人生会議

  

絵本

 

●2 サイ五郎さんちの対話カード

 

 人生の最終段階での医療・ケアをご家族と一緒に考えるための全部で56枚(10枚+44枚+2枚)のカードです。(A4サイズの用紙に印刷してミシン目を入れた状態のものをお届けします。切り離してお使いください。)

 

リビング・ウィルカード(10枚)

「リビング・ウィル」として意思表明しておきたい項目が書かれています。

(最期の場所、心肺蘇生や人工呼吸の処置、栄養補給や水分補給の方法など)

 

 

人生会議カード(44枚)

「人生会議」で話し合っておきたい内容、これからの人生をどう生きたいのか、受けたい医療や介護に関する項目(「人生会議」での問い)が書かれています。

(趣味や性格について、大切なもの、家族に伝えたいこと、人生の理想の最期など)

 

 

なんでもカード(2枚)

自由に使えるカードです。

 

 カードの問いにひとつひとつ答えていくことで、自分の気持ちを確かめてみてください。

 

 難しいなと感じた質問には、すぐに答える必要はありません。次の機会にでも、何度でも、ゆっくり話し合って考えをまとめていくことができるツールです。

 

 カードの問いについては、ご利用いただいた後でみなさんのご意見をサイトにお寄せください。それを元に更新して、サイトからダウンロードできるように検討していきます。

 

 

●3 人生会議の議事録

 

 ご自身の考えや、「人生会議」で話し合ったこと、「リビング・ウィル」で決めたことなどを日付と一緒に記録しておくためのシートです。

 

 「リビング・ウィル」も「人生会議」の結果も、いつでも何度でも書き直すことができます。「人生会議」の度に使っていただけるようA4サイズで5枚入り。足りなくなったらサイトからダウンロードしてお使いください。

 

 

 

●4 サイ五郎さんちの用語集

 

 この絵本の中にでてくる医療や介護の専門知識や概念について、もっと知りたいと思った時に読んでいただく説明やリンク集を8ページにまとめた資料です。特に、延命治療について詳しく解説してあります。

 

 

<注意事項>

サイトへのお名前掲載リターンに関する条件の詳細については、リンク先の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#betten

「サイトへのお名前掲載」はこの事業を継続している限り、無期限で継続させていただきます。ただし、将来的に事業の運営が難しくなった場合でも、支援者様への返金は致しかねますのでご了承ください。

 

ご支援確定後の返金やキャンセルはご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
本クラウドファンディングへのご支援は、税制優遇の対象になりません。
リターンは3000セット用意してありますが、万一品切れになりそうな場合はすぐに追加発注いたします。その場合、到着が少し遅れる場可能性がありますが、遅延の可能性がでた時点でメールでご連絡した上で、必ずお送りいたします。

 

絵本の登場人物たち

 

絵本の登場人物たち

 

 

実現したいこと

 

 

 誰もが「もしものとき」に備えて、元気なときに「リビング・ウィル」で意思表示をしている社会。大切な方とゆっくり「人生会議」をする時間をとれる社会。

 

 病院で行われるカンファレンスや在宅で行われるサービス担当者会議も、当たり前のように「人生会議」の場となり、ご本人を中心に医療と介護と家族が一体となって地域での看取りが一般化する社会をつくりたい。

 

 子供から大人までが命の尊さを直視できる社会にすることが目標です。

 

今をどういきるかを考える

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

 

プロジェクトの3つのゴール

 

 既に3,000冊の絵本の制作は色校正の段階まで来ており、6月20日には発刊予定です。

 

 このプロジェクトでは、ファーストゴールとして絵本の印刷費用の約半額を目標にしています。

 

 セカンドゴールで絵本とツール類の制作費用全額を目標とし、サードゴールでは、人生会議を開催された方たちと交流できるようにサイトを整備して次の開発にとりかかり、更に多くの方に絵本をお届けするステップに進みたいと考えています。

 

