
寄付総額
目標金額 10,000,000円
- 寄付者
- 1,061人
- 募集終了日
- 2020年7月31日
【劇場の声13】アトリエ銘苅ベース(Part 2)
全国小劇場ネットワークに参加している劇場が、現在の活動をご報告するシリーズ。
本日は、「アトリエ銘苅ベース」(沖縄県那覇市)からのレポート、Part 2です。

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アトリエ銘苅ベースはこんなところにあります
アトリエ銘苅ベースは、沖縄の玄関口那覇空港からゆいレールに乗って20分、古島駅で下車そこから徒歩7分、パイプライン通り(戦後アメリカ基地へガソリン供給するためのパイプが道の下に埋められていたことからこう呼ばれている)から少し下がったところにある小劇場です。
昔アメリカ軍の基地のすぐ脇でした。現在でも、沖縄ではアメリカ軍基地がどうしても付き纏います。早朝から深夜まで、自由に?戦闘機やオスプレイが頭上を飛び回っています。大きなアメリカ軍の輸送車が国道を行き交っています。
ベース…なぜ名前に基地であるベースを入れたか。それは、沖縄=戦争のためのベースというイメージを壊したかったからです。文化のベースとなりたかったという想いが込められています。
アトリエ銘苅ベースができるまで
2011年、安和朝彦(団長)と当山彰一(主宰)が30年振りに中学の同窓会で顔を合わせました、そこで団長から「役者やってるんだね、今オヤジバンドって流行ってるじゃない、楽器とか歌はできないんだけど、芝居に興味があるんだよね。今度相談にのってくれない」酒の席での話ですから、軽く返事をして同窓会はお開きになりました。
3日後電話がかかってきました。
「先日の話進めたいんだけどいつが都合良い?」
この時「本気だったんだ」と気がつきました。
約束の日に“福寿産業“(現在のアトリエ銘苅ベース)に行ってみると、応接セットに朝彦ともう一人いました、安和学治(弟)でした。劇団を作って公演するにはどうしたら良いか、劇場はどうやって抑えるのか、など尋ねられました。
すぐには上演できないこと、まずは基礎練を初めて、台本書くか依頼をして稽古して、一番時間がかかるのは劇場を抑えるのには最低6ヶ月かかることを伝えました。
そこで団長の提案は「じゃあ劇場抑えておこう、で10名くらい必要なら1人3人集めてこよう」とネズミ講の様な展開になりました。指定日にはなんと10名が集まり2011年“劇艶おとな団”旗揚げとなりました、社会人劇団“劇艶おとな団”は県立博物館美術館の講堂で立ち見を出す盛況、お客さんを巻き込んだ打ち上げは朝まで続きみんな良い笑顔で旗揚げ公演を終え、そこから年2回の定期公演を行なっています。

活動を4年ほど続けていたある日、朝彦は私に「僕は劇団を作って芝居をするという夢が叶った、今度は僕が彰ちゃんの夢を叶える番、夢は何?」と尋ねてきました。私は「劇場を作ることかな」と答えました。私は後日、朝彦と学治を連れて2011年にオープンした“わが街の小劇場”に連れて行きました。学治は天井を見上げこのスペースの広さを算出し立地から家賃をわりだしました(わが街の管理人に聞いたらこれがピタリでした、学治は不動産業をしています)、朝彦(カフェ等を経営する起業家)は客席数とチケット代を計算、2人であっという間に損益分岐点の計算を出し「これならやれる!」という答えを出しました。
役者だけ30年続けてきた私には全くわからないスキルでした。劇艶おとな団はそれぞれが仕事を持っていて、この年だと結構な役職に就いていたりするので思ってもみない展開や提案で悩みが解決することが多いです。
劇場を造ることに踏み出し、那覇市内の物件を内見しまくりました。ある日、朝彦が、「商店を建てるときに中小企業連合?やコンサルタントに相談できるんだけど、芝居の世界にはそういうものはないの?」と聞かれ私は困ったのですが、公益財団法人沖縄文化振興会というのがあることを伝えました。
思い立ったが吉日、アポなしで尋ねました。すると、「劇場を作る?そのよう支援予算はありません」と。その後、3人の素性を聞かれ「紹介したい人がいるからちょっと待ってて」そして現れたのが、野村政之さんでした。野村さんに小劇場を作りたいことを相談すると、「全国の小劇場を調査研究し、地域にあった小劇場を作ったらいかがでしょか、視察するための助成はあります。」と提案してくれました。
早速助成金にエントリー、採択されました。
2015年には、北海道東北ツアー。琴似コンカリーニョ→天神山アートスタジオ→札幌シアターZOO→琴似パトス劇場→渡辺源四郎商店→10BOX・能BOX。
さらに近畿関西視察ツアー。ダンスボックス→アンダースロー→アトリエ劇研→京都芸術センター→GEAR→ロームシアター京都→津あけぼの座→津あけぼの座スクエア→テアトル・ドゥ・ベルヴィル→三重文化会館→in→dependent theater1st・2nd→オーバルシアター。
2016年には、九州視察ツアー。宝町ポケットシアター→長崎ブリックホール→北九州芸術劇場→枝光本町商店街アイアンシアター→ぽんプラザホール
とまさに、全国小劇場ネットワークの先駆けとなるような視察ツアーを行いました。皆さまのご協力をいただき“アトリエ銘苅ベース”を開設することができました、改めてお礼申し上げます。

視察を終え、報告会を開き、報告会に参加してくれた方々にどのような劇場を希望するかアンケートを取り。いよいよ、劇場開設にむけ不動産を探しまくりました。どこもリノベーションまでの経費を入れるとかなりの先行投資になることで行き詰まっていました。そんな時、以前大道具講座の講師で沖縄に来てもらった六尺堂の杉山至さんから、もともとのアトリエ銘苅ベースの稽古場をセルフリノベーションした方が、何かと便利なのでは、という、提案をいただき、一気にその方向へ舵を取り直しました。(続く)
当山彰一
アトリエ銘苅ベース代表/(一社)おきなわ芸術文化の箱 理事
ギフト
1,000円
●寄附受領証
●お礼のメール
●支援完了ご報告レポート
●クラウドファンディング参加劇場のうち、27箇所の劇場に支援者様のお名前掲示
:ご希望の方のみ、1年程度を予定
※本プロジェクトは税制優遇の対象となります。
※複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 472
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
5,000円
●寄附受領証
●お礼のメール
●支援完了ご報告レポート
●クラウドファンディング参加劇場のうち、27箇所の劇場に支援者様のお名前掲示
:ご希望の方のみ、1年程度を予定
※本プロジェクトは税制優遇の対象となります。
※複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 276
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
1,000円
●寄附受領証
●お礼のメール
●支援完了ご報告レポート
●クラウドファンディング参加劇場のうち、27箇所の劇場に支援者様のお名前掲示
:ご希望の方のみ、1年程度を予定
※本プロジェクトは税制優遇の対象となります。
※複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 472
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
5,000円
●寄附受領証
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●支援完了ご報告レポート
●クラウドファンディング参加劇場のうち、27箇所の劇場に支援者様のお名前掲示
:ご希望の方のみ、1年程度を予定
※本プロジェクトは税制優遇の対象となります。
※複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 276
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月

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