火災に見舞われた御本殿。崇道天皇社を未来へ護り継ぐためにご支援を。

火災に見舞われた御本殿。崇道天皇社を未来へ護り継ぐためにご支援を。

支援総額

6,230,000

目標金額 10,000,000円

支援者
270人
募集終了日
2022年11月30日

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プロジェクト本文


奈良県奈良市西紀寺町に位置する崇道天皇社は、806年に創建された、崇道天皇(早良親王の追号)をお祀りする神社です。御本殿は1623年に春日大社の若宮社を移建した「春日移し」で、現存する最古の「春日移し」の本殿として大変貴重であることから、国の重要文化財に指定されています。

 

そんな安土桃山時代から護り継がれてきた大切な御本殿が、2021年7月22日、火災に見舞われました。偶然近くにいた宮司である私が消火にあたり、奇跡的に大規模な損傷は免れることができました。

 

しかし現状の設備では、今後またもし同様のことが起きれば神社をお守りすることができません。重要文化財の防災には、大規模な工事を伴い日々のメンテナンスにもお金がかかる、高額な設備が必要です。大変ありがたいことに国庫補助をいただくことになりましたが、それでも神社の負担金は大きく、自分たちだけでは賄いきれないのが現状です。

 

そこで今回、クラウドファンディングを通じて、消火設備等の設置費用を募らせていただくことを決意しました。これまで氏子の皆様とともに、日々大切にお守りしてきた神社です。安全に未来へと護り継ぐため、あたたかいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

2021年、火災に見舞われた御本殿

 

ページをご覧くださりありがとうございます。崇道天皇社の宮司をつとめております、藤井秀紀と申します。

 

崇道天皇社は、2021年7月22日、近隣の火災により御本殿の屋根の一部が損傷してしまいました。150メートルほど離れた場所で起きた火災現場から火の粉が舞い、御本殿の屋根に飛び火したのが原因でした。

 

火災の様子(火災の被災者には許可を得て掲載しています)

 

当時、たまたま境内の清掃を行っていた私が屋根が燃えていることに気づき、散水栓からホースを伸ばして水をかけ、拝殿の屋根にはしごをかけてなんとか鎮火することができました。

 

被害がこの程度ですんだのは、境内で清掃していたこと、すぐに飛び火に気づいたこと、私にはしごで屋根に登る体力があったこと、これらの偶然が重なった結果です。

 

消火にあたる宮司の様子

消火に使用したホース

 

もし次に同じことが起こったら・・・現在の当社の設備では不安でしかありません。

 

重要文化財の御本殿を未来に継承するためには、絶対にこのままではいけないという思いから、火災から守るための防災設備を整備して維持管理していきたいと、このプロジェクトを立ち上げました。

 

また、クラウドファンディングを通じて多くの方々に崇道天皇社を知っていただき、ご参拝いただくきっかけになればと思っております。

 

焼けた檜皮葺の屋根


重要文化財というと、ものすごく立派な防災設備があるように思われるかもしれませんが、当社は小さな神社ですので、火災報知器以外の防災設備はありません。

 

重要文化財の防災設備には、貯水槽、放水銃や消火栓、火災を感知したら自動で水が噴き出して建物を被膜する設備、敷地全域に水を送り出すポンプや動力、放火防止のための防犯カメラなど様々ありますが、大規模な工事を伴い、日々のメンテナンスにもお金がかかる高額な設備ばかりです。

 

全国の重要文化財でも、これらの防災設備が設置されているところは大規模な寺院や神社などに多く、当社のような小規模な神社で設置することはなかなか難しいのが現状です。今回、大変ありがたいことに国庫補助をいただくことになりましたが、それでも所有者の負担金は少なくはありません。

 

2021年に火災に見舞われたことから、大切な文化財を未来に受け継いでいくためには、「草木の水やり用の散水栓と宮司の体力が防災設備」という状況から脱却し、無理をしてでも万全な防災設備を設置しなければならないと強く思っております。何卒ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

クラウドファンディング概要

 

●目標金額:1000万円

 

