プロジェクト概要

東日本大震災で津波被害を受けた海浜で“ハマボウフウ”をはじめとした、植生の回復に取り組むためのシンポジウムを開催します!

 

はじめまして、鈴木玲と申します。札幌で、自然植生の復元などの技術者として働きながら、地元で環境保全や防災等の意識向上に向け、地域の親子と自然体験を行なう「手稲さと川探検隊」の代表をしています。東日本大震災後、「復興に向けた手助けをしたい!」と現地へ足を運ぶと、大きな津波の爪痕の残る海岸で、少しづつ回復を見せるあの日生き残った植物たちが今度は、防災工事などによって消えゆく危機に瀕していました。私は、残っている海辺の植物を、被災地そして北海道のみんなで一緒に回復させ、次世代に残す自然と文化を蘇らせたいと強く思います。

 

そこで、3月5日に北海道へ東北の方をお招きし、植生の回復について一緒に考えるためのシンポジウム開催費用にご協力いただけないでしょうか。

 

(被災後、たくましく発芽してきたハマヒルガオの芽です。)

 

(こちらが咲いた、ハマヒルガオの花です!)

 

今春から本格的に植生の回復に向けて動き出します!

 

被災地では、まだ一から苗を育てるだけの余裕がありません。また、私の住む北海道からでは、被災地への継続的な支援が難しいという現状があります。そこで、この両者の想いを結び、北海道で苗を育てて植えに行って交流することにしました。第一弾として北海道と東北の関係者数名が札幌で膝を交えて活動について話し合うキックオフ・フォーラムを開催したいと考えています。これまで私たちは、2013年春に、被災地の方々からの「ハマボウフウを復活させ、ゆくゆくは地元の食材として活用していきたい!」との想いを受け、”地元のハマボウフウを見つけて殖やせるまでの試行として”北海道の数名の支援者から種を譲り受け、岩手県釜石と宮城県仙台で蒔いて育てました。これらは地元のハマボウフウとの交雑などの遺伝子攪乱の危険があるため、海辺から離れた畑で育て、地元の種子が取れたら全て食べてしまうことにしました。その後、2013年秋には、現地に自生するハマボウフウやその他の海浜植物から多くの種を取ることに成功しました。

 

(仮設住宅での植栽活動で、みんなで苗を植えています。)

 

~今春から行う植生回復へ向けた流れについて~
(春)種蒔きを行ない、芽が出るまで育てます。
(夏) 春に植え、育った苗をポットに植え替えます。
(秋) 植えられるほどの大きさに育った苗から、現地に植えていきます。
そこまで育たなかった苗は来年まで育てて植える予定です。また、夏から秋にかけては、現地の海浜で種を採り、次の年へと繋げていきます。

候補地:釜石市鵜住居・名取市閖上(予定)


*すべての工程で、雪印種苗(株)の専門的な技術支援も受けて実施していきます。

 

沿岸沿いに住む方々は、海岸の自然とともに暮らし、それらを大切に想い、元の自然が戻ることを望んでいる!

 

震災後1年近く経ってから被災地を訪れた際、現地で復興を目指す「三陸ひとつなぎ自然学校」の伊藤聡代表・「名取ハマボウフウの会」の元会長の大橋さん、「荒浜再生を願う会」の貴田会長・苗づくりをしている加藤さんなど多くの方々、海岸の生態系保全のために調査や官庁との折衝に奔走している東北学院大学の平吹教授らと出会い、彼らが抱える深い悲しみと、それにも勝る剛さを感じました。また、あちこちの海岸に足を運ぶと、ハマヒルガオがひっそりと、しかし力強く咲いている姿が、現地で暮らす方々と重なり、大きな勇気をもらいました。あの日生き残った植物たちを守り、被災地の復興への希望の光を絶やさないようにしていきたいと思います。東北と北海道のネットワークで育てた苗を戻せるところから植えていき、だんだんと蜂やバッタそして蜘蛛などの虫も少しづつ殖え、元の生態系を回復させ、その恵みを受けていた文化も残していけると思います。

 

植生の回復を通して、これからの防災を考える。

 

今後は、このような取り組みから防災へ向けての情報共有や、いずれは被災地での苗づくりにつなげ、双方の市民団体や小学校での苗づくりによる交流なども行っていきたいと考えています。苗づくりと植栽などは時間をかけて行う大切な環境教育であり、またそのことを通して継続的な防災教育へとつながり、いつ起こるか予測不能な災害への備えとなるはずです。

 

(子どもたちも積極的に苗をポットに移す作業を手伝ってくれました。)

 

想いを共有して下さるみなさまからのご支援、どうぞよろしくお願いします!
そしてこの活動に参加していただいたり、復元していく東北の海岸を訪れてもらえたら嬉しいです。

 

◆シンポジウム日程

2014年3月5日 18:30~21:00 【40名程度】

 

◆引換券について
サンクスカード
進捗レポート
プロジェクトの進捗状況を4回/年程度発行するレポートをお届けします。
木製アクセサリー
蘇る海浜植生をイメージしたアクセサリーです。


現地宿泊券
釜石根浜海岸の宝来館(http://houraikan.jp/)に1泊できる宿泊券です。


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