【第11話 気晴らし】

【8月に格闘技ジム作ります】

トップインストラクターを務める私のアニマルヒストリーをお話します。



調子が悪くなってるなと感じていたにもかかわらず、なんとかなるだろうと放っておいたのは間違いだった。もっと早い時期に治療、体のケアをしていたら状況は変わっていただろう。
練習ができなくなった頃、悪い癖が出て遊びに走ってしまった。うまくいかない時は他に気が散ってしまう。

２０歳を越えて酒を飲めるようになり、週末は渋谷によく遊びに行った。朝までクラブで遊んで、明け方食べるラーメンは身体に悪いと思ってもやめられなかった。

遊ぶことが楽しくなってくると段々、生活が荒れ始めた。練習をちゃんとやっていれば疲れて夜もちゃんと寝るのだが、練習をしていないとそうもいかず、授業も欠席が増えていった。
何もいいことはない。過去に戻れるなら自分を殴ってやりたい。

「やる気があるから行動する」というものだと思っていた。しかし、実際はそれに加えて「行動してるから、やる気が湧いてくる」というのもあるのだと学んだ。

今思えば、いい時はしっかりと競技に集中していたが、全力で練習が出来ない時は、練習への集中力が明らかに下がっていた。今だったら、どんなコンディションでもそれに合わせて相手、目的、やり方を変えるなど、その時やれる100%の練習をやっているだろう。まだ未熟な私は出来なかった。出来るようになるにはもう少し時間がかかった。



『次回、レスリング部主将』





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ジム開設の為のクラウドファンディングをやってるので、下のリンクからご支援宜しくお願い致します。

https://readyfor.jp/projects/tri-h-studio-narimasu