国際会議で、学生の手でブースを出展し、社会を変えたい!

国際会議で、学生の手でブースを出展し、社会を変えたい!

支援総額

347,000

目標金額 300,000円

支援者
46人
募集終了日
2022年12月22日

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プロジェクト本文

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▼私たちは生物多様性わかものネットワークです!

自然と共生した社会の実現に取り組む学生団体

 

こんにちは!私たちは生物多様性わかものネットワークです!私たちは生物多様性をキーワードに日本全国の若者が集い、自然と共生した社会の実現に向けて取り組む団体です!政策提言、環境教育、フィールドの3つの軸で活動をしています。

 

環境教育スタツア

 

 中でも政策提言では、環境大臣への提言や、国家戦略への提言、国際会議へのメンバー派遣など、2012年から約10年間、これまで生物多様性に社会的な観点から貢献してきました。

 

 

▼私たちの取り組む生物多様性とは?

私たちが生きる上で欠かせない大切なもの!

 

 生物多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのことです。地球上の生きものは40億年という長い歴史の中で、さまざまな環境に適応して進化し、3,000万種ともいわれる多様な生きものが生まれました。これらの生命は一つひとつに個性があり、全て直接的に、あるいは間接的に支えあって生きています。私たち人間も例にもれず、この生物多様性から恩恵を受けて生活をしています。科学や技術の進歩で生活が便利になり、無機物に囲まれている現代では見落とされがちですが、私たちの生活に欠かせない食料や水、気候の安定、文化などは、多様な生物が関わりあう生態系からの恵み(生態系サービス)によって支えられています。生物多様性は私たちが生きる上で欠かすことの出来ない大切なものなのです。(※1)

 

 

▼生物多様性の危機

始まっている第6回目の大量絶滅ー失われる私たちの未来ー

 

 私たちにとって重要な生物多様性ですが、現在、失われつつあります。陸生生物の 40%、陸水生物の 84%、海域生物の 35%が急速に減少しており、現在の生きものの絶滅速度は過去1,000万年平均の少なくとも数10倍、あるいは数100倍に達していると言われています!(※2)

 また、世界経済フォーラムの第16回の報告書でも、存続にかかわる脅威の第3位、グローバルリスクの引き金の第4位として生物多様性の喪失が取り上げられており、世界中の企業の中でも危機的な課題として捉えられています。(※3)

 

 

 これらは、今、適切な対策を講じなければ、次々と生物種が絶滅していき、それらの関わりで構成される生物多様性の喪失は今後さらに加速していってしまいます。

 

 生物多様性の喪失がこのまま進んでしまうと、近い将来、私達は経済活動はおろか、災害の増加、生命維持に必要な水や食べ物を確保することさえもできなくなってしまいます。災害については、1960年代に生まれた人より、2020年に生まれた若者の方が凶作は2.8倍、山火事は2倍、洪水は2.8倍リスクが高いという報告も出ています。(※4)

 

 この当事者である若者だからこそ、わたしたちはこの問題に危機感を持ち、自らが生きる未来のために声を上げてこの活動に取り組んでいるのです!

 

▲OEWG4にて、未来のための議論が素早く決議するように訴える、世界各国から参加したユース

 

▼私たちが目指す未来

 

 届かない声、解決のためのキーワード「社会変革」

 

 現在、日本では、生物多様性の重要性は浸透しておらず、環境に関心のある方々だけで動いている現状があります。徐々に国や大企業等にその重要性が浸透してきましたが、本来ならば、そこから自治体や中小企業、そして生物多様性を知らない一般市民へ浸透していかなければなりません。国際機関や国がその重要性を訴えかけていますが、その取り組みはまだ始まったばかりで不十分であったり、関心がなく、聞く姿勢ができあがってない方が多く、聞き手がいない現状です。そこで、私たちは、国際の情報を国だけでなく、自治体、そしてまずは生物多様性に関心のある市民へと届ける必要があると考えています。

 

▲届かない声(これまで)とこれから実行したいアプローチ(目指す未来)

 

 国際の情報を自治体に届けることで、生物多様性の重要性を伝えることができ、生物多様性を無視できなくなります。それによってより生物多様性に配慮された街づくりが実現されていくと思います

。また、国際の危機感や決議、若者に対する思い等を生物多様性に関心のある市民に届けることで、市民が各自治体にアプローチするために必要な武器となる情報を手に入れることができます。それにより、その市民を軸に身近な自治体や一般市民が重要性を理解することに繋がり、さらにネイチャーポジティブな世界に繋がっていくと考えます。

▲国際の情報を届けることで生まれる変化

 

 そこで、私たちは、今回の国際会議で得たことを以下のように活かしたいと考えています。

 

