《現地より》11/20世界子どもの日 | 両親がいない少女を支える祖母

 

「将来はお医者さんになりたい」

はにかんだ笑顔を見せたのはスニタちゃん(仮名・7歳)。

 

 

彼女の家庭へは、私たちの児童労働削減事業にて個別支援を行なっています。

いつもとても、おとなしく静かだという彼女は、私たちシャプラニールとCWINのスタッフが家庭訪問した際、とても明るい表情を見せてくれました。

 

彼女の家庭は複雑でした。両親は離婚、それぞれ別の人と再婚し家を離れており、現在は祖母が彼女と彼女の弟の面倒を見ています。

 

 

しかし高齢の祖母が一人で世話をしながら２人を学校へ通わせることは金銭的にも体力的にも難しい状況でした。

 

スニタちゃんは個別支援の対象者として選ばれ、彼女が学校へ通い続けられるよう、私たちの活動でサポートしています。彼女は学用品を受け取りとても嬉しそうにしていました。特に新しいスクールバッグは、彼女の大切な宝物になっているそう。

 

勉強が大好きという彼女は、将来医者になりたいと話してくれました。学校には仲良しの友達が２人いて、友達と一緒にいる時間、いつも明るい笑顔を見せているそうです。

 

 

もし、支援の手が届かなければ、彼女の子ども時代は今とは違う形になっていたかもしれません。

 

教育環境や地域住民の子どもの権利に対する意識を変え、子どもたちの成長を守ることができる地域をつくっていく活動を進めるとともに、やはり、今まさに、子どもらしい時間を失う危機の最中にいる子どもたちのサポートも同時に必要です。そのために私たちは家庭に合わせた個別支援を行なっています。

11/20 世界子どもの日に

今日11/20、子どもの権利・福祉向上をめざす世界子どもの日に、さまざまな状況にいる子どもたちについて知るとともに、私たちが行うすべての子どもたちが学びの機会・子どもらしく過ごす時間をうばわれない社会をめざす、ネパール地方部での挑戦へエールを送っていただければ幸いです。

 

＜残り20万を切りました！クラウドファンディング応援よろしくお願いします＞

「児童労働をゼロに！都市へ働きに出される子どもを地方部で防ぐ」

​ ■目標金額：300万円

■募集期間：2025年10月1日（水）9時 ～ 11月22日（土）23時 

■資金使途：ネパールのマクワンプール郡ヘタウダ市・マナハリ村で行う児童労働予防のための個別支援​