 プロジェクトの成立・不成立に関わらず、公式Webサイト「サイ五郎さんちの人生会議」や、Facebookグループでの活動は充実させていきます。

 

 公式Webサイトからは[サイ五郎さんちの対話カード][人生会議の議事録][サイ五郎さんちの用語集]をPDFでダウンロードすることができます。特にカードについては、実際に使っていただいた方からのご意見・ご感想、新たな利用方法や工夫を募集して、定期的に更新していく予定です。また、将来的にはアプリ化を考えています。

 

 劇団「おおつ在宅療養応援団」で演劇化することも想定しています。(過去の公演:大津市医療福祉フォーラム:2016「知ってほしい…在宅で看取ること」、2019「安心してください!しっかり支えます!!〜認知症の方が住みやすい大津に〜」)

 

 できれば将来的には、「認知症になったサイ五郎さん」や「訪問診療を受けることになったサイ五郎さん」など、在宅療養に関するサイ五郎さんちシリーズ(ツールつき)も出版したいと思っています。

 

 

なぜクラウドファンディングなのか?

 

 絵本のカタチは書店の医学書コーナーには馴染みにくく、比較的高齢者が対象のため絵本コーナーにあっても違和感がある、そういうタイプの書籍です。最初から全国の書店に置いてもらえることもおそらく難しく、書店では目に触れる機会が少ないかもしれない。。。本当に必要としている人に届けるために、まずはクラウドファンディングで広めたいと考えました。

 

 

あらためてご支援のお願い

 

 「リビング・ウィル」と「人生会議」を多くの方々に知っていただきたいという強い思いから、このプロジェクトにチャレンジしました。絵本『サイ五郎さんちの人生会議』をきっかけに、自身の人生を振り返り、立ち止まり、もしものときどう生きたいかをぜひ考える機会としていただければと思います。悔いなく生き抜くために、自分自身、大切な人を応援するために、このプロジェクトにご賛同ください。

 

プロジェクト実行者 

チーム大津京 代表 西山 順博 


「人生会議」の前に、「人生会議」に、「人生会議」の後に、絵本やツールをご活用いただき、全国各地で「人生会議」が開催されるきっかけになればと願っています。

 

プロジェクト実行者:西山


チーム大津京メンバー

 

絵本作者(今川 ゆみ)からのメッセージ

 

 チーム大津京さんの「地域の在宅療養」の活動を知ったのは私が大学生の頃で、当時の私はリビング・ウィルのことを聞いたこともない美術系の学生でした。

 

 私の周りでもリビング·ウィルを知っている人はほとんどおらず、いずれは向き合う「自分の最期を考えることの大切さ」について、多くの人に知ってもらえるお手伝いができればと考えました。

チーム大津京の西山先生に取材をさせていただき、分かりやすく親しみやすいツールを目指して卒業制作として提案したのが、この絵本が生まれたきっかけです。

 

絵本作者

 

 その後、私が学校を卒業してから月日が流れ、今では「リビング・ウィル」だけでなく「人生会議」というワードが新たに出てきて、家族や身近な人に自分の考えや価値観を伝える重要性も高まってきていると感じました。

 

 絵本を出版するにあたり、「人生会議」というワードを軸に、改めてどのような絵本やツールとして伝えていくと良いのかを考え、内容も再構成しています。

イラストやテキストについては医療観点でチェックをしていただき、第4話に「リビング・ウィルと人生会議」を追加するなど、時間をかけて何度もやり取りを重ねながら、新たな絵本とツールとして作り上げました。

 

 絵本の中に出てくるリビング·ウィルの内容を表現したカードは、様々な項目のカード1枚ずつ手に取れる仕様にすることで、自由に選択してもらいやすくしています。

全体的に明るくやさしいデザインを心がけ、人生の最期を考えたり、家族といっしょに話し合ったりする時間が、少しでも暗く辛いものにならないようにという思いを込めて、 サイ五郎さんという動物が主人公のイラストを使ったデザインにしました。 

 

