プロジェクト概要

車いすダンスの選手が、安心して練習できる環境を用意してあげたい!

 

はじめまして、Studio Zero Frontierオーナーの四本紀代美と申します。25年間、競技ダンスの選手兼インストラクターとして活動してきました。現在は、義足のダンサー大前光市さんと車いすダンスを踊っています。

 

10年前、競技ダンスの第一線から退くと共に、車いすダンスという競技を盛り上げようと、主宰するダンス教室でも車いすに乗った選手を受け入れ、レッスンをしてきました。

 

2017年の冬、レッスン場を移転。新しいスタジオに変わったのですが、資金的な余裕がなく、現在レッスン場の床はボロボロな状態。競技ダンスは問題なく行えるものの、車いすでのダンスとなると、床の小さな傷や段差がタイヤのパンクや選手の怪我につながります。

 

スタジオの引っ越し費用がかさみ、資金的に苦しい状況にあります。どうか、皆様からのご支援で、車いすダンスを支えていただけないでしょうか?

 

車いすダンスの型の1つ、コンビスタイル

 

健常者と障がい者が、手を取り合って踊るスタイルも。

 

車いすダンスは1950年代、世界大戦後のイギリスで、戦争で傷ついた人同士が車いすで踊るデュオスタイルで行われるようになったのが起源とされています。その後、ドイツのミュンヘン工科大学のゲートルート・クロムフォルツ教授が、健常者と障害を持った人が一緒に踊るコンビスタイルを考案、普及させました。

 

コンビスタイルの場合、車いすに乗っている方と、健常者とがペアを組んで社交ダンス(ボールルームダンス)や、レクレーションとしてのダンスを踊ります。車いすに乗っている側を“ウィルチェア・ドライバー(Wheelchair Driver)”、立ち役の健常者を“スタンディング・パートナー(Standing Partner)”と呼びます。

 

1991年、私の母 四本信子が、クロムフォルツ博士のもとで車いすダンスを学んだことから、日本でも健常者の競技ダンスと同じ社交ダンスのスタイルで広まっていきました。

 

こちらは、車いす同士のデュオスタイル

 

車いすを使った競技の中では、激しくぶつかり合うこともなく、また健常者と共に取り組める点が特徴的です。

 

重度障害・重複障がいを持つ方々とのダンスでは、「手に手を取る」形で行うので心身のリハビリテーションになり、またノーマライゼーションを表すことにもつながるところが、他のスポーツとは異なる良さを感じられます。車いすを自ら漕げなくても、車いすが走る爽快感、そして日常から離れて華やかな衣装を着る非日常感によって、心の幸福感を得ることができます。

 

普段は身につけない衣装が、幸福感につながります

 

パートナーと手を取り合い、笑顔や喜びを分かち合えるという魅力

 

私自身は、1998年頃に、創始者でもある母に連れられてノルウェーの世界選手権大会を見に行ったのが、初めての車いすダンスとの出会いでした。長年携わってきた競技ダンスの感覚と、ほとんど変わりはありません。むしろ、車いすが相手ということでスピードが出るので、健常者の方が障がい者のパートナーに引っ張られるような気持ちにもなります。

 

車いすダンスの魅力は、やはり障がい者の皆さんと「笑顔」や「喜び」を分かち合えること。競技としてはもちろん、レクリエーションとしても楽しむことができ、舞台や創作ダンスとしての愛好家も含めると、現在1,000人を超える方が親しんでいらっしゃいます。

 

競技ダンスの第一線から退いた後、車いすダンスの競技者に

 

床面の小さな傷が、選手を支える車いすをパンクさせてしまいます。

 

Studio Zero Frontierは、昭和8年に日本で初めてのダンススクールとして開校しました。以降、老若男女・障害の有無などに関係なく、ダンス愛好家の皆様に楽しんでいただけるようなスクール運営を続けてまいりました。

 

以前は、車いすダンスの練習のためもあって、広いスタジオを借りていました。しかし、経済的に維持が難しくなったこともあり、家賃が抑えられる場所を探すことに。結果、狭くても皆が自由に気兼ねなく練習ができる場所に移転を決めました。

 

物件を借りた当初は、床にクッションフロアが敷かれている状況でした。クッションフロアは、タイヤとの摩擦係数が大きすぎて漕ぎにくく、障がい者の方の身体への負担が大きくなります。これでは練習にならないと、代わりのフロアをどうにか発注したものの、資金不足のため健常者の競技大会で使用した、廃棄処分寸前のものしか手配できず…ささくれやヒビ割れ、ねじを止めるための金具がついたままになってしまっています。

 

現在の床の様子。車いすダンスは安心して行えない環境です。

 

このままだと、車いすのタイヤのパンクを気にして、全力で練習に励むことができません。車いすダンスは、通常のダンスよりも場所を取ることや、そもそも車いすでの移動に対応していないと利用が難しいことなどから、公共の施設では練習が難しい状況です。

 

だからこそ、周囲を気にせず練習ができるようにレッスンスタジオの環境を整えることは、車いすダンスの競技の発展に及ぼす影響が大きいと考えています。

 

以前のスタジオ。このようにタイヤを傷つけない床に改修が必要です

 

いつまでも、ダンスを楽しめるように。

 

車いすダンス、と聞くと車いすの方が自由になる上半身で手を動かすだけ、もしくはレクリエーションとしてのダンスのみを想像される方もまだ多いかと思います。しかし、実際には健常者と障がい者、また車いすの方同士で手を取り合い、お互いを支え合いながら華麗に踊ることができる競技です。

 

コンビスタイルにおいて、ウィルチェアダンサーとなるのは、障がいを持っている方に限りません。加齢によって膝や腰などを痛めて、立位でのダンスが楽しめない方にとって、車いすに乗ることで楽しくダンスすることができるようになります。

 

先天的な障がいや事故や病気などで不自由な思いをしても、日常を離れて華やかな衣装に身を包み、健常者と手と手を取り合い踊ることができる車いすダンス。そこには、健常と障がいの差が感じられないほどの「共有体験」があり、体はもちろん心のリハビリを支えていけると信じております。

 

どうか、皆様の暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

世界大会へと羽ばたいていく選手を育てていくためにも、ご支援お願いいたします!

 

【資金使途】
皆様から頂いたご支援金は、スタジオの床の改修及び車いすでも移動しやすいように段差をなくすなどの工事費用の一部として使用させていただきます。

床工事費用:750,000円
控え室工事費用:500,000円
障がい者対応設備工事費用:250,000円
手数料等:362,880円

 


このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)