難病（FIP疑い）を抱えるシラス（1歳）を助けたいです。

▼自己紹介

はじめまして、藤原と申します。

 

保護猫施設より譲受した1歳の愛猫シラスが難病（猫伝染性腹膜炎FIPの疑い）を5月初旬に発症し、現在闘病生活を送っています。

 

シラスは2021年11月に保護猫カフェより譲渡された、元野良猫（オス）です。

保護猫施設では食いしん坊で甘えん坊、しかし気弱でいつも他の猫たちに追い回されていました。ちゅーるにぐいぐい食いつく姿がとても可愛く、我が家に迎えることを決めました。

保護猫施設の方より、最初の数日はケージ飼いを勧められましたが、人恋しさ？に大泣きし

3日目には家族と同じ布団でグーグー眠るように。隙をみては人にスリスリ、トイレにも走ってついてくる、本当の息子のような存在になっていきました。

3歳の娘もシラスをかわいがっていて、寝かしつけにはいつもシラスが寄り添っています。

▲肩に乗って甘えるシラス

 

しかし、シラスの譲受後翌週に、保護猫カフェにいた同腹の妹猫ちゃんが、亡くなったと連絡を受けました。亡くなる直前に腹水検査でFIPだと判明したとのことでした。

 

どうかシラスはFIPを発症せずに元気に過ごしてほしい、と毎日体調に気を付けていましたが、

2022年5月初旬より下痢を起こし、そこから食欲減退、眼や耳、関節と矢継ぎ早に炎症を発症。体重は2.5kgから2.1kgにみるみる激減。

詳しい病状は後程記載しますが、5月23日より猫伝染性腹膜炎（FIP）で使用される未承認薬で治療を開始しました。

 

▲元気がなくなっていくシラス

 

・FIPとは

FIP(猫伝染性腹膜炎)は幼猫に発症することのあるウイルス感染症です。１歳前後の幼い猫に好発することが特徴であり、感染症の1つのFIPウイルス＝猫コロナウイルスにより発症します。

IPに感染してしまうと、発症するまでの潜伏期間が数週間～数ヶ月あります。そして一旦発症すると、効果的な治療法がなく、発症後には短いもので数日から10日前後ほどで、猫は死に至ってしまうとされています。症状を一時的に和らげることはできますが、完治させることはできず、特効薬ワクチンもありません。

 ・FIPの種類

ウェットタイプとドライタイプの2種類があります。

ウェットタイプはお腹や胸に水がたまる(腹水や胸水)症状が特徴です。血管の膜に炎症が起きて液が沁みだしてくることで水がたまります。

ドライタイプは、水がお腹にたまることはなく、さまざま臓器にしこり(肉芽)を作るのが特徴です。また、様々な神経症状が出ることがあります。シラスには「眼振」「首が傾く」「腎臓横の肉芽」などがあり、このドライタイプと一致する症状が多いです

 

【引用元】https://nekopedia.jp/fip/

猫伝染性腹膜炎（FIP）のアウトライン | 猫専門病院の猫ブログ nekopedia ネコペディア

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

シラスは５月初旬から下痢を繰り返し、食欲がなくなってどんどん痩せていきました。

当初から最寄りの動物病院に通っていましたが、血液検査やエコー検査、レントゲン検査を繰り返すも診断がつかず。仮にFIPだったとしても治療実績がないと言われ、抗生剤とステロイドが処方されるばかりでした。

病状は悪化する一方で、このままではシラスが死んでしまう！と危機感を抱き、FIPに関する論文を読み漁り、治療の実績がある動物病院を見つけました。

見つけた翌日受診したところ、血液検査の結果と症状からFIPの可能性が高いとのことで、

FIPの検査結果を待たずすぐに投薬による治療を開始しました。

 

FIPの治療薬は国内未承認薬で一週間で27,500円かかり薬代だけで33万円（12週間分）、

通院毎の検査代を含めると総額約50万円かかると知らされました。

しかし、これまで治療実績のない動物病院で、すでに20万円近くの治療費・検査費を費やしていたこともあり、飼い主の私だけでは全額工面するのが難しい状況です。

しかし、まだ1歳になったばかりのシラスを看取る決断は、どうしてもできませんでした・・！

自分の家族のことなのに、大変恐縮ですが、シラスの治療を続けるためにご支援をお願いしたく

このプロジェクトを開始しました。

 

 

 

▼シラスの病状と治療内容

シラスは猫伝染性腹膜炎（FIP）の疑いで、FIPの治療薬を投薬していますが、FIPと断定はされていません。なぜなら、確定診断のための細胞検査で、腹腔内の肉芽（エコー画像を下記に掲載します）の採取が必要とされましたが、腎臓に隣接しており針の刺しどころによっては死亡リスクのある検査になってしまうとのことで、実施できなかったからです。

 

【2022年5月6日】

下痢が3日続き、最寄りの動物病院を受診。整腸剤を処方される。

年末に2.5kgあった体重が2.3kgまで減少していたため定期通院することになる。

 

