知足先生より制作状況について、写真と共にご報告いただきましたのでご紹介させていただきます。

 

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作業に入るにあたり、まずはお神酒をあげ、制作の無事を祈りました。

 

山桜の比重はスギの約二倍(0.6)で、ずっしり重く硬い素材です。
吉木の山桜は中心部分に空洞(ムロ)があり、比較的大きく使える根元に近い部分を製材しています。

しかし、想定していた通り、このムロを中心に割れが出てきてしまいました。

 

 

そこでお顔にあたる部分は、割れが少ない柾目(年輪に対して垂直の方向)からとることにしました。頭と体を別々につくり、あとからつなぐ方法(寄せ木)です。

 

 

そして、とても硬い木のため、完全に乾燥しきってしまうまで待つと、彫刻がしづらい状態になってしまうのですが、湿気があるうちに彫った場合、制作後に割れる可能性もあり、悩みどころです。

 

そこで、九州大学農学研究院の藤本登留先生にご相談しましたところ、小口(木を水平に切断した面)の乾燥を防ぐことが大切だということで、先生が研究されている木材乾燥法のひとつ、PEG-1000を塗布しながら彫刻する方法をご教示くださいました。

 

 

しばらくは粗彫りしながら、少しずつ塗布するという作業をしていきます。


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いただいた写真及び制作状況については、知足先生のブログ(http://elfinfukuoka.blog.jp/archives/77320910.html)でも紹介されています。そのほかのご活動なども掲載されていますので、よければぜひご覧ください。

 

モニュメント制作については、今後も随時進捗状況をお伝えしていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。

 

 

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