讃岐国分寺【空海の大日如来像】史上初の完全再現にご参加を！｜最終章

現在、そごう美術館（そごう横浜店６階）にて開催中の『彫刻家 大森暁生展』の目玉のひとつとして、本プロジェクトの展示コーナーがございます。同展におきましてもクライマックスと位置付けられ、展覧会場の一番最後に設けられています。

同展は基本的に撮影自由なのですが、本プロジェクトの展示コーナーはまだお披露目前の制作中であることもあり、撮影不可となっております。そこで、ご遠方のご支援者様の為にも本プロジェクトの展示コーナーについて詳しくここでご報告させていただきたいと思います。

もちろん、お近くの方は本当稿をご覧いただき、実際に実物を見に、ぜひ足をお運びくださいますようお願い申し上げます。７月９日まで無休・予約なしで毎日２０時まで開館しております。

メインとなる獅子４体と仏頭の展示コーナー風景

 

正面から

 

仏頭のアップです。五体の如来を十字型に貼り付けている宝冠は今回の仏像の３つの大きな特徴のひとつです。この小さな５体をレリーフや半肉彫りではなく、大森暁生先生は完全立体として彫刻しました。まさに超絶技巧です。

 

手前から、降三世明王、軍荼利明王、の獅子

 

手前から不動明王、馬頭明王、をそれぞれ表す獅子

 

本プロジェクトの解説パネル３枚

 

七宝の装飾品等のパーツを展示。製作は七宝作家/日本画家の菊地貴子さん。精力的に研究を重ね、大森暁生先生の期待に応える仏眼と白毫を完成させました。作家としての執念に脱帽です。

 

獅子と本尊の衣部分の彩色資料を展示

 

大森暁生先生直筆の本尊等身大図面も展示

 

蓮華座を構成するガラス製蓮弁を展示（左端が実物。右３点は制作に使用した木型およびそれによる複製）

 

展覧会場の一番最後には、動画の視聴コーナーが設けられており、若かりし頃の大森暁生先生の作品制作の記録動画と合わせて、最新の本プロジェクトの制作動画も放映されております。

以上が、本プロジェクト展示コーナーのの展示構成となっております。ぜひこの機会に、そごう横浜店に足をお運び頂き、コロナ以来久々という方もあろうかと存じますので、美術鑑賞と同百貨店１０階の飲食店フロアにてお食事などお楽しみいただければ、と存じます。