身も心も温かくなる、そんな場所を目指しています。

教室にくる子どもたちは様々。長い間通ってきている子たちについては、扉を開けて入ってくるときの表情や様子で、今日これまでどんなことがあったのかわかることもあります。

 

表情が曇りがちな子どもたちには「今日は学校どうだったん?」などと声掛けをしています。話を聞いてほしいと思っている子は「今日な、先生に怒られた」とか話し始めます。先日は「先生、腹減った~」と教室に入ってくるなり言う子がいました。「どしたん?」と聞くと、「お母さんとケンカして、ご飯食べてない」とのこと。どうやら相当なケンカをして、ハンストしていたらしいです。ただやっぱり耐えられなくて、教室に来て開口一番の腹減った宣言だったようです。

 

とりもあえず、その日にボランティアさんが作ってくれていたカレーを出しました。カレーをほおばりながら、ケンカの詳細を子どもが自分なりに説明し、「俺はこう思っとるのに・・・」とか「俺も悪いと思うけどさぁ」と、本当はお母さんに言いたいことを一生懸命話してくれました。聞いているこちらは「そうなん」「派手にやらかしたなぁ」「お母さんはこういう風に思ってるかもよ」と、彼の話を否定せず相づちを打ちつつ、別の視点ではこんな考え方もあるとか加えながら話を真剣に聞きます。そして、「ま、そういうときもあるよ」と同じ空間にいる先輩も話を聞いて、「家に帰っても気まずい。」という彼を励ましたりしていました。

腹も満たされ、心もちょっと落ち着いた彼はそのあと学校の課題をやり始めました。

彼が勉強している間、私はお母さんにメールを打ちます。食事をここで提供したこと、彼がどんなことを話したかということ、どう感じているのか… そしてもちろん、勉強も頑張ってやっていることなど、やっぱり親御さんにはここでの子どもの姿をお伝えしたいと思っています。そうした側面をその子が持っていて、親に見せていない側面も含めてその子であることをわかってもらいたいと思っています。

 

果たして、今回の場合、彼は食事をここでしたことで、無理にハンストしていた気持ちが和らいで家に帰って翌日はきちんと三食食たそうです。

 

親御さんとの連携も含め、子どもをいろんな立場で支えていくことは大切です。私たちは食事や学習を通して子どもたちが身も心も温かくなれる、明日のためにリセットできる、そんな場所でありたいと思っています。

 

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