皆さん、ナマステ。

 

「ライのネパール帰国報告」第5段は、首都カトマンズに戻ったライ達が懐かしの母校に伺った様子をお伝えいたします。

 

 

ライは日本でいうと小学校4年生から高校卒業まで、カトマンズの北部にある全寮制の宿舎でクラスメイト達と暮らしました。

カトマンズの喧騒から離れた自然豊かなキャンパス内でしっかりとした教育を受けることができます。
 

この学校はBudhanilkantha Schoolといい、イギリスの名門イートン・カレッジの姉妹校でもあります。

イギリス政府主導により1972年、82名の男子学生から始まり、

1991年に男女共学制となり、翌1992にはダイアナ妃により女子寮が開設されています。

 

 

ライが入学した1994年には経営権がネパール側に移管され、その後も質の高い教育を受けられる学校として1000名を超える生徒達がそこで共に暮らし、共に学んでいます。

 

 

この学校の大きな特徴として毎年99人の生徒がネパール全国の各地域から均等に選出されます。

そのうちの3分の1の生徒は奨学制度により全ての生活費を国費によって保証されます。

この学校のクラスメイトはネパール全国から集まり、そして家族のような絆で結ばれるのです。

 

この学校で過ごした時間がライの「自分を育ててくれたネパールへ恩返ししたい。」という思いを育むことになりました。

(参考:ライの同級生からの応援コメント#1

 

この日は、ライと同行したこの学校の先輩2名(トラン先輩とアシス先輩)とで学校を訪れました。

 

(懐かしい先生達との再開。一番左側がアシス先輩)

 

(在校生との交流。一番左側がトラン先輩)

 

 

久しぶりの学内を見学しつつ、憧れの女子寮にずかずかと入り(もちろん許可を得て)今暮らしている学生たちにインタビューするライ。
 

 

各寮ごとに生徒たちによる自治管理と教員による自治管理体制が整っています。

 

 

ダイアナ妃が立てた女子宿舎寮のグループでは「君たちは何になりたい?」という質問に対して、「医者」と「ITエンジニア」が大人気でした。

 

 

男子寮では自分たちが青春を過ごした場所を懐かしみ、

運動場では遊んでいる生徒に勝手に加わる先輩達でした。

 

最後に、学校の校長先生と挨拶をしました。

実は校長先生もこの学校の出身者であり、ライの先輩の一人です。

 

 

「シャラドは大きな夢を持ち、そしてそれを実現するために動き続けている。国はこのように自国のために何かをすることに情熱を持っている若者達を必要としている。シャラドは一言でいえば、この学校のスクールキャプテンだったし、皆もそう思っていた。」

とのコメントをいただきました。

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"Sharad has a big dream, and he is moving towards achieving it. Country needs more young people like Sharad who are passionate about doing something for the country. " 
- What kind of student was he ? 

" He was the School Captain. That says it all."

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学校の設備としては、食堂、運動場(様々なスポーツが可能)、情報棟、化学実験室等、保健室(簡易病院)、寺院、プールなど必要なすべての施設が揃っています。

これらの環境は、今までに紹介してきたネパールの農村部の学校とはかなりの差があります。

 

 

ライは日本に来てから、”自分が特別に選ばれた”と思っていたこの学習環境が日本では当たり前のものとして全ての児童に提供されていることを目の当たりにしました。

そして自国の公教育を見直し、大きく変えたいと思うきっかけにもなりました。

 

 

以上「ライのネパール帰国報告vol5 - 懐かしの母校に戻る」をお届けしました。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。

(Photos by Y.Kobayashi)

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