\絵本の表紙が決まり最終入稿いたしました/

春の始まりである立春の日（2025年2月3日）に、絵本の表紙デザインが決まり、印刷会社へ最終入稿いたしました。

そして本日は絵本の色校正が行われました。

色校正とは、印刷物の色合いがイメージ通りに再現されているかを、本番の印刷に入る前に確認する作業です。

色校正では、原画の和紙の色と見比べながら色味のチェックを行います。

小型のルーペで印刷された紙を覗くと、C：シアン、M：マゼンダ、Y：イエロー、K：スミなど、さまざまなインクの粒が見えました。これまで印刷物をじっくりと覗き込んだことがなかったので、これは大きな発見でした‼

「もう少し赤みを少なく、青みを増やして…」というように、編集者によって真剣に色味の微調整が行われており、こんな細かな調整が積み重なって、一冊の絵本が完成することを知りました。

和紙ができる過程にも、和紙職人によって植物を煮て混ぜて色を出す工程があることを知りましたが、どんなものができあがる過程にも、一つひとつの丁寧な作業があってこその結果だと改めて感じました。

この一冊が完成するまでに、たくさんの人々が関わり、それぞれの場面で手を尽くしてくださったことに、深く感動しています。

これらすべての方々の想いが集まり、これから多くの子どもたちに届けられることが楽しみです。

タッピーはきっと、たくさんのお友達ができることでしょう。

約1ヶ月後には、絵本が完成します。

あと少しです。

山﨑幸歩