ケニアの障がい児を新たな光に! 笑顔あふれる場所をつくりたい
メッセージリレー6 摂食支援のチームプレイ、そして新しい大地
次は言語聴覚士でシロアムの園開設当初から子ども達の摂食支援をされていた寺田美智子さんです。
私とシロアムとのかかわりは2015年の開所直後から始まります。公文先生がここは障がい児のクリニックであるとともに、特別支援学校としての機能を持たせたい、とおっしゃったとき、この先生は本当にどこまでわかっているのかしら?と不安に思いました。しかし、先生の本気さに圧倒され、まずはグループ療育の設立をお手伝いし、そこでプログラムと摂食支援の内容を共に考えることになりました。
摂食支援に欠かせないのは「食べ物」です。日本でも各児の摂食機能に合った食形態の提供は困難な施設もあるのに、ケニアの田舎でできるのでしょうか?日本のように豊かな食材にも恵まれず、離乳食も大人の食事も材料は同じもの。すりこ木みたいな調理器具はありますが、それは木の実や香辛料をボールに入れてトントンと上から圧して砕くもので、日本のすり鉢もなく、固いものや繊維のある食材を細かく滑らかにできません。お金持ちが行くようなスーパーには、ミキサーもフードプロセッサーもありますが、シロアムに来るような子どもたちの家庭ではとても買えるようなものではありません。私は途方に暮れました。
公文先生は一時帰国すると、シロアムに役立つことを勉強するためにいろいろな施設を回ります。私は以前勤めていた複数の施設にメールを出して、視察を許可していただき、先生は様々な施設で勉強をされてまたケニアに戻ってきました。中でも相模原市立陽光園での給食は、シロアムのお手本として参考になったようでした。シロアムでグループ療育が開始されて間もなく、なんと給食も始めてしまったのです。ある日私がグループのボランティアに行くと、日本のかまぼこ板の上に大きくA,B,C,D,Eと書かれた札を掲げたお鍋や容器があり、それには食形態の異なる同じメニューが入っていました。
試行錯誤がここから始まりました。ケニアでは当たり前の停電。停電のある日はミキサーが使えず、子どもたちは来ているのに、調理は難航しました。いろいろな困難があって...。そして3年たった今、私は再度シロアムを訪れてみて、それらの給食や調理がいかに改善されているかを知ったのでした。グラディス・チーフの率いる調理チーム。ちょうど手づかみ食べのメニュー開発をしていて、試食会を行いました。グラディスさんたちはアシスタントとして、調理のほかに、その日の活動をする子どもの介助に直接あたっているので、子どもの食事状況を目に浮かべながら調理することができています。彼らの動きが素晴らしく、ある時は調理、ある時はクラスで介助、ある時は清掃と動き回り、これがケニア人(失礼ながら、ケニアの方はおっとりと行動される方が多いと聞いていますので。)かと思うほどでした。
シロアムの良さはこうしたスタッフはもちろん、事務的な仕事を専門にする方も含め、全員で子どもたちを実際に支援しているということです。摂食支援にはこの視点が特に重要だと私は思っています。どんなにうまく食べさせられる人や優れたセラピストがいたとしても、食材なしに支援はできませんし、その食材が適当でなければ何も改善されません。なぜこの食材や道具に経費が必要なのか、家庭ではどんな生活をしているのだろうか、児をとりまくすべての環境をつぶさに知り、情報を交換し合うことが、ここでは容易に普通にできている、と思いました。私たち日本人が忘れかけている、あるいは置き去りにしてきたものではないでしょうか?
今回の再訪で、私は購入予定の新しい土地を見て、その地に足を踏み入れる経験ができました。周囲に小高い丘が見え、新しい家も次々建ち始めていました。土地そのものに何かエネルギーを感じました。私を連れて行ってくれたドライバーのジョセフは胸を張って、「ここが新しいシロアムの土地だ」と私に誇らしげに告げました。そして「もしここに移転したら、僕たちスタッフもこの周りの住宅に越してくるんだ。」と希望に満ちて言いました。みんながシロアムを中心として地域に根付き、そしてこの地域もきっと発展させる、そんな意気込みを感じました。調理のスタッフも、教師も、PTもOTもみんな来るんだ。家族ごとね。
だから、皆さまどうぞ温かいご支援をさらにお願いします。
リターン
3,000円
「シロアムの園を応援します」
*感謝の気持ちをこめてサンクスメールを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
- 支援者
- 59人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
5,000円
「シロアムの園を応援します」
*感謝の気持ちをこめてサンクスメールを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
- 支援者
- 34人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
10,000円
「シロアムの園を応援します」
*感謝の気持ちをこめて礼状を送ります
*シロアムの園のポストカードを送ります
*シロアムの園のニュースレターを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年7月
10,000円
「気持ちたっぷり、郵送不要コース」
*感謝の気持ちをこめてサンクスメールを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
※リターン郵送料等がかからない分、手数料を除いた全額を土地購入の費用にあてさせていただきます。
- 支援者
- 84人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年6月
30,000円
「シロアムの園を応援します」
*感謝の気持ちをこめて礼状を送ります
*シロアムの園のポストカードを送ります
*シロアムの園のニュースレターを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
*フェンスに、ご支援者様のお名前を書かせてせていただきます
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月
30,000円
「気持ちたっぷり、郵送不要コース」
*感謝の気持ちをこめてサンクスメールを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
*フェンスに、ご支援者様のお名前を書かせていただきます
※リターン郵送料等がかからない分、手数料を除いた全額を土地購入の費用にあてさせていただきます。
- 支援者
- 32人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月
50,000円
「シロアムの園を応援します」
*感謝の気持ちをこめて礼状を送ります
*シロアムの園のポストカードを送ります
*シロアムの園のニュースレターを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
*フェンスに、ご支援者様のお名前を書かせていただきます
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月
50,000円
「気持ちたっぷり、郵送不要コース」
*感謝の気持ちをこめてサンクスメールを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
*フェンスに、ご支援者様のお名前を書かせていただきます
※リターン郵送料等がかからない分、手数料を除いた全額を土地購入の費用にあてさせていただきます。
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月
100,000円
「シロアムの園を応援します」
*感謝の気持ちをこめて礼状を送ります
*シロアムの園のポストカードを送ります
*シロアムの園のニュースレターを送ります
*公文和子・サンクス講演会へご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
*フェンスに、ご支援者様のお名前を書かせていただきます
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月
100,000円
「気持ちたっぷり、郵送不要コース」
*感謝の気持ちをこめてサンクスメールを送ります
*公文和子・サンクス講演会へのご招待します
(交通費自己負担、詳細は後日お知らせします)
*フェンスに、ご支援者様のお名前を書かせていただきます
※リターン郵送料等ががかからない分、手数料を除いた全額を土地購入のための費用にあてさせていただきます。
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年11月