 この絵本やツールをとおして、自分や家族の「人生の最期をどのように迎えたいか」について身近に考えてもらうきっかけとなれば幸いです。

 

 

応援メッセージ

 

 

北澤 彰浩 様 |伊豆保健医療センター地域ケア部 部長

 

 だれもが人生の最期に迎える旅立ち。旅立つためには準備が必要ですよね。そう、旅じたく。旅じたくが出来てなかったら不安で心配でおちつかないですね。普通の旅じたくならだれでも出来るのに、何故か出来ない旅じたく。それが人生の最期の旅立ちのための旅じたくです。そのために必要な「リビング・ウィル」や「人生会議」についてわかりやすい説明がここにあります。

 あなたもサイ五郎さんと一緒に始めませんか「旅じたく」を。

 

推薦者

 

 


中井 昭宏 様・松田 香純 様

 

 病室とは違いご自宅で生活を過ごされている人にとって、人生の最期は少し縁遠いものとお考えの方も少なくないと思います。日々訪問診療、訪問看護にて関わらせていただいている患者さんさえも、最期については漠然と考えられているお宅も少なくありません。実際の話、がん末期のご婦人の例では、徐々に衰弱されてきていましたが「主人の足が悪く、病院に見舞いに来てもらえないし迷惑かもしれないけど自宅に居たい。」と話され、ご主人からは「見舞いに行けないから、できたら最期まで自宅に居らせたい。」と私たち医療者には伝えておられましたが、ご本人さんのご姉妹が久しぶりに来て、少し弱った姿を見て「このままではダメだ。」と救急搬送依頼、入院、そのままご主人とは会えずに数日後に亡くなられたということもありました。他にも在宅で過ごされる患者さんのさまざまな最期を経験してきました。

 

   いろいろな場面でこの絵本やカードがあったら最期が変わっていたな、と思います。

 

   具体的でわかりやすい絵本・カードを「考えておいてね。」と実際に手渡せることで、今まで口頭で確認してきたことに対してすぐには返答できなくても、目で見てゆっくり考え、気づき、意思表明のきっかけの機会になること。冷蔵庫、電話の傍に置くことで他の親族、ケアマネ、ヘルパー、救急隊員等多職種とも共有することが可能になると確信しています。

 

 そうなれば、今後の訪問診療、訪問看護の方針も定まり、より良い在宅生活を有意義に過ごしてもらうお手伝いができると想像が膨らみました。周りの訪問看護師さんにもぜひ勧めたいと思います。

 

推薦者の写真

 


村田 久枝 様 |大阪警察病院 薬剤部長、天王寺区薬剤師会 副会長

 

 私は、長年、急性期病院で薬剤師をしています。

 

 亡くなった父は、アルツハイマー型の認知症で、大腸がんを患っていました。大きかった父が、少しずつ物忘れがひどくなり、痩せてきて、私は、娘として薬剤師として「最期」を意識するようになりました。元気な父と、少しとぼける父と、しんどくなってきた父と、長い月日の中で、父と交わした言葉を思い出しながら、母と治療方針を相談しました。母も私も納得して看取れたのは、我が家なりの人生会議のおかげかなと思っています。

 

 近年、厚労省は、「人生会議」という愛称で、ACP(Advance Care Planning)の認知向上を図っています。大切な人の最期を考えることは勇気のいることかもしれません。

 

 とてもやさしいタッチで描かれているサイ五郎さんと一緒なら、自分の事も大切な人の事もゆっくりと考えていただけると思います。

 ぜひ、この絵本を手に取って、人生会議のきっかけにしてください。

 

村田様

 

 


小嵜 善通 様 |成安造形大学 学長

 

 この度、地元大津市で在宅医療を支援されている「チーム大津京」の皆さまと共創する形で、本学の卒業生が在学中に卒業制作として取り組んだ絵本が出版されることを聞き、たいへん喜んでおります。

 

 このような取り組みがクラウドファンディングを通して社会にさらに広がりますよう、大学としても願っております。 

 

 

 


ふぉれすと 様 |Instagram → toiro_otsu 

 

  「もしものとき」のこと、自分のことでも家族のことでもできることなら考えたくないですよね。でも、「もしものとき」も大事な人生の時間です。あなたや大事な人の人生を最期まで大事にするために、とてもわかりやすく、かわいい絵本で一緒に考えてみませんか?

