プロジェクト概要

会社帰り等の空き時間で、標本に”触って”、自然科学や生物を体感できる博物館、Think Squareを1週間限定でテストオープンします!

 

Think Squares Projectを進めています、山本智です。高校時代に博物館でクジラのドキュメンタリーを観て、彼らの雄大さに魅了されたことがきっかけで、大学、大学院とクジラ・イルカの研究をしていました。縁あっていろいろな博物館で研究をしてきましたが、その後は、働きながら、空いた時間に研究を進めることにしました。

 

同じ哺乳類、かつもともと陸上で生活していたにもかかわらず、非常に長い時間潜ることができ、早く泳ぐことができます。その能力を獲得した今の形になるために、彼らはさまざまな試行錯誤をしています。その試行錯誤の後が、現在の彼らの形に残っており、時々感じる、その形が持つ意味を理解できたときの納得感や気づいたこと自体のうれしさが、今も研究への情熱がやまない理由だと思います。

 

みなさんも、子供のころ初めて触れた生物に、感動し、驚きを感じ、そして、行動や形の不思議さに魅了された経験があるのではないでしょうか。その経験を持つ方にその時のことを思い出してもらい、社会全体が知的好奇心を満たすことに価値を感じる状態を創っていくことで、より科学が発展していけるよう、研究活動を支援する雰囲気を醸成していきたい。その足掛かりのために、今回、テストオープンとして、生物がもつ不思議さを、見て、触って、身近に感じてもらえる展示を開催しようと考えています。

 

2017年7月24日~29日、吉祥寺でテストオープンを開催!仕事終わりにも立ち寄れるよう22時まで開館します。このテストオープンを成功させ、科学を支援する雰囲気醸成の足掛かりを作るためには、皆様のサポートが必要です。ご協力いただけないでしょうか?

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早速ですが、写真はラプラタカワイルカの頭の骨を、背中側、お腹側、左側から撮影したものです。どれが背中側の写真か、よく水面からしぶきをあげる鼻の穴がどこにあるかわかりますか?


 

カエルや蛇、トカゲ、ザリガニ、蛍やカブトムシなどの昆虫などを捕まえたり、飼ったりして行動や形の不思議さに魅了されたことはありませんか?

 

研究には、基礎研究という分野があります。すぐには実益に結びつかない研究、実用に結びつく研究の下支えをしている研究が、基礎研究であり、生物学もその一つです。私⾃⾝、解剖学、形態学を専攻していましたが、研究者として⽣きていくための研究環境を整えることが難しく、研究者として生きていくことを断念しました。しかし、研究は断念できず、社会⼈として働きながら、細々と続ける道を選びました。ただ、⽇々の仕事に追われ、なかなか研究を進められない現状にあります。

以前の私のように、情熱を持つ研究者が研究し続けられる環境を整えるためには、社会の理解が不可欠で、そのためには、まず、その面白さを知っていただく必要があると考えています。というのも、私がイルカやクジラの研究を始めるきっかけとなったのはドキュメンタリーをみたことですが、その面白さに気づく土壌は、幼少期の体験にあったと感じているからです。幼少期は近くに自然があり、カエルや蛇、トカゲ、ザリガニ、蛍やカブトムシなどの昆虫などを捕まえたり、飼ったりして、逃げようとする際の行動、餌の食べ方など、一日みているだけでもたくさんの発見があり、あっという間に時間が過ぎていました。この、子供のころの体験が、研究へ目を向けたきかっけだったと感じています。

 

この経験のことを考えると、⼦供の時に多くの⼈が感じた⽣き物に触れる楽しさ、知的好奇⼼を満⾜させる時間を、⼤⼈になった今、改めて持つことができると、精神的に豊かな時間を過ごすことができるのではないか。そして、その体験をもった大人が増えることで、科学を支援する雰囲気が社会に醸成される。そう考え、科学に触れる博物館 Think Squareという場所を企画しました。

 

 

このスペースを、将来的には、科学と社会、企業が、科学の⾯⽩さや知的好奇⼼を満たす時間を共有できる環境を作るハブにしていき、収益の寄付などで研究発展の⼀助としたいと考えています。

 

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しかし、博物館に展示された標本を見に行っても、自由に触れて見ることができる展示、体感できる展示を実施している博物館は多くはありません。

 

現在、一部の博物館に、固定された標本の一部を触れることができる施設はあります。しかし、持ち上げること等はできないため、重さはもちろん、標本の裏側を見ることはできません。360度すべてを実際にみて、生物(標本)の持つ特徴をすべて体感できることが、一方的に”見せられている”展示に比べ、より気づきも多く、楽しめると思っています。

 

ですが、落としてしまったり、破損や磨耗による破損の恐れや、従来の”見せる”という視点で展示を構成したまま、予算の都合によりリニューアルされないなどの事情により、知的好奇心に訴えかける仕掛け、例えば、自由に持ちあげたり、触ることのできる展示が少ないのが現状です。
 

だからこそ、従来、あまり採用してこなかった、見るだけでは分からない標本に触れるという体験を共有することで、新たな気づきによる知的好奇心を満たすことの楽しさに社会が気づき、生物学をはじめとする基礎研究の研究環境の改善、ひいては日本の研究環境の改善につながるのではないかと考えました。つまり、基礎研究を支援する体制を作るには、実際に、基礎研究の面白さ、知的好奇心を満たしたときの充足感を感じてもらい、実体験となっていることが非常に重要だと考え、この展示に踏み出したのです。

 

 

2017年7⽉24〜29⽇に、吉祥寺にて、仕事帰りにふらっと⽴ち寄れ、展⽰アイテムに”触れる”博物館  Think Squareをテストオープンします!

