美味しく元気よく! 板橋区高島平に"まいにち子ども食堂"をOPEN！

昨日は、私が所属している東京都公立高等学校PTA連合会の子どもの貧困対策委員会特別研修会でした。

 

子どもの貧困問題を扱うPTAは、学校でも地域組織の連合会でもあまりありません。

 

でも、PTAは子どもたちの健全育成を目的に組織されています。

そして、連合会は各校のPTA会長を中心に結成されています。

 

貧困状態に置かれている子どもたちは、明日学校へ行くのにも困難な状況にも置かれています。そんな子どもたちをPTAが放っておいていいはずがありません。

そこで、各校にいるであろうということで、連合会として4年前に委員会を立ち上げました。

 

しかし、子どもの貧困という言葉さえ聞いたことがない会長さんがほとんどです。

 

都立高校は様々なタイプの学校がありますが、特に進学校の関心が薄いようです。自分の高校にはいないという認識があるようです。親の経済力が子どもの学力に相対するという研究は本当でした。

 

そして、基本的にPTAは長くて3年の任期です。

 

そこで、委員会としてはまず、子どもの貧困を知ってもらおうということで、会長はじめ、各校の一般会員向けの啓発活動を行う趣旨で、研修会を毎年行っています。

 

昨日は、地域など子どもたちの活動をしている市民団体やNPO団体がいますが、どんな内容なのか、そして、参加するにはどうしたらよいかということを、基調講演と委員会の中で実際活動している私を始め、委員によるシンポジウムを行いました。

 

基調講演は、NPO法人PIECESの副理事長　荒井佑介さんに話していただきました。

 

PIECESでは、主に義務教育を終えた若者たちの支援を行っています。この年代の若者は、高校へ行けばある程度の制度がありますが、中退などをして学校から出れば、困りごとがあってもどこに相談しに行けばいいかわからないところを、コミュニティユースワーカーといわれる人たちが、社会的資源につなげたり相談しています。そして、個人の尊厳を大切にしています。

 

ワンダフルキッズと理念やミッションが通じていて、素晴らしい話が聞けました。

 

シンポジウムは私の他、調布市にあるNPO法人Kiitosでボランティア活動を行っている方、自治体職員で元子ども家庭支援センターで職に就いていた方も登壇しました。

 

今回の研修会のテーマは「子どもたちのためにいま私たちにできること」です。子どもたちの保護者として、何ができるか探り合う研修会だったのですが、パネラーからの総意として、

 

自分たちが始めるのは難しい。でも、やっている所に行って手伝うことはできる。ならば、近くにあるやっているところに遊びがてらいってみましょう！気を張らず、気軽に遊びに行くつもりでまずは始めてみましょう！

 

と提案しました。

 

ワンダフルキッズの活動も「まいにち子ども食堂」もメイツさん（ボランティア）を大募集中です。

 

どちらも、来ても極端に言えば何もしなくてもいいです。ただ、子ども・若者を見守ってくれるだけでいいです。それも立派なボランティア活動です。

 

現在、PTA活動についていろんな議論があります。でも、活動の一番は、子どもたちが学校等において、安心安全な生活をすることだと思います。目的をはっきりさせておけば、保護者達が何をしなければならないか、おのずと答えは出てくるのではないでしょうか？それを、毎年の踏襲ではなく、自分たちで決めていく組織となれば、PTA活動もまた違ってくると思います。

 

 

さて、ワンダフルキッズの活動や「まいにち子ども食堂」に目を向けると、資金面でも運営面でも小さい規模ではなかなか厳しい現実があります。特に「まいにち子ども食堂」は多大なお金も必要になってきます。そして、メイツさん（ボランティア）も沢山の人が来てくれて、子ども若者の色々な機会が生まれます。皆様のご支援は欠かせません。

 

クラウドファンディングは残り少なくなってきましたが、終了しても引き続き関心を持っていただき、ご支援ご協力、そして応援をよろしくお願い申し上げます。