支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 79人
- 募集終了日
- 2020年1月17日
盛岡の地に新しいシンボルを、みんなで。カワトクとともに、
#地域文化
- 現在
- 10,700,000円
- 支援者
- 599人
- 残り
- 79日
国立科学博物館マンスリーサポーター|地球の宝を守りつづける
#子ども・教育
- 総計
- 634人
病理標本をデジタル化した学習サイト運営を継続する
#医療・福祉
- 総計
- 3人
新渡戸記念館再生へ|稲造の遺した武士道の精神、日本の心を未来へ
#地域文化
- 現在
- 6,340,000円
- 支援者
- 199人
- 残り
- 38日
神戸朝鮮高級学校の生徒たちにより良い教育環境を!継続支援にご協力を
#地域文化
- 総計
- 94人
【月500円〜】西神戸朝鮮初級学校を支援!子供達の明るい未来の為に
#地域文化
- 総計
- 71人
ミャンマー|クーデター、洪水被害で困窮する人々に食糧、医療、教育を
#子ども・教育
- 現在
- 1,655,000円
- 支援者
- 64人
- 残り
- 25日
プロジェクト本文
終了報告を読む
Chem is TRY!=Chemistry
子ども達に「何事もやってみる」ことを伝えたい。
はじめまして、NPO法人Sea Cam Science Pacificの新田恭子と申します。
私たちは、理科の先生たちや日本化学会に所属する人たちの集まりです。
2004年頃から活動をスタートし、今年で15年。これまで幼稚園や学童教室、博物館、科学館にて、子ども向けに多数の実験教室を実施してきました。実験教室以外にも、夏休みに科学技術館で「なぜなに科学クイズショー」を開催したり、日本未来科学館の「サイエンスアゴラ」に出展してきました。
私たちが実験教室を行うのは、子ども達に実験を通して科学へ興味関心を持ってもらい、そしてそれを将来へ活かしてほしいからです。そして、研究者や技術者を目指す選択肢の中に入れてほしいと願っています。
それは日本の子ども達だけに対する思いではありません。活動は今や日本国内だけでなくアメリカやトンガまで活動の場を広げ、各地で実験教室を開催しています。
教科書や図鑑、YouTubeからでも、科学反応や科学現象を知ることはできます。しかし、必ずそれと同じ結果になるとは限りません。実際に自分の手で実験を行い、目で結果を見ることで、新たな発見もあります。子ども達にはこうした経験をより多くしてほしいと思っています。何事もやってみる。まさに、Chem is TRY!です。
感動したトンガの自然。
理科教師として、科学の分野で保全に貢献したい。
トンガに渡ったきっかけは、趣味のスキューバダイビングでした。
代表理事である私は、長年日本の中学高校で理科教員をしてきました。また海が大好きで約30年間スキューバダイビングで世界のあちこちを潜っています。
今から10年前の2008年、太平洋のあちこちを訪れる中で、スキューバダイビングの仲間内で“クジラと泳げる海”で有名なトンガに訪れました。そこで、運よく何頭ものザトウクジラと泳ぐという大きな感動を味わいました。
海の美しさと、ザトウクジラがのびのびと気持ち良さそうに泳ぐ風景は今でも忘れられません。
トンガが美しいのは海だけではありません。特に「ババウ島」はホエールスイムで有名です。この島に滞在し、人々と交流する中で、食生活や習慣など多くのことを知りました。
実は日本と同じ「刺身」文化もあります。日曜日にはすべての店が閉まり、飛行機も飛ばず、家族みなで教会へ行き、家族でゆっくりと過ごすことが定番。教会で流れる聖歌隊の歌は、それはもう素晴らしい歌です。この讃美歌を聞くだけで何だかパワーアップした気分です。
すっかりトンガに魅了され毎年訪れるたびに、気になる点も出てきました。ゴミや衛生、水などの問題です。
一見、外から見たら美しい環境の国に思えるトンガですが、現地の人々は異変を感じています。マイクロプラスチックの影響で傷つけられ、数が減ったクジラ。海を漂う、どこからか流れてきたゴミ。
世界で問題視されている環境問題が、ここトンガにも徐々に影を落としてきているのです。
問題を突きつけるのではなく、興味を持って学んでもらうことが大切です。
少し前まで、市場の横はゴミが散乱しており、そんな中で食料が売られていました。島の人たちの意識変化も含め改善がされてきてはいますが、小学校などのトイレをはじめとした、水・衛生の問題はまだまだ着手されていません。
この大好きな素敵な国のために何ができるか。そして何が必要なのか。
理科の教師である私たちができることは、現地の人たちに、理科・科学を通して、ゴミや衛生問題など環境に興味を持ってもらい、知識と経験を身につけてもらうこと。そしてそれを、トンガが抱える問題の改善に向けて動き出せるような人材を育成することなのではないかと考えました。
プラスチックのゴミを減らすにはどうしたらよいか。
学校の衛生問題はどうしたらいいのか。
綺麗な水をこれからも残していくためには何か大切なのか。
考えるべきことは、たくさんあります。しかし、いきなりそんな難しい問題を突きつけても、誰も幸せになりません。楽しくワクワクしながら未来を考え、自分の頭で考えながら行動を起こしていかないと、意味はありません。
楽しくワクワク未来を考えてもらうために、Science Houseをつくろう!
