誰もが棒高跳を楽しめるように。上質で低価格な国産ポールを！

こんにちわ。

だいぶ時間が経ってしまったのですが、８月下旬に3Dプリンタで製作したコースターの発送を、該当コースのご支援者様に送付させていただきました。

6月頃からデザインを練り始めたのですが、せっかくならということでカラー出力をしたくなり、お世話になっているStratasys社の担当の方へ連絡し、協力いただけることになりました。

初期サンプルは味気ないものとなってしまい、そこから1ヶ月ほどデザインを練って、イラストレーターからパスを起こして、CADで設計をして、という作業を行い完成しました。イメージは空へ跳んでいくような、飛躍するという願望を込めています。つくばにご縁のある方は気づかれるものも入っています。

遅くなりましたが、無事にコースターの発送を終えられました、ありがとうございます。ぜひSNSで自慢してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、現在の進捗のご報告となります。

8月末時点で、これまでに12本＋αの試作ポールを製作しました。

現時点で、同じ太さのポールで約5ポンド刻みで硬さを調整することに成功しており、ということはもう少し微妙な変更も可能になるということが示唆されています。また、硬さが変わっても曲がり方が変わると困るのですが、こちらも変化がない構成についても結果を得られています。

 

＋αというのは、設計を変更することでどの程度の曲がり方が変わるのかや炭素繊維を入れたポールの試作なども行い特性をより明確にしようとしています。

今後、実際の跳躍、試用での検証、改良フェーズに入ります。

加えて、これまでの試作の材料は汎用的なものを使用してきました。が、並行して世界的なガラス繊維メーカーと一緒に、専用の材料、構成の開発を進めています。年内の試作で、こちらの材料でのポールも製作しますが、より軽量でより反発を得られるような仕様になる見込みです。

 

 

最近、「まだですか？」「使ってみたい」という期待の声を、特に中学、高校の先生から頂く機会が増えております。まだまだ認知されていないということもよく理解しておりますが、皆様の期待に応えられるよう、「なんだ期待はずれ」と言われないように研究開発に努めます。

 

今後もよろしくお願いいたします。

次回、「なぜガラス繊維？」というテーマで材料のことを少し書きたいなと考えていますが、予定は未定です。

コロナ禍の下、大会運営に尽力いただき、その中で選手が好記録をたくさん出していて励みになります。秋風が冷たくなってきました、皆様も体調にお気をつけて残りのシーズンも頑張っていきましょう。

 

武田理