皆様こんにちは!Timofee運営部です。

運営メンバー紹介第三弾となる今回は、真木麟太郎を紹介します。

 

「はじめまして。真木麟太郎です。

 

 東ティモールは2002年にインドネシアから独立したばかりでアジアで最も貧しい国だといわれています。残念ながら国連や国際NGOなどの援助なしでは生活もままならない状況です。しかし、私が今年の3月下旬に現地へ渡航した際、国の抱えている様々な問題とは裏腹に人々は幸せそうに暮らしている、という印象を強くうけました。今にも崩壊しそうな家々、そこらじゅうに無残に散らばったゴミのすぐそばで、彼らは大きく笑って生活していました。街を歩くと旅人である私を暖かい笑顔で出迎えてくれ、大人も子供も無邪気に話しかけてきてくれました。

 

ある東ティモール人の活動家と会ってお話しを聞いた際、東ティモールはこのままでは駄目だと言いました。『国民は今の生活に満足して、現状の問題点を全く見ていない。真の豊かさとは何か、に彼らは目を向けていないのです。』と。彼は先進国を目標として発展することにより、本当の豊かさを得られると考えていました。

 

しかし、果たしてそれは正しいのでしょうか。私が東ティモールに行って抱いた疑問は、生活の豊かさとは何か?でした。確かに彼らの生活は貧しかった。本来ならこんな生活を望まない、というのが当たり前だと思っていました。しかし、それは私たちの価値観であって、彼らは楽しそうに生活している。反対に、日本は発展して生活水準は高く、生活も便利です。ただそれと同時に、隣人との希薄な関係性、孤独死、競争社会に縛られ余裕のない生活など、発展により生じた問題も多くあります。ですから、発展が生活の豊かさにつながるとは一概に言い切れないのだと東ティモール渡航を経て感じました。安易に観光地化などの産業政策を行えば、コミュニティーの結束力や生活の豊かさを壊しかねません。今現在、先進国を中心に国連が東ティモールに支援を行っていますが、幾ら発展を遂げてもそもそも私たちの社会のシステムが完璧ではないので、また新たな問題を生むことになります。

 

そこで、東ティモールの未来を担う学生を先進国である日本に招聘し、学びの場を提供するためこのプロジェクトを立ち上げました。現地の大学に訪問した際、若者が自国の現状に問題意識を持ち、国を変えたいと強く願う姿を少なからず見ました。しかし、彼らは海外を目にしたことはなく、そもそも自国をどのように変えていけばいいのかもわかりません。そこで、彼らに日本が発展する上で培ってきた技術や制度を見学してもらい、そこでの学びを東ティモールの問題解決に還元してもらいたいと考えています。また、日本の明るい面だけを見せるのだけではく、発展により失ったもの、生じた問題点も視察してもらい、私たちではなく、彼らによる新たな発展の形を考えてもらいたいのです。私たちは学びの機会を与えるだけで、あとは東ティモールをどう変えていくかは彼ら次第なのです。学生がどのような未来を描くのかとても楽しみで、私もそこから何かを学べたらと願っております。」

 

引き続きご支援よろしくお願いします。

 

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