このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています

サポーター募集!孤立する不登校児童に居場所と学びを届け続けるために

サポーター募集!孤立する不登校児童に居場所と学びを届け続けるために

マンスリーサポーター

62

目標人数 100人

募集終了日
2023年3月31日

    https://readyfor.jp/projects/tasa-education?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

NPO法人ターサ・エデュケーションの市村と申します。私たちは2015年7月より「子どもの可能性をフェアにする」をミッションとし、群馬県内で貧困や不登校などの課題を抱える子どもたちの自己肯定感・意欲・社会性を育むため、居場所と学習機会を提供する活動を行なっている教育NPO法人です。それぞれの課題に向き合った5つの活動に取り組んでいますが、現在は不登校支援事業に最も注力しています。 

 

不登校児童生徒数は少子化が進行する中でも年々増加傾向にあり、私たちが活動を開始した2015 年は126,009人でしたが、2021年には244,940人と約2倍に増加しています。特に2020年から 2021年にかけての増加率は過去最大(※1)であり、歯止めが効かない状態となっています。

 

 

 

不登校になる要因は勉強のことや友だちのこと、先生のことや家庭のことなど多岐にわたり一人ひとり異なります。不登校になった場合、学習機会が失われるだけではなく、自宅にひきこもるなど他者との交流機会も失われます。さらには学校に行くことができない自分を卑下し、自己肯定感や意欲が低下し、何事に対しても前向きに取り組めない無気力の状態となってしまいます。

 

 

 

放置すればひきこもりは長期化し、将来社会的自立を果たすことが困難になってしまいます。

そうならないためには、不登校になった子どもが安心して訪れ過ごすことができる居場所をつくることで、彼らが安心して学習し、他者と交流できる機会を提供する必要があります。

 

 

そこで私たちターサ・エデュケーションは、不登校になった子どもたちへ居場所と学習機会を提供するため、2016年9月に群馬県でフリースクールである「こらんだむ」を開校しました。

 

 

開校当初はフリースクールという言葉自体の認知度が群馬県内では低く、なかなか利用者が集まりませんでしたが「こうした場所を必要としている子どもはたくさんいるはず!」その一心で不登校の親子向けイベントの開催や高卒認定試験・就業体験プロジェクトの実施、そして何より多くの方と出会い想いを伝え続けました。

 

 

その甲斐もあってか、開校より6年経った現在では、群馬県内各地から30名を超える不登校児童生徒がこらんだむを利用しています。多様性を尊重し個性を受け入れる安心安全な居場所つくりを前提に、一人ひとりの興味関心に寄り添い、彼らがやりたいことを見つけるサポートや自立に向けたやりたいことの実行をサポートし、子どもの状態に応じた支援に段階的に取り組んでいます。

 

 

 

 

こらんだむを最初に訪れたときには無気力だった子どもたちも3ヶ月も経てば笑顔になり、能動的に他者と関わり様々なプログラムをとおして学びを深めていきます。卒業後には9割以上が学校復帰や高校進学を果たし、社会的自立に向け歩み始めます。

 

 

 

また、こらんだむは各市町村の教育委員会や各小中学校との連携も大切にしており、月ごとに報告書を作成・提出し情報共有に努めています。その結果、子どもが所属する学校より出席認定許可もいただくことができ、子どもの学び場の選択肢として認めていただいています。

 

 

 

ー 活動で気づいた課題

 

フリースクールこらんだむを開校し、これまでに200人を超える保護者の方々からの相談を受けてきました。その過程で2つの課題に気づきました。

 

1つは利用者の負担が大きいことです。フリースクールには公的支援がなく、自主財源で運営をしています。そのため利用者より会費という形で毎月いただいています。文部科学省の調査によればフリースクールの会費の月額は平均33,000円であり、私たちも同様の料金設定となっています。

 

もう1つはひとり親家庭の子どもの割合が高いことです。現在フリースクールこらんだむを利用している子どもの約6割がひとり親家庭となっています。ビジネス・レーバー・トレン2017年11月号「ひとり親世帯と子どもの生育環境」によれば、子どもが不登校経験ありまたは現在不登校であると回答したふたり親世帯は6.9%であるのに対して、ひとり親世帯は21.9%となっており、データ上でもひとり親家庭の不登校発生率は高いと捉えることができます。