国際から国へ

COP15で策定される国際的な枠組み「ポスト2020枠組み」をもとに、その日本版である生物多様性次期国家戦略が策定されます。その国家戦略がより実効性のあるものとなるように、今回の会議で参加して気づいたことや、懸念点など将来世代の当事者である若者達視点からの意見を政府へ届け、見守り続けます。

 

国際の情報を若者や市民へ

生物多様性国家戦略策定後に、各地域で生物多様性地域戦略が策定されます。その地域戦略を各地域に住む若者が意見を届け、見守り続けることができるように、自治体への提言に必要な国際的な情報や提言のいろはを発信し、地域にアプローチします。

 

協働のきっかけ作り

日本の若者として、日本で行われている保全活動を紹介することで、アクションを起こしている若者同士はもちろん、若者と企業やNGOが繋がり協働することで、若者だけではできないより実効力のある活動になるきっかけを作ります。

 

現実したい未来、立ちはだかる課題

しかし、この未来を実現するためには、まず私たちがCOP15へ行かなくてはなりません!

そして、オブザーバーとしてCOPへ行くだけでなく、私たちから日本の現状について発信しなければなりません!!

そのためには、カナダへの渡航費50万円と、ブース出店料30万円がかかります。渡航費2人分とブース出店料、その他雑費を合わせれば優に100万円を超えます。私たちは学生団体、かつ法人格のない任意団体であるため、助成金も取りづらくお金がありません。

そこで、これを読んでくださっている貴方様に社会を変える資金を頂きたいと思っています。

私たちにはあなたの力が必要です!!どうか応援よろしくお願い致します! 

 

▼COP15でできること/やりたいこと

  • 各種会議、サイドイベントの傍聴

 COP15では、先に述べたCOP15で策定される国際的な枠組み「ポスト2020枠組み(GBF)」の最終決定に加え、様々な会合が開かれます。加えて、様々な主体がサイドイベントを開き、事例共有や交流が行われます。私たちはそれらを傍聴・参加し、自らの学びを得ると同時に「世界中で生物多様性に対しどれだけ危機感がもたれているのか?」を一般の方々が知り、自ら行動するきっかけとなれるよう、情報を発信していきます。

  • 団体ブース出展

 会期中、3×3㎡のブースを出展します。「教育(SectionK)」「企業との関わり(Target15)」「保護地域とOECM(Taerget3)」「林業(Target10)」「若者の議場参画(Target21)」(Section,Targetとは、今回の会議で話し合われる協議内容です。)の5つのテーマにフォーカスし、ポスター発表を行います。各国の生物多様性に取り組む人々とつながり情報交換することで、優れた実例や取り組みなど、より良い保全活動のアイデアを共有するための場にしたいと考えています。

 さらに、生物多様性のホットスポットである日本の豊かな自然によって生み出された文化を織り交ぜ、日本の魅力も発信できるような装飾を計画中です!

  • GYBNブース出展

 Global Youth Biodiversity Network(生物多様性損失を防ぐために団結した、ユース世代の組織・個人のネットワーク 通称:GYBN)のブースに、当団体も日本支部として、活動紹介を置かせていただく予定です。この展示に参加することで、世界各国のユースに日本ユースの活動を知ってもらうと同時に、彼らのバックグランドやステートメントを吸収し、今後日本で生物多様性について広める際に活かします。

 

 

▼派遣メンバー紹介

  • 吉川愛梨沙

吉川愛梨沙

東京農工大学農学部地域生態システム学科2年生です。大学では、「ひとと自然の共生」について多角的に学んでいて、私は主に森林科学に注力しています。奥多摩の森を見に行ったり、校内を測量したり、畑に肥料を撒いたり…多岐にわたるフィールドワークを楽しみながら日々学びに励んでいます。

 

今回のCOP15参加にあたって

 2022年12月、2030年までの生物多様性に関する国際的な取り決めであるポスト2020枠組(GBF)が決まります。次の10年、何をすべきかを各主体が考えていくことになります。ビジネスは?政治は?教育は?そして、若者は?どこに向かっていくかがGBFの決定によりうねり出すのです。私はかなりわくわくしています。

 同時に、私たちひとりひとりに何ができるかを考える契機にしなければならないとも思っています。生物多様性損失の危機は、どこか遠いところの話ではありません。人間が引き起こした問題である以上、人間の手で今すぐに食い止めなければいけません。その方法の指針となるのがGBFです。自然との共生により成り立つ豊かな生活を失わないために、共に行動しなければなりません。何ができるか、何をしなければならないか、COP15で吸収し、発信していきます。