そこで考えたのが、トンガにScience House(サイエンスハウス=実験教室)を作ること。まずはトンガの子ども達にいっぱい「科学」「理科」に触れてほしい、興味を持ってほしい。そして学んでほしいのです。
現在トンガでは、予算の問題もあり特に小学校ではほとんど「実験」が行われません。そもそも、「理科」「科学」という科目への比重も低いように感じます。
一方的に教科書で科学式を暗記したり、本で見た実験の結果を学びとするのではなく、自らの手で触れて、結果を目で見て体感することで、科学と日常生活が結びつけて考えてほしいのです。
何事も体験からいろいろ学べると知ってもらうためにも、実験は身近なものをテーマにして、子どもに理科を学ぶことの楽しさやワクワクを伝えていきます。
〜過去出張実験教室でやったこと〜
◉風船を膨らませ、島の木になっていたオレンジの皮を絞って風船を割ったときは、大きな歓声が上がりました。柑橘系のフルーツの皮に含まれる「リモネン」という成分がスチレン系プラスチックを溶かすのです。
◉重曹とクエン酸はともに白い粉状のもの。これらを手のひらにのせ水を3滴加えただけで、しゅわしゅわと泡が出てきます。泡は二酸化炭素で、そして手のひらが冷たくなる「吸熱反応」が現れます。
この実験を行うと、一気に盛り上がります。高学年になれば二酸化炭素と言えば「温室効果ガス」そこから「地球温暖化」に関連付けられます。
これまで、トンガに短期で渡り、理科実験教室を数回開催しました。
実験をすることで子ども達は大興奮!小さな実験でも実践すると必ず発見があります。特に身近なものを使った実験だと、子ども達もどんどん自分たちでやろうとします。
日本を始め、世界の多くの国が助けあい、支援をしています。トンガにもJICAによる協力隊の人たちが入り、現地で頑張ってくれています。
ですが、自分の国の環境を自分たちで維持できるようになれば、もっともっと早く、より良い効果をもたらすことができるのではないでしょうか。そのためには、人材育成は急務だと考えます。
私の夢と、子ども達への未来の期待。
Science Houseには、色々な想いが詰め込まれています。
現在考えているScience Houseは、小さな一軒家を改造し、科学の展示や出張実験授業の展開する予定です。
地球や宇宙の誕生、歴史を展示で学んだり、静電気に関する実験などいろいろな体験ブース設置し、大きいスケールから目に見えないレベルまで学べるようにします。まずは身の回りに関係する「子どもの生活」に関連することから始めます。
体験・展示の至る所にクイズも。学びながら答えを出す過程を子ども達に提供します。展示やクイズは年2、3回変えていき、子ども達が放課後に寄って、楽しく新しい知識を身につけられる場所にしようと考えています。
しかし、準備はもちろん簡単ではありません。
現在、Science House建設に向けて、現地の有力者と場所の無償提供交渉をしています。教育に理解のある知事とお会いし、教育長も紹介していただき、色々な方々を巻き込みながら計画は進行中です。
日本と違って、トンガにはもちろん100円ショップもコンビニもありません。実験で使う道具が手軽に揃わないため、トンガに渡る前に日本で道具の準備をしていく必要があります。
日本の実験をそのまま実施するのではなく、現地で考え方や環境にあった実験をしていき、現地の子ども達に合わせた教室をしていきます。
定期的に日本からトンガに行くのでは時間も費用もかかるため、来年から移住をして、このプロジェクトに人生を賭けて取り組みます!
<Science House開設に向けて:今後のスケジュール>
資金調達を行いながら、2021年の開設に向けて動き出しています。
● 2019年〜2020年1月
クラウドファンディング終了。目標金額150万円。
● 2020年2月〜3月
渡航の準備開始。皆様にいただいたご支援でScience Houseで必要な機材を購入。
● 2020年7月〜
Science Houseの候補地(一軒家予定)を確定し、リノベーション開始。
● 2021年2月〜
Science House 開設!
