経済的な支援が必要な絵若者に生活費や家賃を補助　経堂憩いの家

社会福祉法人 青少年と共に歩む会は、世田谷区内で3件の自立援助ホームを運営しています。

 

第4回若者おうえん基金助成では、自立援助ホーム経堂 憩いの家に助成を行いました。

 

・助成事業の概要
施設退所者のなかでも特に経済的な支援が必要な3名に対して、生活費や家賃の補助に助成金を活用したサポートをおこないました。

 

・助成事業の成果

Aさん：社会人となってから自己資金で短大に進学したが、メンタルの不調や学業と仕事の両立による資金繰りの難しさから休学をしていました。コロナ禍で収入も減少したため、生活費として助成金を活用しましたが、生活の立て直しは難しく生活保護を申請することになりました。

 

Bさん：コロナ禍における国の家賃補助が切れたタイミングでコロナの濃厚接触者となり、仕事に行けずその月の家賃が払えなくなったため、助成金で家賃補助をおこないました。その後、本人のアパートに行くなどしても連絡がとれない状態となり、連絡を待っています。

 

Cさん：精神的に不安定で生活が安定せず、コロナ禍で家賃の支払いが難しくなったため助成金から家賃補助をおこないました。LINEや訪問などによる連絡を取り合いながら、適宜必要な支援をおこなっています。誰かに助けてもらった経験は、自分の生活している社会に対する信頼につながると考え、引き続き施設を退所した若者たちへの支援を続けていきます。

新型コロナウィルスの感染拡大は、頑張っている若者の心を押しつぶし、生活を破壊するような出来事です。

そんな困難な状況の中でも、自立しようとする３人の若者にエールをおくります。

 

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