 今年の6月、私もGBFが検討されていた国際会議に参加させていただきました。このときは、「国際と現場の距離は如何ほどなのだろうか」という疑問を解消しようと思っていました。しかし実際に会議を傍聴してみると、国の代表者たちは、現場に思いをはせるどころか、各国が自分たちの意見を主張するばかりで、議長がいくら言っても落としどころを見つけようとしない姿が散見されました。ほんとうにそれで良いのでしょうか。1つの社会課題の解決案を導くためには、本来ならば「世界のために自国には何ができるのか?」を各国で考えるべきではないでしょうか。

 そのようなある種『きれいごと』を臆面もなく主張できる稀有な存在がユースであると、私は考えています。CBDCOP15では、各種展示やサイドイベントにて、あらゆるひとが意見を発信します。私たちも日本ユースとして現状の課題と希望を世界に伝えると同時に、世界各国の取り組みを知り、交流し、それを日本に持ち帰る予定です。約3週間の渡航となりますが、全力で頑張ります。

 

  • 鈴木和子

鈴木和子

中部大学応用生物学部環境生物科学科1年生です。大学ではまだ基礎的な授業ばかりですが、将来は樹木の薬効や防虫効果を研究したいと考えており、北海道や長野県の森林へ足を運び、自主的に勉強しています。それと同時に、もともと文系で社会学を学ぼうと思っていたこともあり、生物と政治経済の関係性や環境倫理に関心を持ったため、わかものネットでの活動を始めました。

 

今回のCOP15参加にあたって

 私は今回参加するCOP15がはじめての国際会議です。生物多様性という概念を知ったのも半年前で、知識も少ないため生物多様性条約についてもまだまだ勉強中の身です。たくさんの方に支えていただき、このような貴重な機会を恵んでいただいたことにまず感謝を申し上げたいと思います。

 私自身は、生物遺伝資源へのアクセスと利益分配(通称ABS問題/Target13)に関心があります。会議ではそれを中心に生物多様性とビジネスや政治との関わり、各国の優良事例・新たな生物多様性ビジネスに関する学びを得たいです。また、こういった経験を発信していくことで、私たちと同年代の若者が生物多様性やその他社会問題について考えるきっかけや、こうしたアクションに対する敷居を下げることができたらいいなと思っています。

 

 

参考文献

(※1)環境省 https://www.biodic.go.jp/biodiversity/index.html

(※2)IPBES IPBES生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書

(※3)世界経済フォーラム The Global Risks Report 2021

(※4)https://www.stockholm50.report/charting-a-youth-vision-for-a-just-and-sustainable-future.pdf

 

画像・名称の使用許可を得ています。

万が一、コロナ等の状況によりCBDCOP15へ参加できなくなった場合、いただいた資金はブース出展料の支払い・委託料に使用し、残りは今後の団体活動費として活用させていただきます。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
稲場一華(生物多様性わかものネットワーク)
プロジェクト実施完了日:
2022年12月21日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

生物多様性わかものネットワークのメンバーが、第15回生物多様性条約締約国会議(CBDCOP15)へ参加し、ブースを出展する資金です。 メンバーの渡航費、ブースの出展・運営費、配布物や名刺の印刷代に使用します。 CBDCOP15へ参加している期間は、現地にてブースの展示を行ったり、現地の様子や議題の進行などを随時発信・報告いたします。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
団体の自己資金で補填いたします。

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リターン

3,000+システム利用料


わかものネットグッズ

わかものネットグッズ

生物多様性わかものネットワークやIUCN日本委員会関連のグッズをお送りいたします。
生物のイラストを使用したパスケース/シール&マスキングテープ/缶バッジのいずれかをランダムでお送りします。

支援者
14人
在庫数
34
発送完了予定月
2023年2月

5,000+システム利用料


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ブース展示ポスター(冊子)

CBDCOP15にてブースに展示したポスターの冊子をお送りします。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

5,000+システム利用料


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ブース展示ポスター(PDF)

CBDCOP15にてブースに展示したポスターのPDFをお送りします。

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

8,000+システム利用料


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活動報告書(冊子)

今回の国際会議での活動報告書の冊子をお送りいたします。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

8,000+システム利用料


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活動報告書(PDF)

今回の国際会議での活動報告書のPDF形式をお送りします。

支援者
22人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

15,000+システム利用料


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活動報告書(冊子)+オンライン報告会ご招待

・CBDCOP15での活動報告書を冊子でお送りします。
・オンラインで開催する予定の活動報告会へご招待します。(希望者のみ)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

15,000+システム利用料


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活動報告書(PDF)+オンライン活動報告会ご招待

・CBDCOP15での活動報告書をPDFでお送りします。
・オンラインで開催する予定の活動報告会へご招待します。(希望者のみ)

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

50,000+システム利用料


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わかものネットフィールド企画

わかものネットのフィールド企画にご招待します!(希望者のみ)
詳細については現在企画中です。後日メールにて詳細をお送りします。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

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