 

 寝たきり生活9年目の私もやってみました!この絵本は最期のことだけじゃなくて、日々の生活で大事にしたいことも考えることができました。家族の団欒にもおすすめです。

 

 

推薦者

 

 


A. N. 様 |上智大学 総合人間科学部 教育学科

 

 この絵本を読んで「もしものとき」がいつくるかわからないということを改めて感じることができました。日本では、タブーとされている話題が多く臓器提供もその一つなのかもしれません。

 

 しかし、さまざまな最期の迎え方があることを知り、もしものときに最期まで「自分らしく生きるため」にも絶対に考えないといけないことであると思いました。

 

 自分そして家族と人生会議をしっかり開き、大切な家族の「もしものとき」についても話し合いたいと思いました。

 

推薦者

 

 


大草 真弓 様 |成安造形大学 教授

 

 この絵本は、作者の今川さんが成安造形大学の卒業研究として2018年に制作したリビング・ウィル絵本「もしものとき、どう生きたい?」をベースに編集されたものです。今川さんは、在学中にも医療連携プロジェクトに参加するなど、社会課題との向き合い方を考えていた学生でした。卒業制作のテーマに迷っていた時に、西山先生とチーム大津京のリビング・ウィルの啓発活動に出会い、資料提供やアドバイスを受けながら一気に絵本として描きあげました。

 

   卒業制作展で完成した絵本を見ていただいた西山先生からのお声掛けで、就職後に仕事の合間を縫って第4話の人生会議部分を追加して、出版の準備をすすめてきました。できるだけたくさんの方にこの絵本を手にとって読んでいただけますよう、みなさまのお力添えをお願いいたします。

 

応援者

 

 

プロジェクト実行責任者:
西山 順博(チーム大津京 代表)
プロジェクト実施完了日:
2023年8月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

在宅療養サポートチーム「チーム大津京」は、「自分らしい最期を迎えるための絵本『サイ五郎さんちの人生会議』」を株式会社 日本医療企画から出版します。 ご支援いただいた額は、下記に使用させていただきます。 ・絵本の印刷/制作費/校正/編集費/取次配送料/流通費(2,673,000円) ・対話カード・記録シート・用語集の印刷費(250,000円) ・送料/発送費(700,000円) ・Ready for手数料(17%) ・税金(10%)

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。

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プロフィール

西山医院の院長であり、大津医師会の理事としても地域を牽引しています。 病院勤務医の経験を生かし、NST (栄養サポートチーム)から一歩踏み込んだ、在宅での栄養管理を多職種連携で安定的に行う「在宅療養サポートチーム(hST)」を提唱し、実現しました。 現在、人口約34万人の大津市を、「チーム大津京」をはじめとした7つの医療・介護チームで支えています。全チームに共通しているのは、医療スタッフ・介護スタッフ・患者を支える家族が、垣根を超えて協働する理想的な連携です。

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リターン

3,000+システム利用料


alt

シンプルに応援コース-A

● 感謝のメール
● サイトへのお名前掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前を掲載させていただきます。20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

3,000+システム利用料


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シンプルに応援コース-B

● 感謝のメール
● 人生会議ツール(3種)のダウンロード権
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×1
・[人生会議の議事録 5枚]×1
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×1
「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」から[対話カード][議事録][用語集]の3種類をPDFでダウンロードできるパスワードを、メールでお伝えします。

※「人生会議ツール(3種)のダウンロード権 」には有効期限はなく、無期限で継続させていただきます。ただし、将来的に事業の運営が難しくなった場合でも、支援者様への返金は致しかねますのでご了承ください