●資金使途:崇道天皇社の防災設備を整備するための費用、クラウドファンディングの諸経費
 

●総事業費:7,000万円

●工期:令和4年度末(予定)

●内容:消火設備等の防災設備整備

 

※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行いたします。

 

 

 

崇道天皇社について

 

奈良県奈良市西紀寺町に位置する当社は、大同元年(806年)に南都の紀寺の地に創建された、崇道天皇(早良親王の追号)をお祀りする、人皇第五十一代平城天皇の勅命により創建された由緒ある神社です。しかし常駐職員は宮司一人のみで、これまで氏子の皆様とともに日々大切に御護りしてきました。

 

 

紀寺地区全域の氏神である崇道天皇社では、月例祈祷、初宮参りなどのご祈祷のほか、地鎮祭、解体清祓などの出張祭典をお受けしており、また神式のご葬儀である神葬祭や葬儀に関わる祭式も執り行ってきました。

 

 

崇道天皇社の御本殿は、元和9年(1623年)に春日大社の若宮社を移建した「春日移し」で、現存する最古*の「春日移し」の本殿として大変貴重であることから、国の重要文化財に指定されております。

 

この地に移建されて以降、天保12年(1841年)、明治33年(1900年)、大正4年(1915年)に修理された棟札が残っており、以後も昭和26年(1951年)、昭和56年(1981年)、平成26年(2014年)と定期的な修理を行ってきました。

 

* 出典:https://www.city.nara.lg.jp/site/naramachi/index-2.html

 

 

また当社では、一般的な墨と朱印による御朱印に加え、カラフルで特徴的な御朱印をお出ししております。季節ごとの限定御朱印や、切り絵を使った御朱印、南都二大御霊社コラボ切り絵御朱印など、珍しい御朱印を目的にご参拝くださる方もいらっしゃいます。

 

これまで崇道天皇社をご存知なかった方々にも、当社を知っていただくきっかけとなっております。

 

2022年1月限定御朱印

2022年7月限定御朱印

2022年8月限定御朱印

2022年9月限定御朱印

2022年9月限定御朱印

2022年10月限定御朱印

2022年秋限定切り絵御朱印

 

宮司からのご挨拶

 

当社は日頃、私一人で管理を行っており、祭祀などの用事があれば留守にすることもあります。火災に見舞われた日も、少し時間が遅ければ神社を離れているところでした。ほんのちょっと何かが違えばどうなっていたことか、振り返ってみると、本当に一つ一つの小さな偶然の重なりを実感して、この程度の被害で済んだのはひとえに神様の御神徳によるところだと思っております。

 

しかしながら、神様と偶然と宮司の体力に任せたままの現状で良いはずがありません。

 

安土桃山時代から護り継がれてきた大切な御本殿をこれから先の未来へと受け継いでいくためには、日頃から万全の防災体制を整え、万が一の時には設置した設備を適切に使用するために、氏子の皆様との日々の訓練が必要になってきます。何卒、皆様のお力をお貸しください。

 

崇道天皇社 宮司

藤井 秀紀

 

 

応援コメント

 

春日大社宮司 花山院 弘匡 様

 

崇道天皇社の御殿は春日若宮の大変古い御殿です。若宮は平安時代に上皇、関白により御創建され、若宮を含めて五柱の神々が春日大神様でありました。20年に1度は建替えを行い、崇道天皇社の御殿は江戸時代初期の建替え時に撤下された大変貴重なものです。

奇しくも春日大社では今年10月28日が若宮御造替であり、美しくなった御殿へと遷られます。明治時代より大修理がなかったため、重要文化財の御殿は幕末のものでありますが、崇道天皇社はそれより240年も古いものです。

400年以上、祈りと共に護られてきた大切な崇道天皇社の御殿は、必ず後世へと伝えなくてはなりません。二度と火災の危険にさらすことの無いよう、多くの方々の御力添えを頂き、是非ともクラウドファンデングを成功に導いて頂きたいと願っております。

 

東大寺別当 橋村 公英 様

 

