こんにちは!
旧上原邸のすぐ近く、歩いて数十秒のところにある「すさきまちかどギャラリー」の館長をしております川鍋 達と申します。

 

すさきまちかどギャラリー

 

「すさきまちかどギャラリー」は江戸末期から続く商家で、酒造、米穀業、製紙業、金融など多岐にわたる事業を行い、須崎の町の発展に大きく寄与した三浦家の元邸宅を活用した文化交流施設で、展覧会やコンサート、様々な会合など、アートとコミュニティのスペースとして活用されています。

まちかどギャラリーについて、詳しくはこちら

 

私は4年ほど前に地域おこし協力隊の制度を使い、千葉県から移住して来ました。須崎とは全く縁もありませんでしたが、市が募っていた、古民家施設を活用した地域活性化の活動に興味を持ち、国内外で美術を学んだ私の経験を活かせるのではないかと思い、応募しました。以来、まちかどギャラリーの企画、運営、改修に携わり、協力隊任期終了後の現在は館長として引き続き業務を任されています。

 

 

 

須崎の魅力

上原邸やまちかどギャラリーの建つ、須崎の商店街は昔は大変な人出で、いつも賑わっていたそうです。この町で生まれ育った人たちは昔の記憶と比較して、今の須崎を「何もないところ」と仰るのですが、私にとっては今の須崎、とっても魅力的です。

 

須崎の商店街

 

魚が美味しいのはもちろんですが、一番惹かれているのは都市と自然とが入り混じった不思議な境界感覚です。

 

確かにシャッターを下ろしたお店が多いけど、駅前から続く2km近くはあろうかという商店街は都市的な雰囲気を湛えます。それなのに看板が立ち並ぶ先にモコモコした山が迫ってきます。建物で切り取られた路地の向こうにある、見えない海面を大きな船が滑りゆく光景は巨大な劇場の舞台転換のようなスペクタクルです。

須崎には観光地とは違う見所がたくさんあるのです!

 

 

 

 

アートの町として

そんな素敵な町、須崎をどうやって盛り上げよう、魅力をどうやって伝えよう、私は地域再生の手段として、以前の商業的な賑わいによる復興を目指すだけではなく、文化的な豊かさを育むことで地域に新しい価値を生む事で、素通りされない街にしていきたいと考えています。

 

港でドローイング

 

そのための試みの一つが「現代地方譚 アーティスト・イン・レジデンス須崎」です。現代地方譚紹介記事

 

 アーティスト・イン・レジデンス(AIR)とは、芸術家が須崎市に一定期間滞在し、住民との交流、地域資源の活用に取り組みながら作品制作を行い、その成果を展示・発表するアートプログラムです。今日的な芸術表現を、作品の生まれる現場に立会ったり、作家との交流を通じて理解し、楽しみながら地域課題の解決の糸口を探ります。

 

廃業した銭湯で作品を展示

 

 これまで、延べ30名以上のアーティストがこの地域に滞在し、地域住民との交流を深めてきました。アーティストの滞在拠点や展示会場として、街に点在する空建物を活用することで、展示を観るために街を回遊する人の流れも生まれ、活用した物件に入居が決まる事例も出ています。アーティストのユニークな活動を目の当たりにすることで街に活気が生まれ始めています。

 

アートの切り口から今の地方の在りようを見つめ、考え、語り合う場、それが現代地方譚です。来年1月には「現代地方譚5」が開催されます。ぜひ須崎まで足をお運びください!

 

 

 

上原邸と共に

さて、上原邸は今後旅行者や移住希望者の短期滞在のための施設として活用される予定です。この施設が本格的に稼働し、さらにこの界隈でシェアスタジオを作ることができれば滞在・制作・発表の環境が整い、アーティストの受け入れも拡充できるのではと期待しています。これまでアーティストは旅館に宿泊したり、空き家を短期的に借上げて滞在施設としていましたが、随時滞在を受入れできる拠点が出来れば新しい展開が出来るようになるかもしれません。

 

改修前の上原邸とアーティスト

 

日常的にアーティストと出会えるまちになったらきっととっても楽しいですね。

 

プロジェクト達成に向けて、みなさまのご支援をよろしくお願いします。!

 

新着情報一覧へ