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

4,000+システム利用料


ツールで応援コース

ツールで応援コース

● 感謝のメール
● 人生会議ツール(3種)をお送りします。
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×1
・[人生会議の議事録 5枚]×1
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×1
● サイトへのお名前掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前を掲載させていただきます。20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

4,000+システム利用料


絵本で応援コース

絵本で応援コース

● 感謝のメール
● 絵本「サイ五郎さんちの人生会議」を1冊お送りします。
・[絵本 サイ五郎さんちの人生会議 1冊]×1
● サイトへのお名前掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前を掲載させていただきます。20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
17人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

6,000+システム利用料


人生会議セット:1セットコース

人生会議セット:1セットコース

● 感謝のメール
● サイ五郎さんちの人生会議セット(4種)を1セットお送りします。
・[絵本 サイ五郎さんちの人生会議 1冊]×1
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×1
・[人生会議の議事録 5枚]×1
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×1
● サイトへのお名前掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前を掲載させていただきます。各20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
112人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

10,000+システム利用料


人生会議セット:2セットコース

人生会議セット:2セットコース

● 感謝のメール
● サイ五郎さんちの人生会議セット(4種)を2セットお送りします。
・[絵本 サイ五郎さんちの人生会議 1冊]×2
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×2
・[人生会議の議事録 5枚]×2
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×2
● サイトへのお名前掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前を掲載させていただきます。各20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
65人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

40,000+システム利用料


人生会議セット:10セットコース

人生会議セット:10セットコース

● 感謝のメール
● サイ五郎さんちの人生会議セット(4種)を10セットお送りします。
・[絵本 サイ五郎さんちの人生会議 1冊]×10
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×10
・[人生会議の議事録 5枚]×10
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×10
● サイトへのお名前や団体名掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前と団体名を掲載させていただきます。各20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

60,000+システム利用料


人生会議セット:20セットコース

人生会議セット:20セットコース

● 感謝のメール
● サイ五郎さんちの人生会議セット(4種)を20セットお送りします。
・[絵本 サイ五郎さんちの人生会議 1冊]×20
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×20
・[人生会議の議事録 5枚]×20
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×20
● サイトへのお名前や団体名掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前と団体名を掲載させていただきます。各20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

100,000+システム利用料


人生会議セット:40セットコース

人生会議セット:40セットコース

● 感謝のメール
● サイ五郎さんちの人生会議セット(4種)を40セットお送りします。
・[絵本 サイ五郎さんちの人生会議 1冊]×40
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×40
・[人生会議の議事録 5枚]×40
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×40
● サイトへのお名前や団体名掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前と団体名を掲載させていただきます。各20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

200,000+システム利用料


人生会議セット:100セットコース

人生会議セット:100セットコース

● 感謝のメール
● サイ五郎さんちの人生会議セット(4種)を100セットお送りします。
・[絵本 サイ五郎さんちの人生会議 1冊]×100
・[サイ五郎さんちの対話カード 56種]×100
・[人生会議の議事録 5枚]×100
・[サイ五郎さんちの用語集 1冊]×100
● サイトへのお名前や団体名掲載
ご希望の方には「サイ五郎さんちの人生会議サイト(https://www.saigorosanchi.com/)」にお名前と団体名を掲載させていただきます。各20文字までで、イニシャル、ペンネームも可能です。

支援者
1人
在庫数
19
発送完了予定月
2023年7月

プロフィール

西山医院の院長であり、大津医師会の理事としても地域を牽引しています。 病院勤務医の経験を生かし、NST (栄養サポートチーム)から一歩踏み込んだ、在宅での栄養管理を多職種連携で安定的に行う「在宅療養サポートチーム(hST)」を提唱し、実現しました。 現在、人口約34万人の大津市を、「チーム大津京」をはじめとした7つの医療・介護チームで支えています。全チームに共通しているのは、医療スタッフ・介護スタッフ・患者を支える家族が、垣根を超えて協働する理想的な連携です。

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