みなさまこんにちは。NPO法人カマルフリーダ代表の西村祐子です。

 

今日でちょうど開始から1ヶ月が経ちました。みなさまのご支援のおかげで、最初の目標金額である180万円を達成することができました。本当にありがとうございます!

プロジェクトのメインページの冒頭でもご説明させていただいたように、コミュニティキッチンの建物全体の完成に必要な資金をさらに集めるため、この度ネクストゴールに挑戦させていただいくことになりました。引き続き応援どうぞ宜しくお願いいたします!

 

「夢のコミュニティキッチンまでのあゆみ」第4回となる今回は、野菜スナックづくりとコミュニティキッチンが必要な理由について詳しくご紹介します。

 

第3回でご紹介したように、セントマーサエステートでの家庭菜園づくりと野菜栽培は軌道に乗り、中には家庭で食べる以上の野菜を作れる家族も出てきました。

 

余った野菜を販売したり、長期間保存できるといいのですが、フィリピンは年中暑く(常に25度以上あり、暑い時期は気温が40度近くになります)、収穫した野菜はあまり日持ちがしません。セントマーサエステートの人々は貧しく、多くの家庭では冷蔵庫を持っていないため、なおさら野菜を保存しておくのが難しいのです。

 

お母さんたちが作った野菜。特に葉物野菜は収穫するとすぐに乾燥してしなびてきてしまいます。

 

そのため、野菜をチップス等のスナックに加工して、少しでも日持ちするようにできれば、野菜を無駄にせずに済むのです。

また、フィリピンのこの地域では6月-11月は雨期、12月-5月が乾季となっています。雨期にはたくさん雨が降って、野菜も多く収穫できますが、乾季にはどうしても野菜の収穫量は減ってしまいます。雨期にたくさん作った野菜や果物を、乾燥させたドライ野菜・ドライフルーツにしたり、ジャムにしたりすると長期間保存でき、乾季の野菜不足を補うことができるのです。

 

野菜スナック作りは、セントマーサエステートで取れる野菜をできるだけ無駄なく活用し、それを食べる子供たちの影響状況を改善し、作り手であるお母さんたちに手に職を与える、一石三鳥のアイデアなのです!

 

続いて、野菜スナックづくりに必ず必要になってくるのが、キッチンです。

セントマーサエステートの長屋は一軒が22㎡(約13畳)という狭さで、そこにトイレと流し台という最小限の設備が付いたつくりになっています。平均5人の家族(大きな家族だと12人!)の、寝ること・食べること・家族の団欒などが全てこの22㎡で賄われているのです。

多くの家庭では、写真のように流し台の周りに手持ちのキッチン用品を集めて、キッチンスペースを作っています。大きさにして1m四方のスペースしかありません。

 

セントマーサエステートの家庭のキッチン

 

このキッチンでは、家族の食事を作るので精一杯で、野菜スナック作りに本格的に取り組むほどの余裕はありません。ガスコンロ・ミキサー・オーブン・製麺機など必要な調理器具を置くスペースはまったく取れないのです。

また、ドライフルーツやジャムなど付加価値の高い商品を作って、セントマーサエステートの外にも売りに行くとなると、衛生面にも十分配慮する必要があります。

以上の理由から、野菜スナックづくりには十分な広さをもった、専用の業務用キッチンが必要なのです!

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