2018年完成予定であったコミュニティキッチンですが、現地の事情で二転三転してしまい、キッチン整備が未だ叶わずプロジェクトを応援してくださっている皆様にはご心配をおかけしております。

この度ようやく、コミュニティキッチン整備を開始する段取りができ、新しいキッチンの設計案ができましたので、今回はその紹介をしたいと思います。

 

まず、クラウドファンディング実施時に予定していた建設用地は、違法に販売されたたものであることが昨年末分かり、残念ながら当初考えていた2階建てのコミュニティキッチンの建設は叶わないこととなりました。

その後、いくつか代替案の検討を進めていたところ、カマル・フリーダのプログラムに参加しているお母さんたちの家から近く、子どもたちの通う小学校からも大変近い家屋をまずは3年契約で借りられることになりました。

今後契約更新もしくは買取をして長期的に使うことを想定しており、プロジェクト支援者様のご理解が得られれば、こちらの家屋を改修してコミュニティキッチンを整備したいと考えております。支援者様には別途、個別に詳細のご連絡を差し上げますので、ぜひそちらをご一読ください。

 

家屋の改修設計案は引き続き東京大学隈研究室・清家研究室の有志メンバーが、原案を生かしたものを作成しています。その設計案の内容をこちらでご紹介したいと思います。

まずこちらが借りることのできた家屋の現状の写真です。

 

写真1:借りることのできた家屋の外観の様子

 

広さは仮キッチン同じ22㎡と狭く、プログラムメンバーのお母さんたちが集まると下の写真のように人で溢れてしまいます。

 

写真2:仮キッチンでの講習会の様子・20名近く集まると部屋が人で溢れてしまう

 

そこで、まずは下の図面のように、家屋の前面部と背面部を増築することで、広さを確保します。

 

図1:コミュニティキッチン平面計画 (Before → After)

 

増築部と既存部を一体化させた大きな部屋を作り、背面増築部にキッチンの中心的な機能・設備(冷蔵庫・ガスコンロ・シンクなど)を集中させることで、中央には広いスペースを確保し、テーブルや椅子の配置を変えて様々な用途に使えるように計画しています。

具体的には、ヘルシースナックの作りかたを教える料理教室、大人数で集まっての料理や袋詰めなどの共同作業、こどもたちの読書プログラム、貯金クラブや共同組合メンバー向けの研修講座、などの用途に使用する予定です。

また、内観と外観の設計イメージはこのようになります。

 

図2:コミュニティキッチン内観イメージ(正面入り口からキッチンコアスペースを見たとき)

 

図3:コミュニティキッチン外観イメージ(住戸北側の道路から見たとき)

 

内装は白を基調とし、明るく清潔感のある空間にし、外観には現地で採れる竹を利用した建具を用いることで、セキュリティを確保しつつも通風・採光を得られるようにしたいと考えています。

以上のコンセプト設計案をベースに、現在、現地の大工さんや建具屋さんと相談しながらより詳細な設計を進めています。

 

プロジェクト支援者様にご支援を継続いただけた場合、2019年10月より改修工事を開始し、年内にコミュニティキッチン整備を完了させる予定です。

今後もキッチン整備の経過をこちらの新着情報欄等でご報告させていただきます。

今後ともカマルフリーダ、東京大学有志メンバー、および、現地のお母さんたちの活動を見守っていてくださいますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

カマル・フリーダ 西村祐子

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