ちょうど五月のゴールデンウィークでした。趣味のランニングで気持ちよく走っていた時に急に股関節の痛みを感じました。何だろう?と思って休み明けに病院に行ってレントゲンを撮ったのですが全く異常なし。

 そこでMRIの検査をしましょうということになりました。結果、「特発性大腿骨頭壊死症」といわれて手術が必要、体重を掛けてはいけません、といわれました。あまりに急なことで、それこそ頭の中が真っ白になりました。

 その日困ったことは、お恥ずかしながら、高額の検査費用を支払うお金がなかったこと、もちろんその先の医療費のこともどうしようかという状態。(当時はまだ公費助成の対象ではありませんでした)松葉杖を借りたのですが、住んでいるのはアパートの3階、階段しかありません。将来のことは?もうスポーツはできないのだろうか?など、バスに乗るお金もないので、松葉づえをついて家までとぼとぼと約2時間かけて、歩いて帰りました。

 あの日の心細さは、忘れられません。

 その時の気持ちが今の私のアクションの原動力になっています。同じような思いをする人が、日本のどこかにまた一人生まれているのかもしれない。その人に寄り添える何かをしたい。

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