 

そこで、当プロジェクトで狙っている、「標本に触れる」→「気づきや知的好奇心を満たすことに楽しさを感じる」という流れが、どの程度みなさんに体感いただけるのかを検証し、改善につなげるため、2017年7⽉24〜29⽇に、吉祥寺にて、展⽰アイテムに”触れる”博物館 Think Squareのテストオープンを行いたいと考えました。普段、博物館に訪れたとしても、⾒ることが多く、展⽰アイテムの質感、重みなど標本が持つ雰囲気を体感することはなかなかできないのではないでしょうか。その普段体感できない楽しさや気づきを見つけに、仕事帰りにふらっと軽い気持ちで⽴ち寄っていただきたいと思っています。

 

このプロジェクトは、科学を楽しむ雰囲気の醸成を作り、研究環境を整える、支援することを目的にしているので、今回、その雰囲気醸成の中心となりそうな、30~40代の男性をメインターゲットとしています。30代、40代になると、仕事も充実し忙しくなり、結婚して子どももいれば、日々の生活に追われ、ますます自分が興味を持てそうなことを探し、じっくり物思いにふける時間をとることが難しくなります。そのような方たちに、通勤時間という日常に組み込まれた時間のなかで、展示に触れ、体感し、自分で発見した特徴に、どのような意味を持つかという気づきが結びつく瞬間の、好奇心を満たした満足感を味わってほしいと思います。

 

今回は、イルカがメインテーマです。皆様からのご支援は展⽰アイテムを充実させることに使用させていただきます。イルカの仲間たちがどのように⽔の中での⽣活に適応しているのかを触って感じていただければと思います。

 

<イベント概要>

Think square Theme 0 Dolphin & aquatic life

会期:2017年7月24日(月)~29日(土)

開館時間:16:00~22:00 ※土曜日のみ10:00~22:00

場所:リベストプレイス吉祥寺

   東京都武蔵野市吉祥寺南町2-4

イベントサイト:https://www.think-squares.com/theme-0

 

★★★

<Think Squareの特徴>

■標本に実際に触れる  

標本は、ただ、展示台の上においてある標本に、基本的には、自由に触れていただきます。イルカやワニなどの頭の骨、餌生物であるイカのクチバシや魚の耳石等、基本的に展示してあるすべての標本を好きなように触っていただけます。見るだけではなく、触れることで質感、重みなどを体感できることはもちろん、ご自分の好きな見たい角度から見ることができます。標本を持って、研究者の気分で写真を撮っていただいてもOKです。今後、ウミガメや脳など、さまざまなテーマを扱う予定です。

 

■駅近のアクセス  

今回も、コンセプトに合わせ、駅から近い場所に設置。気軽に、帰宅途中に 足を運んでいただければと思います。

 

■仕事帰りに立ち寄れる開館時間  

開館時間は16時から22時と、帰宅途中に立ち寄れる時間に設定しています。平日、 少しだけ科学に触れる時間を創ってみませんか?最終日の土曜日は、他の博物館に行くときにも参考になるよう、見所や着目する点などの展示アイテムの面白さを伝える説明会を行う予定です。

 

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写真は、展示を予定している、ジュゴンの頭骨(レプリカ)とスジイルカの頭骨(実物)です。


 

実物に触れることでしかできない体験があると考えています。その価値を多くの方に感じてもらえるような取り組みを続けていきたい。

 

今回の展示の目的は、まず、生き物がもつ不思議さ、面白さを体感してもらうことにあります。生きている生物と十分に触れ合うことができれば、それが一番ですが、時間的にも場所的にも難しいので、標本から感じてもらいたいと思っています。例えば、イルカの鼻は、頭のてっぺんにあります。普通、鼻先というように、口の先端にある鼻が、頭の上にあります。その理由(機能)を呼吸のためと考えるとすると、ワニなど鼻が口先(吻先)にある他に水で生きている生物は、どのように確保しているのでしょうか。そのような種による形の違いを比較すると、生物ごとの適応戦略が見え、形の持つ意味を理解できます。

 

バーチャルなコンテンツが増えている昨今ですが、研究成果に基づいた視点を加えた見方で、実物に触れることでしかできない体験があると考えています。その価値を多くの方に感じてもらえるような取り組みを続けていきたいと考えています。このような活動にご興味を持っていただけるようでしたら、プロジェクトメンバーの募集も行っていますので、ぜひご連絡ください!

 

 

生物の行動や形の不思議さに魅了された感覚を体感し、知的好奇心を満たされる楽しさを味わっていただく施設にしていくために、是非この展示を成功させたい。皆様の応援どうぞよろしくお願いします!

 

 

 

リターンについて

 

展示アイテムの魅力を伝えるポストカード、思考するパズルなどオリジナルグッズのリターンです。

 

ご支援いただいたみなさまには、少しでも今回のテーマ、イルカの不思議さを感じてもらえるよう、標本写真のポストカードと3Dパズルのオリジナルグッズをリターンとしてお届けしたいと思っています。また、イベントサイト、館内へのお名前を掲載させていただき、期間中、何度でも入場できるチケットもお届けします。ご自宅でも、Think Squareでも、イルカの不思議さに思考をめぐらせていただき、知的好奇心を満たす時間を楽しんでいただければ幸いです。

 

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