おはようございます。お陰様でクラウドファンドが達成率120%と成功した関係で、早速海人丸二号建造の準備がすすんでいます。同時に皆様にお知らせがあります。
 
お知らせ1;
 
当初の予定であった伝統大工の大城清さんが他のハーリー型サバニ船の建造を行政から受注されていた関係で僕らの海人丸二号を年内に作ることができないという事態になってしまいました。100%を達成しなければ全額返金というReadyforのシステム上、僕も先に手付金を清さんにお支払することができなかったということと、大城さんの住む地域の伝統行事”ハーリー競争”に合わせてどうしてもそちらを優先しなくてはいけないという事でした。
僕としては3年前に日南の飫肥杉を伐採した子供たちと同じく、清さんに二号建造に携わってほしかったのですがスケジュールの関係上、これ以上腐敗していく杉をただ黙って見ているわけにはいけませ。そしてReadyforで支援していただいた皆さんに12月の進水式の約束をしました。是非とも皆さんと一緒に僕らの暮らす美ら海にサバニを浮かべ、来年の夏には二号を完成させたいという気持ちは固く変わりません。たまたま以前僕が所属していたハーリーチーム”TAKUMI”の監督が代わりの伝統大工・嶺井さん親子はどうだろうかと、強い推薦がありまして早速僕は嶺井さんの住む奥武島に行きました。
 
沖縄本島南部の奥武島(おうじま)の漁師一家であり、これまでに300隻近い伝統ハーリー船を建造された嶺井さんは、双胴型サバニ船”海人丸二号”の新しい形にとても興味を持ち、すぐ家族を連れて僕の部落まで飛んできてくれました。愛知万博まで56日間の人力航海を成功させた海人丸一号を見本に、改造点や新たに工夫する点など打ち合わせをした結果、夢を形にするための協力をしてくれることになりました。海を渡って人を丸に繋ぐこのプロジェクトの趣旨、とくに次世代の子供たちを海に連れ出すというビジョンは、あえて口頭で伝えなくても肌で感じてくれる方々、生粋の海人(ウミンチュ)一家です。
僕の奥さん家族・玉城家も生粋の漁師一家です。嶺井家も玉城家も、そして僕自身アスリートとして、このプロジェクトに関わる人は皆さん海に魅せられて暮らす人達です。Readyforで支援していただいた方々も違う島に住んでいるけれどいつも海と対峙して暮らしているからこそ、このプロジェクトに反響してくれたのだと僕は思っています。
 
 
おしらせ2;
 
早速昨日、宜野座村に保管してあった飫肥杉をサバニ大工・嶺井さんの元へ運搬しました。昨年の台風で浸水し腐食が進んだ飫肥杉の状態に不安を感じ続けていた僕ですし、おそらく支援者の皆様も同じ気持ちだったと思います。嶺井さんの造船所に運ばれた杉は早速腐食の進行度合いを調べるため、大まかなサイズに切りました。すると綺麗な肌色の木目が飛び出してきました。
 
「これはもう駄目かもしれないな。。」
 
と昨年末から大城さんも何度も呟やいていましたが、電動ノコで切った嶺井さんの不安な顔つきが一瞬で明るくなりました。同行した子供たちも含め誰もがその綺麗な色に驚くばかりでした。確かに表面の”白身部分”はかなりの範囲でシロアリに食べられたり、黒く腐っていますが、内側の”赤身”はまだまだ健康そのものでした。早速採寸、今週には材木専門店に運搬し、更に詳しく必要なサイズに製材します。
これまで何とかしてこの杉を守ろうと必死でしたからまだ健康だったことが分かっただけで僕の心は幸せで一杯でした。ホノもシュリも興味津々でした。朝6時から8時間、炎天下でぶっ通しの運搬作業が終わり疲労困憊でしたが、夕方から一か月後に迫ったモロカイチャレンジに向け30kmの外洋パドルトレーニングに出かけました。
 
今日は、これまで約3年間お世話になった宜野座村の区有地の清掃作業に出かけます。この島に引っ越してきて厳しい独身アスリート時代、何度も草刈りを繰り返し、台風の度に頭を悩ませつづけたことが今となってはいい思い出です。これからは独りではなく、家族全員の力を合わせて二号を形にしていきます。
 
そして海を通して繋がる人たちの縁でこのプロジェクトが一つ一つの壁を乗り越え、少しづつ前に進んで行くこと。僕らの家族と、皆さんの家族が心で繋がることが何よりも素晴らしいことだと思います。
 
Keep paddling. Taku 
 
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