東大寺と崇道天皇社は、崇道天皇社ご祭神の早良親王が幼少の頃に出家し当山で修行をしたという深いご縁があります。奈良の地は、歴史を紐解くと意外なところにこのような繋がりがあるのが魅力の一つでもあります。

同じ文化財所有者として、このような深い歴史とその証でもある文化財を大切に護り伝えることの大変さを日々感じており、昨年の崇道天皇社の火事は身につまされる思いです。大切な文化財を未来へと伝えるために共に応援したいと思います。

 

 

久居八幡宮禰宜 ウィルチコ フローリアン 様

 

長い歴史を誇る古都奈良。その伝統文化は一度も途絶えることなく、人々に大切にされながら脈々と受け継がれて来ました。最新の技術と最先端の設備を使って、先人達から預かった神社を守り、未来へと伝えていくことは正に活かした歴史、生きた文化だと感じます。崇道天皇社様の素晴らしさをより多くの方に知っていただく機会になることにも期待しています。プロジェクトのご成功を心よりお祈り申し上げます。

 

御霊神社宮司 藤井 貴弘 様

 

私は崇道天皇社から5分ほどの場所にある神社で宮司をしております。崇道天皇社の宮司とは兄弟で、お祭りの日などは兄の神社と私の神社とで助け合いながら神社をお守りしております。火災のあった日は私も駆けつけて消火に協力いたしました。いつもでしたら外に出ている時間帯でしたので、日頃と同じ行動をしていたら駆けつけることができなかったかもしれません。

日々、神社を一人でお守りするというのは非常に大変なことです。皆様お一人お一人の協力が大きな手助けとなります。ぜひご賛同いただき共に守っていきましょう。

 

リターンのご紹介

 

●お名前入り特別御朱印(書き置き)

 

●御札

 

●白雪ふきん(薄水色 or 薄紫色/どちらの色が届くかはお楽しみ)

 

●御朱印帳(大判サイズ)

 

●御朱印帳(見開きサイズ)

 

●崇道天皇社オリジナルTシャツ

 

●菊御守

 


ご留意事項

 

●返礼品の各種企画について、天災や新型コロナウイルス感染拡大等の社会情勢の変化により、中止・延期・内容の変更等が生じる可能性がございます。万が一中止・延期・内容変更となった場合も、いただいたご支援金は返金いたしかねますので予めご了承ください。

 

●本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

●銀行振込にてご支援いただく際、返金先口座情報をお伺いいたしますが、All-inのため原則返金はいたしません。ただし万が一ページで約束していたプロジェクトを実施できなかった場合や、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたします。お手数ですがご入力をお願いいたします。

 

●返礼品選択時にご回答いただく質問項目へのご回答は、支援確定後一切変更できませんのでご注意ください。  

 

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの新着情報やSNS等発信などに利用させていただく場合があります。

 

●日時等について、調整の都合上、個別のご要望には沿えない場合がございますので予めご了承ください。

プロジェクト実行責任者:
宗教法人 崇道天皇社(宮司 藤井秀紀)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

崇道天皇社の防災設備を整備するために活用させていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は補助金と自己資金にて補填する予定です。

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リターン

10,000+システム利用料


特別御朱印+御札

特別御朱印+御札

●お礼メール
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●御札
●クラウドファンディング限定・お名前入り特別御朱印(書き置き)

申込数
138
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

10,000+システム利用料


白雪ふきん+御札

白雪ふきん+御札

●お礼メール
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●御札
●白雪ふきん(薄水色 or 薄紫色/どちらの色が届くかはお楽しみ)

申込数
26
在庫数
174
発送完了予定月
2023年6月

10,000+システム利用料


特別御朱印+御札

特別御朱印+御札

●お礼メール
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●御札
●クラウドファンディング限定・お名前入り特別御朱印(書き置き)

申込数
138
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年6月

10,000+システム利用料


白雪ふきん+御札

白雪ふきん+御札

●お礼メール
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●御札
●白雪ふきん(薄水色 or 薄紫色/どちらの色が届くかはお楽しみ)

申込数
26
在庫数
174
発送完了予定月
2023年6月
1 ~ 1/ 15

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