本日、海人丸一号と台車を搬送する作業を行いました。ちょうどGW初日、漁師の義兄が休みということで、船外機で曳航してもらいながら子供達二人を連れて操船技術の練習をしました。
 

 

通常海人丸は、風と人力で漕ぐ力のみを推進力としていますが、動力船に引っ張られながら漕ぎやセールの上げ下げ、また舵取りの練習をします。そして途中で先導船のエンジンを止めて潮の流れを感じたり、雲の動きを観察したり。たまにはサーフポイントで波乗りすることもあります。今日は向かい風で海人丸が波に叩きつけられる連続だったので、小学一年生の息子は船酔いにかかってしまい海人丸の上でぐったりしてしまいましたが、後半は風がおさまったので元気を取り戻しました。

 

 

大人も子供も、人は海に出ると自然と心が動くといいます。バケツで水を汲み出したりパドルしたり。僕が特別口で何かを指導することは無くても子供たちは勝手に体が動いていました。幼少の頃、喘息やアトピーでいつも病弱だった僕でした。大学でライフセービングに入部した頃も、50mも泳ぐことができなかったなんて、今考えると不思議です。海を通して心身を鍛えることは僕自身が身を持って体感してきたことです。

 

 

今日は、海人丸を支え運搬する台車のメインテナンスも行いました。前項でもお伝えした通り海人丸はコンクリートスロープではなく、砂浜を上げ下ろしするため木枠で作った土台に大型のタイヤを紐結びしています。この結び方は、サバニ船体を二隻繋げる時と同じ用量で、全て紐をつかっていますから、四方八方どんな動きでも壊れることなく柔軟に固定することができます。また、海人丸の表面には防腐、防水の目的でサメの肝臓油が塗られています。明後日こどもの日は、これらの作業を家族仲間で行います。まさに古人の知恵と野生の感覚を今の時代の人たちが受け継ぐことは素晴らしいことだと思います。

 

 

トラックに乗せると大きくはみ出す為、一旦タイヤを取り外し運搬後ふたたび紐結びの作業を行いました。周辺4カ所を結ぶのに2時間かかりましたが、海人丸一号はこの台車よりも20倍以上の紐を使っていますので組み上げるのに約1ヶ月もかかります。二号の長さはこれより3mも長い全長10mですから2ヵ月以上かかるだろうと思います。

 

時間がかかる作業ですが、家族や仲間と他愛も無い会話を楽しみながら、そして力いっぱい紐を引っ張ります。海は綺麗な時ばかりではなく、とんでもない恐怖も経験することもあります。でもこうやって結び箇所全てにたくさんの想いと、力念を込めているからこそ海人丸、そして仲間を信用できます。それが広い海を渡る勇気に繋がるのだと思います。

 

 

 

明日も台車の作業を行います。そして5月5日、子供の日に沢山の親戚仲間が集まってほしいと思います。Ready forを通して。そして海を通して沢山の仲間と繋がれますように。
 
 
Keep paddling. Taku
p.s.今日は晴れてとっても海が綺麗でした。動画も楽しみにしていてください。
 

 

 

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