熱意がなければ皆さまに伝わらない。

 

冷静でなければ計画は成就しない。

 

知識がなければ正しい判断が出来ない。

 

支援者様のお気持ちに寄り添わなければ成功への道は遠のく。

 

残り一か月と少し、いよいよ終盤戦に入ろうとしている当プロジェクトも、あと少しで2000万円に手が届きます。

 

是非とも、皆さまのご支援お願いいたします。

 

◇ ◇ ◇

 

2014年から2016年に実行した「くろがね四起修復プロジェクト」にも、さまざまなご意見をいただきました。

 

引換券ごとに特典があり、概ね支援金額に比例するのは、クラウドファンドの仕組みがアメリカ発祥ということでご理解いただくしかありません。

 

国内で発見されたくろがね四起前期型(2013年秋撮影)

 

日本人の助け合い、譲り合い文化とよばれる、村社会的な価値観とは馴染まない部分があることは認めた上で、クラウドファンドの合理性や利便性は素晴らしいと思います。そして、実行者に求められるのは、多くの支援者様の一番の目的は「くろがね四起を蘇らせて、走らせること」に尽きると判断しました。

 

ですから「くろがね四起修復プロジェクト」の支援者様への、ご説明や対応に不十分な点があったことはお詫びしつつも、当初の目的を達成して3年経過した現在も多くの方にその雄姿を見て頂いていることで、責務を果たしているつもりですし、今後もその責任を負い続ける覚悟です。

 

ロシアで修復されたくろがね四起前期型(2013年春、英国人O氏撮影)

 

今回、九五式軽戦車の売却を申し出て下さった英国人O氏は、「くろがね四起」修復に関しても、海外の現存車両の情報提供と、ロシア人レン氏との仲介とでご助力下さいました。

 

ロシア人レン氏は熱烈な日本軍車両マニアで、くろがね以外にも陸王サイドカーなどを所有している。

 

国内で発見された「くろがね四起」は欠損部品があり、その原型が判らないので復元の方途もなく、ロシアに現存する3台の実車を都合4回に渡り取材し、同様の問題で頭を抱えていたロシア人スタッフと問題を討議して結論を導いた点も多くあります。

 

これらのやり取りはレン氏から英国人O氏に伝えられました。

 

ロシア人技術者に、日本製の当時モノの腕木式方向器を寄贈した際の様子。(くろがね四起のTシャツを着ているのが、チーフメカニックのM氏)

 

「くろがね四起」の修復成功の結果、親日家で90年代から何度か訪日経験もある英国人O氏は、我々日本人がいよいよ次のステップ……工業製品として軍用車両を修復、維持、管理できる段階に入ったと感じてくれました。

 

だからこそ、今回のプロジェクトは失敗できないのです!

 

「誰かがやってくれる」……正直に言って、自分も「くろがね四起修復プロジェクト」に関わるまでは、そんな感覚はありました。

 

しかし、日本人の歴史遺産は、我々自身が管理して、正しく後世に伝えなくてはなりません。

 

皆さまのご支援で蘇った「くろがね四起前期型」(2016年9月御殿場にて撮影)

 

くろがね四起の陸軍制式名称は「九五式小型乗用車」です。偶然にも昭和10年(1935年)という同じ年度に制式化された、この二台が並ぶという奇跡が実現できるように、引き続き活動して参ります。

 

いまできる支援を、明日ではなく今日、是非ともしていただきたいのです。

 

皆さまのご支援をお待ちしております。

 

実行者:小林 雅彦

 

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