 

私自身もひとり親家庭で育ち、4人兄弟のうち2人が不登校でした。

 

 

 

これは私たちの仮説になりますが、ひとり親家庭では子どもが悩みを相談しやすい家庭環境が整いにくいからではないかと考えています。

 

前述したとおり不登校になる要因は学習や人間関係の悩みなど多岐にわたります。しかし、学習や人間関係の悩みは不登校になる子どもたちだけが特別に感じるものではありません。

 

ではなぜ不登校になる子どもとならない子どもがいるのか?私たちは「子どもが抱えた悩みを相談しやすい家庭環境があるのか?」が1つのポイントであると考えています。

 

悩みを抱えたときにその話を受け止め聞いてくれる人の存在は大きなものです。

子どもにとって多くの場合、その存在は親だと思います。親に悩みを相談し、応援してもらうことで「また明日から頑張ろう」と子どもは思えるのです。

 

 

 

ただ相談を受けるためには親自身に精神的な余裕が必要です。

 

親自身がいっぱいいっぱいで余裕がなければ、子どもはその様子を感じ取り相談することを躊躇してしまいます。ひとり親家庭の保護者の多くは経済的に厳しい環境にあり、頼れる人もおらず、忙しい日々を過ごしており、余裕は全くありません。そのような状況では子どもが相談しやすい家庭環境をつくることは難しい、私たちはそう捉えています。

 

その結果として子どもが不登校という状態に陥りやすいのではないかと考えています。そしてこのような深刻な状況にある子どもにこそ支援を届けていく必要性が高いと感じています。

 

 

しかしひとり親家庭の相対的貧困率は50.8%であり、2人に1人が貧困状態にあります。(※2)私たちが不登校相談を受ける多くのひとり親家庭も同様に厳しい経済状態であることが少なくなく、利用料の捻出が難しい家庭が多くありました。

 

ー ひとり家庭への支援制度開始

 

そこでフリースクールこらんだむでは2020年よりひとり親家庭など経済的に困難を抱える世帯を対象に利用料の減免制度を開始しました。児童扶養手当受給者であれば5割、ひとり親世帯であれば3割利用料の負担を軽減しています。この制度は「すべての子どもたちが未来にときめく社会に」をビ ジョンとしている私たちの想いが反映されているものであると捉えています。

 

しかし課題もあります。減免するためには財源が必要です。その財源は寄付金を活用しておりますが、まだまだ該当するすべての子どもたちの利用料を減免するための十分な寄付金が集まっていません。減免制度を活用した場合一人あたり月20,000円の財源が必要になり、足りない部分についてはいわゆる持ち出しになってしまっています。

 

 

 

そんな状況を踏まえフリースクールへの公的支援、利用者の利用料補助等について行政や教育委員会に本年要望書を提出しましたが、まだまだ検討段階を脱することができていない難しい状況にあります。

 

 

現在不登校は増え続け、居場所や支援が必要な子どもも増え続けています。さらには「学校内外の機関等で相談・指導等を受けていない児童生徒」が不登校全体の36.3%(※1)となり、孤立する児童生徒が多く存在することがわかります。

 

その中でも私たちのもとには日々多くの保護者から相談があります。しかしフリースクールには制度設計された公的支援がありません。ただ支援を必要とする子どもたちは私たちのすぐ目の前にいます。

 

公助が望めない状況にある今、頼りにできることは「共助」です。共助とは文字どおり共に助け合うという意味です。

 

少子化が進行する中、課題を抱えている子どもたちを放置することは必ず、私たちの未来に影響を与え、決して他人事ではありません。是非より多くの子どもたちに公平な教育機会を提供するために皆様のお力をお貸しください。私たちひとりひとりの力は微力ですが、集まることで大きな力を生むと確信しています。

 

子どもの支援は私たちの未来に向けた投資です。ご支援を何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

※1 令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要

※2 2021年 国民生活基礎調査の概況

 

本ページに利用されている写真はフリー画像もしくは当団体での撮影・編集を行ったものになります。当団体にて撮影・編集を行ったデータは無断利用を一切禁じます。

 

<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
市村均光(特定非営利活動法人ターサ・エデュケーション 代表理事)
団体の活動開始年月日:
2015年7月9日
団体の法人設立年月日:
2015年7月9日
団体の役職員数:
5〜9人

