はじめまして。Teach For Japan(以下、TFJ)の第3期フェロー(教師)として今年の4月より小学校に赴任予定の池田由紀と申します。

いつもご支援いだき誠にありがとうございます。

(今回初めてこのプロジェクトページを訪れて下さった方もいらっしゃると思うので、その場合は是非本プロジェクト及び合宿研修についてや、代表メッセージもご参照ください。)

 

今回は、合宿研修及び本クラウドファンディングに関して、私なりの目線から少しでも何か伝えられればと思い、筆をとりました。2分だけお時間頂けましたら嬉しいです。

 

(第3期フェロー内定者の池田さん)

 

教育課題解決の当事者になりたいと思い、教師になることを決意

 

私は新卒で総合商社に入社しましたが、会社で働く中でいつの間にか教育に疑問や課題意識を持つようになっていました。

であれば外から批判するのではなく自分がその課題解決の当事者となりたい

より良い未来を創るために必要だと自分が信じられることに人生の時間とエネルギーを使いたい。

そう思ったことがきっかけで、3年勤めた会社を退職し教師になることを決断しました。

 

人々との「出会い」が、教師への思いを強くしてくれた

 

教員免許を持っていなかったので、通信制大学で教職課程を履修するかたわら、

何のコネクションも教育に関する知識もなかった私は、自分の足を動かすことで教育に関心がある数多くの方々と出会いました。
教育をもっと良くしたい。子どもたちのために何かしたい。そう考えている社会人が世の中にはこんなにたくさんいるんだ、と気づかされました。

 

教育に課題意識を持っている社会人は本当にたくさんいます。

もちろん、様々な関わり方・アプローチがあり、教師になることが全てだとは思っていません。
家庭・学校・地域など様々な場所で、大人みんなで子どもを育てることが大切だと思っています。

本業としてでなく、休日や余暇の時間を使ってできることだってたくさんあります。制度や政策に携わること、教育コンテンツや教材等を創り出すこと、私教育として先進的な取組みをすることも、どれも素晴らしいし魅力的なシゴトです。
ただ、その中でも私はやはり、義務教育段階の子どもが通うことになっている公立小中学校は、可能性に溢れた場所であると考えました。いくら良いコンテンツや教材、教育方針があったとしても、毎日子どもと向き合っているのは現場の先生です。

 

多様な経験をもった人が教師になってもいい

 

前職を退職し、教師になろうと決めた時、たくさんの方から言われた言葉があります。
「なんで先生なんかになろうと思ったの?」
それはどこかネガティブな意味合いを含んでいることを私は感じました。「学校って保守的だし閉鎖的だからつまらなそう」「先生の世界って狭そう」「多忙だし給料安いしモンスターペアレンツとかいるし」「いじめ、学級崩壊、とか色々大変そう」聞いてみると、色々と出てきます。

 

しかし、一方で同じくらいたくさん、こんなことも言われました。
「民間企業を経験した人が学校の先生になるっていいよね」
もちろん民間企業出身だからといって良い先生になれるとは全く思っていません。

新卒で教師になられた素晴らしい方々にもたくさん会ってきました。しかし、教師のあり方はもっと多様であっていいと思っています。

企業から学校への転職だって、学校から企業への転職だって。もっともっと流動化していっていいと思います。

 

(退職後にTeach For Americaのモデルを知り、昨年実際にボストン支部を訪問した時の写真)

 

フェローになる、そしてその先に抱く思い

 

私たちフェローのミッションは、子どもたちと全力で向き合い、教育の力でpath changeを起こすことです。

ただ同時に私は、教育に想いを持った人材がもっと公教育に携わることを選択しやすい文化を創っていくことに貢献したいという気持ちも、とても強く持っています。

それが教育に変化をもたらすことに繋がり、ひいては未来を担う子どもたちのためにも繋がることであると信じています。

そして、この一年半くらい色んな人と話して来た中で、肌感覚ではありますが、そのように思っている人って実は結構いるように思います。

でも、実際に一歩踏み出すことができる人はどれくらいいるのでしょうか。

 

先ほど述べたように昨今の学校への風当たりは強いですし、免許を持っていても、実習も何年も前で今更子ども数十人を前にするなんて…とか、なんとなくキャリアダウンとみなされそうだし…とか、不安要素はいくらでも挙げられます。

 

だからこそ、「このプログラムがあったから、教師になろうと一歩踏み出した」そういう人が一人でも増えたらと思っています。

 

(赴任に向け、学習支援に参加するなど、充実した日々を送る池田さん)

 

なぜこの研修が重要なのか?

 

そのためにも、赴任前のこの合宿研修の質を高めていくことは、非常に重要です。この合宿研修はプログラムの土台だと思います。

フェロー全員が自信を持って教室での初日を迎え、2年間通して子どもたちに最大限のインパクトを与えることができるためのもの、

現場に行ってからも切磋琢磨し、支え合える同期との関係を構築するもの、そして客観的にも信頼できるもの、現在の教員養成のあり方にも一石を投じるもの、そこまでどんどん進化させて行かなくてはなりません。

 

短期的な成果や目に見えるリターンは確かにわかりにくいかもしれないです。支援して下さった方々が、私たちの教室にいる子どもたちの顔、成長する姿をみることは中々難しいことですし、文化を創ることも長い時間がかかることかもしれません。

でもだからこそ、仲間として一緒にこのプログラムを創っていく、ムーブメントを起こしていくという思いでご支援頂けましたら、それ以上のことはないと思っています。できることなら直接お会いして皆様の教育への想いを聞かせて頂いたり、教室での子どもたちとの話を聞いて頂いたり、長期的に関わっていけるような関係になれら本当に嬉しいなと思っています。

 

皆さまの声が原動力になります!

 

私は昨年、別のクラウドファンディングに挑戦した経験があります(TFJとは直接関係のないものです)。

その際に、ご支援下さった方々の持つパワーのすごさを身を持って実感しました。それは資金という意味での応援に留まりません。

何より応援して下さる方々の「想い」を背負っているという実感が、いい意味でのプレッシャーとなり、頑張る原動力となるのです。

 

今回の皆様からのご支援はTFJへの「叱咤激励」であると捉え、3期生及び職員一同、一心に受け止めて、今後に続いていく礎を築いて参りますので、どうか温かい応援を宜しくお願い致します。


 

新着情報一覧へ