プロジェクト完了のご報告
本プロジェクトにご支援、応援いただいた皆様へ
国産の棒高跳ポールの開発により、現在棒高跳の選手やコーチが抱える課題が解決できるようにと、本プロジェクトを立ち上げ、結果、多くの皆様のご支援をいただくことができました。このプロジェクトページの関係上、本日をもってプロジェクトの完了報告をする運びとなりました。
まだ3月27日にポールのお披露目が残っていますので、そこでのご報告、体験会をもって活動は一区切りを迎えます。
現在、法人の立上準備を進めておりますが、夏までには販売を開始できるように営為準備をすすています。また、現在は13.7フィートまでのポールですが、すでに14フィート以上のポールの開発、更なる素材の改良にも着手しております。このプロジェクトで生まれたポールが、多くの選手の手に渡り、競技普及の足掛かりとなれば嬉しい限りです。
改めて、皆様の応援あっての開発でした。心より御礼申し上げます。
活動報告:
①本プロジェクト経費による成果物
・試作ポール : 46本
・マンドレル : 10本
・ブランドラベル : 100枚
・材料開発:150mの専用設計ガラス繊維クロス
②本プロジェクトに付随して開発したもの
・プラグ 2種類(オーバープラグタイプ)
・ボックス (嵩上げタイプ、アルミ製)
・マット (実験用マットを、硬さ、サイズ、素材含めて設計・製作)
以上となります。ポールの開発には、ポールだけでなく色々なものが必要になってくることがよくわかりました。多くの企業の、研究開発部門の方のお力、本プロジェクトの趣旨へのご賛同と、何より「国産で世界と闘おうなんて面白そうじゃないか!」という意気込みもあって色々なものができあがりました。
ブランドラベル(ポールの名前)は3月27日に公開いたします。
写真:マット製作の様子
【収支報告】
本プロジェクトによる活動費 合計1721000円
READY FOR 手数料(15%) 283965円(税込)
筑波大学 共通経費(10%) 172100円
以上が差引かれた、1,264,935円を活動資金として使用いたしました。
資金はすべて、筑波大学の会計ルールに則りポール開発のために使用させていただきました。
【今後について】
本プロジェクトページでの新着情報のお知らせは今後も使用可能という事ですので、皆様に向けた新しい情報がある場合は、こちらのページにてお知らせいたします。
棒高跳界は世界的にも賑わっております。特に女子選手が一日も早く追いつき、世界選手権、オリンピックで活躍できるように、微力ながら選手・コーチの皆様のお力になれるように精進してまいります。私たちは女子選手へのアプローチに多くの力を注ぎたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。
4月以降、体験してみたい、試用してみたいという方がいらっしゃいましたら
takeda.osamu.gn あっとまーく u.tsukuba.ac.jp までご連絡ください。
1年でここまで来られると思っていませんでした。けれども多くのことを勉強・研究・試行錯誤して、何とか完了報告ができて本当にホッとしています。何度もうるさいくらいですが、本当にありがとうございました!
2021年3月21日 代表者 武田 理