岩手県普代村にてレスキューに入りました

みなさまいつも応援ありがとうございます。

もりねこ代表の工藤です。

 

本日は岩手県普代村からのSOSを受けてレスキューに行ってまいりました。

こちらも盛岡からは片道約２時間、

向かっている途中で現地の保健所から

どうやら今回も妊娠後期の母猫がいるようだとの連絡がありました。

（はい、そんな予感はしておりましたが、、、）

 

現地に到着し、

管轄の久慈保健所は前回の洋野町レスキューも進行中でしたので、

まずは保健所から洋野町レスキューチームを引き受けます。

 

 

今回のいきさつはといいますと、

高齢でご病気のある飼い主さんのおうちでねこが多頭飼育されていて

飼いきれなくなってしまったので助けてほしいということで

役場の職員の方を通してご相談がありました。

 

この辺のかくかくしかじか、

コピペでいいんじゃないかというくらい

同じような内容のご相談が相次いでおります。

それくらい、日常的な問題なのが現状です。

 

とはいえ、そこにあるのはひとつひとつが命であり、

困っている方には、ひとりひとりの人生があります。

 

 

 

今回の現場では、３年前にも多頭飼育崩壊が起こり保健所や保護団体の方がレスキューに入り、多くのねこが保護されました。

 

その際に飼い主さんの強い希望もあり、８匹ほどのねこを残しておいたそうですが、飼い主さんの病気や生活環境も悪化したため手放すことを決めたそうです。

 

その時に避妊手術をした子もいるそうですが、高齢の飼い主さんは病気のため、ねこの状況をまったく把握できていませんでした。

 

今回の依頼ではその当時のねこや、新しく出入りしているねこ、（どれがどれなのかもわからない状況ですが）合わせて８匹の飼いねこを引き取ってほしいというものでした。

 

 

病気で行政の支援が必要な状況の飼い主さん。

多くのねこが出入りする生活環境はとても衛生的とは言えない状況です。

もりねこではねこたちのために毎日ぴかぴかにお掃除をしており、

それが当たり前のように過ごしておりますが、

このような環境で人間も暮らしているという現実に胸が苦しくなります。

 

『ねこもひとも、しあわせに。』という私たちの思いを

このような場所でどうやって実現していけばいいのだろうか

 

実際の現場を見る度に迷子になりそうになりますが

わたしたちにできることは、目の前のねこたちをしあわせにすること。

 

そのことで、飼い主さんにとっても、その周りの方たちにとっても、少しでも生活が改善されることにつながるよう願うしかありません。

 

 

 

今回保護したねこたちは検疫を兼ねて一度久慈保健所にて管理していただき、

その後順番に避妊去勢手術の順番を待ってもりねこで引取りをしていく予定です。

 

もちろん、今回のレスキューでも、今後のねこたちにかかる避妊去勢手術代や医療費などはすべてもりねこの自己負担となります。

 

ネクストゴールでは、このようなねこたちのためのレスキュー費用も募集させていただいております。

何とぞご支援をいただけますと助かります。