活動実績の概要

私たちは2015年7月より「子どもの可能性をフェアにする」をミッションとし、群馬県内で貧困や不登校などの課題を抱える子どもたちの自己肯定感・意欲・社会性を育むため、居場所と学習機会を提供する活動を行なっている教育NPO法人です。 教員が撮影した学習動画を配信するWEBサイトの運営や児童養護施設やひとり親家庭など貧困問題を抱える児童への学習支援の実施、不登校児童を対象としたフリースクールの運営や野外体験・交流イベントなどそれぞれの課題に向き合った活動を行なっています。 最も注力している活動がフリースクールの運営であり、安心安全な居場所としてひとりひとりに寄り添う伴走型支援をベースに、ICT環境を活かした学習支援や大学と連携したプログラミング教室、県内企業と連携した就業体験等、子どもの社会的自立をはかるための教育プログラムを整備しています。 以上の活動をとおして、のべ10,000人以上の課題を持つ子どもへ支援を届けています。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/tasa-education?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

私たちは群馬県前橋市で2015年より”子どもの可能性をフェアにする”をミッションとし、子どもの貧困・施設児童・不登校といった子どもに関する社会課題を解決するために事業活動を実施しています。具体的な事業内容としては、施設児童を対象とした家庭教師型の個別学習支援や不登校児を対象としたフリースクールの運営などを実施しています。それぞれの子どもに必要な支援を仲間とともに提供しています。

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/tasa-education?sns_share_token=
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

コース

1,000円 / 月

毎月

子ども1名支援コース

子ども1名支援コース

年間 12,000円(子ども1人を1ヶ月分をサポートできます)
マンスリーサポータとして以下の特典を進呈します。
・法人ロゴシールのプレゼント
・年次報告書の郵送もしくはメール(年1回)
・会員限定LINEのご招待
・オフ会・イベントへの優先的なご招待(年2〜3回)

3,000円 / 月

毎月

子ども3名支援コース

子ども3名支援コース

年間 36,000円(子ども3人を1ヶ月分をサポートできます)

マンスリーサポータとして以下の特典を進呈します。
・法人ロゴシールのプレゼント
・年次報告書の郵送もしくはメール(年1回)
・会員限定LINEのご招待
・オフ会・イベントへの優先的なご招待(年2〜3回)

5,000円 / 月

毎月

子ども5名支援コース

子ども5名支援コース

年間 60,000円(子ども5人を1ヶ月分をサポートできます)

マンスリーサポータとして以下の特典を進呈します。
・法人ロゴシールのプレゼント
・年次報告書の郵送もしくはメール(年1回)
・会員限定LINEのご招待
・オフ会・イベントへの優先的なご招待(年2〜3回)

10,000円 / 月

毎月

子ども10名支援コース

子ども10名支援コース

年間120,000円(子ども10人を1ヶ月分をサポートできます)

マンスリーサポータとして以下の特典を進呈します。
・法人ロゴシールのプレゼント
・年次報告書の郵送もしくはメール(年1回)
・会員限定LINEのご招待
・オフ会・イベントへの優先的なご招待(年2〜3回)
・代表市村が年に一度希望の方を対象に講演いたします。
(基本的に無料ですが遠の場合交通費等の実費を請求いたします。)

30,000円 / 月

毎月

子ども30名支援コース

子ども30名支援コース

年間 360,000円(子ども30人を1ヶ月分をサポートできます)

マンスリーサポータとして以下の特典を進呈します。
・法人ロゴシールのプレゼント
・年次報告書の郵送もしくはメール(年1回)
・会員限定LINEのご招待
・オフ会・イベントへの優先的なご招待(年2〜3回)
・代表市村や運営するフリースクールでの知見を生かした研修を実施いたします。

プロフィール

私たちは群馬県前橋市で2015年より”子どもの可能性をフェアにする”をミッションとし、子どもの貧困・施設児童・不登校といった子どもに関する社会課題を解決するために事業活動を実施しています。具体的な事業内容としては、施設児童を対象とした家庭教師型の個別学習支援や不登校児を対象としたフリースクールの運営などを実施しています。それぞれの子どもに必要な支援を仲間とともに提供しています。

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る