片目のマール

ラフコリーのマールです。
今年2歳になる男の子で、一番年下です。ブルーマールという毛の色で毛量も多く、セラピー活動に行くと利用者の皆さんから「綺麗だね」とか「立派だね」とか言っていただけます。

でも、マールには左目がありません。障害を持って生まれてきた子でした。ショードッグを育成しているブリーダーさんで生まれましたが、障害を持って生まれてきたために引き取り手を探していた子でした。生後６か月の時でしたが性格は温厚で、とても人懐こい子でした。セラピードッグになるには問題はないという判断で引き取ることになり、セラピー犬としてのトレーニングをしてきました。

今では、りっぱなセラピードッグとしてご利用者のみなさんに「ラッシー！」と呼ばれて喜ばれています。少し天然が入っていますが、日常生活に不自由なこともなく、名前を呼ばれると嬉しそうに尻尾を振って走ってきます。

愛護センターに収容されている犬たちの他にもいろいろな理由で飼い主に巡り合えなかった犬たちがたくさんいます。不幸な生い立ちの子も人に笑顔を届けることができます。そしてそれを待っている多くの人がいます。
どうか、私たちと犬との活動にご協力をお願いします。