プロジェクト概要

 

4年の歳月を経て、再生を遂げた”田並劇場”。生きた劇場として、新たな一歩を踏み出します。古い劇場だからこその空間と当時の映画でタイムトリップ体験を。

 

 

皆さんこんにちは。ページをご覧いただき、ありがとうございます。田並劇場の林と申します。この"田並劇場再生プロジェクト"は、和歌山県の串本町にある田並という小さな地域に残っていた古い劇場跡を再生し、再び文化的な空間として機能させよう!というプロジェクトで、4年前にスタートを切りました。

 

劇場再生にあたっては、そのきっかけとしてクラウドファンディング を利用し、たくさんの方々に応援いただきスタートを切ることができました。その後も多くの方々の応援やご協力を得て、ようやく修復作業の先が見えてきたところです。ご支援いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 

過去プロジェクトはこちら

 

 

今回のプロジェクトでは、この生き返った劇場での映画上映を目指しています。地元の方々には、かつて足を運んだ劇場で再び映画を観ることで、当時のことを思い出していただければと思います。そして過去の記憶を呼び起こすことで、地域の歴史や現在の変化にも改めて目を向け、未来に望むことを少しでも語り合える場になったらと思います。

 

また過疎化する地方の僻地においては、映画館で映画を観るという体験さえ貴重です。古い劇場で観る映画、またその場を懐かしむ年配の方々と共に映画鑑賞を体験することによって、映画文化が最も盛んであった頃の空気を体感してもらえるのではないかと思います。

 

ぜひ田並劇場の新たな一歩を、応援してください!

 

 

 

4年がかりの改修作業で、新たに命が”田並劇場”に吹き込まれました。

 

ここまでの再生のための作業は、業者を入れずにほぼ自分たちだけで進めています。

 

当初1年程の工事予定でしたが、作業を進めれば進めるほど手を入れなければならない箇所が出てきて、舞台や中二階の床の張替えから始まり、柱をジャッキで持ち上げての土台の入れ替え、腐った柱の継ぎや入れ替え、外壁の張替え、内壁の漆喰塗り、そして屋根の全面工事ととても大掛かりな工事になり、気がつけばもう4年ほどが経ちました。

 

今は改修工事当初からの懸念であった屋根の工事が終わり、ようやく細かい部分や、先の計画を考えられるようなってきたところです。

 

そして、今回新たにこの生き返った劇場で当時の空気を感じつつ映画を観ていただくために、今回のプロジェクトをスタートすることとなりました。

 

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手作業での作業を進めています。

 

 

地元の人々に愛されたこの空間で、かつて劇場として賑わったであろう時代の映画を上映したい。

 

工事を進めていくうち、劇場の屋根裏部屋から古い邦画のポスターが何枚か出てきました。埃をかぶり、穴の開いた屋根の雨漏りから奇跡的に逃れたポスターたち。数えてみると30種類ほどありました。松竹11、東映10、日活5、大映2、その他3という内訳で、1956〜1967年の邦画のものでした。

 

今回のプロジェクトは、まさにこの時代、1960年代の邦画を田並劇場で上映することが目的です。

 

工事をしていると、地元の方が時折ふらりと入っていらして、当時この劇場で映画や演劇を見た時のことを懐かしく語ってくれることがあります。

 

1960年代は未だテレビの普及率はそれ程高くなく、当時、文化的な娯楽が少なかった田舎で、月に二回上映される映画を当時子供だった彼らがどれだけ心待ちにし、ワクワクとした気持ちで銀幕を見つめていたのだろう、とお話を聞きながら思いを馳せました。

 

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劇場からは当時上映されていた映画のポスターや予告編フィルムなどがたくさん出てきました。

 

今回のプロジェクトでは、当時上映され、ポスターが見つかった作品も上映予定です。

 

 

ープロジェクト詳細ー

 

今回のプロジェクトでご支援いただきました資金は、映画を上映するためのプロジェクター、映像、音響機器、暗幕などの設備、業務用ソフトレンタル代などに充てさせていただく予定です。

 

地元田並の住民や招待客を対象とした田並劇場内覧会を含めた映画上映会と、一般客を対象とした上映会も複数回考えています。できれば劇場から出てきたポスターの映画を上映できたら理想です。

 

地元の住民むけに先ず映画の上映会を行い、かつての劇場の姿を覚えている人たちに当時のことを語って頂くことで、劇場に眠っていた記憶を呼び起こし、その頃を知らない若い人たちや移住者とも共有し、語り合い交流する時間を設けられたら、とも考えております。

 

 

 

ー劇場・上映詳細ー

 

■開催日:2018年7月中旬を予定しています。

■場所:〒649-3515 和歌山県東牟婁郡串本町田並1547

■収容人数:約100人(二人掛け椅子33脚 一人掛け椅子10脚 ゴザ席約30人分)

 

 

■上映作品:1950〜1960年代の松竹や日活映画 (現時点での予定です)

<松竹> 

君の名は (1953年) ※田並劇場からポスターが出てきたものです

紀ノ川(1966年)

<日活> 

キューポラのある街(1962)

逃亡列車(1966) ※田並劇場からポスターが出てきたものです

など

 

■上映日タイムスケジュール(仮):

11:00 オープン 

11:00〜15:00 内覧会 

14:00〜16:30 第一部上映

16:30〜17:30 座談会

18:00〜20:30 第二部上映

20:30〜21:00 座談会

21:00 終了

 

このスケジュールで、地元住民向けの内覧会を含めた上映会と、一般向けの上映会、二回の上映会を予定しています。

 

 

 

古い劇場で古い邦画を見る。これは一つのタイムトリップ的な体験です。​

 

クラウドファンディングの第一弾は、劇場の改修工事に手をつけるためのキックスタートとして活用させて頂きました。そし今回の第二弾は、いよいよ劇場を実際に活用していく為のキックスタートです!

 

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ーこの劇場をどのように活用していくのか?ー 

 

映画上映の他にも、舞台演劇や音楽会の会場、アートギャラリー、文庫、カフェなど様々な構想はあるのですが、実際には手探りで色々と試しながらその方向性を探っていくことになるかと思います。

 

けれど先ずはこの劇場がかつてはどのような姿で、どのように地元の方々に愛されていたのかを知り、いまこの土地に暮らす人々と一緒に共有し確認するために、古い邦画を上映して時間を巻き戻すことから始めるのは、意義があるのではと考えています。

 

また映画というメディアを考えてみると、いまの映画館はシネコンが多数を占めていますが、DVDのレンタル、オンデマンドなど、映画鑑賞の方法は多様化しています。そのようななかで、地方の古い劇場で映画を鑑賞するという選択肢があったら素敵だと思います。

 

それは、一つのタイムトリップ的な体験となるでしょう。

 

現代の最新の映画を最新の映画館で体感するように、昔の懐かしい邦画を古い劇場で見るということも、若い世代にとっては新鮮な体験になると思います。

 

今回のプロジェクトは、これから田並劇場をどのように活用していくかを考える上での試金石となります。また、過疎化で衰退する地方で古い遺産を活用して地域の歴史や過去を見直すことで未来をどのように考えるのか、また都会から情報を受け取るだけではなくて、その土地の文化や宝物をどのように発信していくのか、という一つのヒントになればとも思います。

 

 

ー田並劇場についてー

▷田並劇場HP

▷田並劇場再生プロジェクトFacebookページ

 


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