【2022年5月9日】

右目から目ヤニが出て、開かなくなったため再受診。猫風邪だろうと抗生剤を点滴される。

【2022年5月11日】

手足が硬直する様子がみられ、再受診。

血液、レントゲン検査を受けるが痙攣とは違うだろうとのこと。

体重が2.3kgから2.2kgになっていたため栄養剤を点滴される。

【2022年5月16日】

耳を異常に痒がり、一晩中耳を後ろ足で搔き続けたので受診。

何かのアレルギーだろうとのことでステロイドの点滴を受ける。

食事をほとんど食べなくなって弱っていることを保護猫カフェに相談。

a/d缶を強制給餌したほうがいいとアドバイスを受け、強制給餌を開始する。

下痢、眼や耳の炎症、食欲減退などから、FIPドライタイプを発症しているのでは、

と疑いを持つようになる。

 

【2022年5月22日】

耳の痒みが収まらない、眼振が頻繁に起こる、前足の関節がグラグラしてしまう、ごはんを食べなくなって衰弱している、等の様々な異常がみられ再診。

抗生剤とステロイドを処方される。FIPの検査を希望するも、「検査をしてもいいが治療の方針が立たない」と伝えられる。このまま通院を続けても、看取る以外の結果が見えない状況でした。

 

【2022年5月23日】

FIPの治療実績のある動物病院に相談し検査を受ける。

血液検査をし、GLOBが基準値を大幅に上回っており、総合的な症状、兄弟猫がFIPを発症しているという状況より、その場でFIPの疑いがあると診断される。

眼振等の神経症状が進んでいるため、検査結果を待つ間に死亡してもおかしくない状態とのこと。よって、治療薬の投薬を当日から開始しました。

 

■血液検査の結果

※赤字GLOBの値が基準値を上回っています。

（動物病院の意向により病院名称は伏せさせていただきます。）

 

■蛋白分画による報告書

※左がシラスの検査結果です。緑でマーカーされている部分が正常値より高く、

この波形はFIP発症の猫に多く見られるとのことです。

（動物病院の意向により病院名称は伏せさせていただきます。）

 

■FCoV抗体価の検査

※シラスは1600倍で、基準範囲（400倍未満）を大幅に上回っています。

（動物病院の意向により個人名称は伏せさせていただきます。）

 

■腎臓横の肉芽のエコー

※腎臓に隣接した場所に肉芽があります。

針で細胞を採取するのは、リスクが高いとのことでした。

 

■診療明細

（動物病院の意向により病院名、個人名称は伏せさせていただきます。）

 

▼プロジェクトの内容

シラスはFIPと確定診断されたわけではないですが（検査が困難なため）、FIPの猫と同様の治療を受けています。

すぐに投薬による治療を開始しなければ、いつ急変して亡くなってもおかしくない状態と伝えられました。

しかし、現在は国内で承認された薬がなく、高額な未承認薬を使用する他、シラスを助ける方法はありません。また、投与期間の84日間投薬を続けないと再発する可能性が高いので途中で治療を止めることはできません。

まだ1歳で、我が家に迎えて半年ばかり・・・どうしてもこの命を救いたいです。

 

■治療費について

・薬代：27,500円×12週間＝330,000円

・検査代：（初回）33,000円＋（2回目）13,500円＋（残6回分）13,500円×6=127,500円

【合計】457,500円  

※薬は5/23から投薬開始して合計12週間分（84日間）で治療が完了になります。

 

今回のプロジェクトの目標金額を、シラスが治療完了まで通院と投薬を続けるための金額

「45万円」に設定させていただきました。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

皆様よりいただいた支援金は全てシラスの治療費に充てさせていただきたく存じます。

その都度かかった費用はSNSなどを通じて報告させていただきます。もし万が一不幸により治療が途中で中断せざるを得ない状況になった場合でも返金は致しかねます。

その代わり、シラスの今までの診察費と治療費、クラウドファウンディング手数料、シラスのお葬式の費用、病院までの交通費に充てさせていただきます。

また、それでも余剰金が出た場合は、シラスが保護されていた保護猫カフェ「にゃんだん邸」に全額寄付したいと思っています。こちらの保護猫カフェにはシラスを譲受して以来、

シラスに何か異常があったときに親身に相談にのっていただき、適確なアドバイスをいただいています。闘病中のシラスも心配してくださっています。（寄贈受領および名称掲載の了承をいただいています。）

（下記URLが保護猫カフェにゃんだん邸のURLです。許可をいただいて掲載しています。）

■URL

https://www.intagram.com/nyandantei0802/

 

↓こちらのアカウントでシラスの経過を適時ご報告させていただきます。  

https://www.instagram.com/shirasu20210501/

▼最後に  

シラスは私達家族の大切な一員です。

まだ1歳足らずの子猫なのに、ごはんを十分に飲み込めず、ジャンプや走り回ることもできなくなり、私を追いかけたいけどフラフラと倒れてしまうシラスを看取る覚悟がどうしてもできませんでした。

再び元気になる可能性を、どうしても諦めることができませんでした。

家族の病気なのに、皆様に勝手なご支援をお願いしてしまい、本当に申し訳ありません。

お腹いっぱいにごはんを食べて、家族にたくさん甘えて、元気におもちゃで遊び、生きてほしいです。病気の完治まで必ず治療する所存です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

どうか、みなさんのお力を貸してください。何卒、よろしくお願いいたします。　

 

藤原

 

 

 

 

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