人生の第2ステージ!
Sea Cam Science Pacificのみんなの思いも背負っています。
現在私は55才です。兼ねてからの夢であったScience Houseをつくること、そして大好きなトンガに、長年経験を培ってきた科学と教育の分野で貢献できる機会は、年齢的にもこれが最後だと思っています。
ただ、資金面で現在課題があります。必要な道具がトンガでは揃わないため、日本で準備をしていく必要がありますが、全てを揃えるとなると、まとまったお金がかかり、この先長いトンガでも生活を思うと不安もあるのが正直なところです。
やるからには、たくさんの方に応援していただき、見守っていただき、一緒に取り組んでいきたい。そんな思いもあったため、今回クラウドファンディングに挑戦させていただきます。
皆さまからご支援をいただいて、Science Houseに必要な展示物、実験に必要な材料、道具を購入させていただきたいと考えています。
特に欠かせないのは、人体解剖模型、骨格模型、バンデグラフ、顕微鏡、電子天秤。現地ではまず手にはいりません。また科学系は消耗品になるため、重曹やクエン酸、導線、電子オルゴールなど、大きいものから小さいもまでをできる限り購入して持っいく予定です。
トンガ王国に魅せられた私にできること。それはトンガの子供たちに日本の子供たちが体験できることを少しでもできるような環境を作ること。そう信じています。
この体験によって彼らが技術者や研究者への道へ歩み、トンガの素晴らしい環境保全のための働きができる人材へとなってほしいと願います。
皆さまのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
応援メッセージ
NPO法人Sea Cam Science Pacificメンバーより
私は東京都の中学高校で理科の教員をしています。今まで国内の多くの子どもたちに体験型の実験教室を実施してきました。幼稚園や小学校の頃から、自分の手を動かして科学実験を体験することで、自然現象を始め、いろいろな変化に子どもたちは興味・関心を持ちます。これがきっかけで多くの研究者も生まれました。
こうしたチャンスを、日本だけでなく世界のあちこちで実施できると良いと考えています。今回の「トンガにScienceHouseを作ろう!」の試みは大変だと思いますが、トンガの子どもたちの教育や、素晴らしい環境保全のために、ぜひぜひ実現させていきたいプロジェクトだと思います。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
特定非営利団体 SeaCamSciencePacific の設立は2019年1月ととても新しい団体です。活動としては今から15年前の2004年からいろいろな活動をしてきました。 公益社団法人 日本化学会「教育・普及部門委員会」の中の「化学だいすきクラブ小委員会」に属している理科の先生たちとその先生を応援する人たちの集まりです。 今までたくさんの実験教室を実施してきました。主に夏休みの実施が多くありました。科学技術館で行われた「なぜなにクイズショー」日本未来科学館で行われた「サイエンスアゴラ」にも出展しました。2010年日本で開催された「化学オリンピック」の宣伝のためには、日本のあちらこちらの博物館、科学館で実験教室を実施してきました。小学生・中学生が実験を通して科学への興味関心を持ち、これを将来へ活かしてほしい、研究者や技術者を目指してほしい、という願いをこめて実施しています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
10,000円
<リターン不要の方向け>Sea Cam Science Pacific と新田を全力応援!
・心を込めて感謝のメールをお送りいたします。
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
3,000円
お礼のメール
・心を込めて感謝のメールをお送りいたします。
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年2月
10,000円
<リターン不要の方向け>Sea Cam Science Pacific と新田を全力応援!
・心を込めて感謝のメールをお送りいたします。
※このコースは、リターン費用がかからない分、いただいたご支援金はサービス手数料を除いたすべてを活動内容に充当させていただきます。
※税制上の優遇処置対象ではありません。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年4月
3,000円
お礼のメール
・心を込めて感謝のメールをお送りいたします。
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年2月
プロフィール
特定非営利団体 SeaCamSciencePacific の設立は2019年1月ととても新しい団体です。活動としては今から15年前の2004年からいろいろな活動をしてきました。 公益社団法人 日本化学会「教育・普及部門委員会」の中の「化学だいすきクラブ小委員会」に属している理科の先生たちとその先生を応援する人たちの集まりです。 今までたくさんの実験教室を実施してきました。主に夏休みの実施が多くありました。科学技術館で行われた「なぜなにクイズショー」日本未来科学館で行われた「サイエンスアゴラ」にも出展しました。2010年日本で開催された「化学オリンピック」の宣伝のためには、日本のあちらこちらの博物館、科学館で実験教室を実施してきました。小学生・中学生が実験を通して科学への興味関心を持ち、これを将来へ活かしてほしい、研究者や技術者を目指してほしい、という願いをこめて実施しています。