ふたりの笑顔の裏にある背景

 

今回のプロジェクトのメイン画像に使っているYouMe Schoolに通う赤い帽子の笑顔のふたりは、双子のガンガとジャムナといいます。

ガンガとジャムナは2016年からYouMe Schoolに通い始め、今年で2年になります。 彼女たちの上にも3人の姉がいますが、姉たちは今まで学校自体に行ったことがありません。 

 

 

彼女たち姉妹のお父さんの仕事は農業。ネパールのほとんどの家族が農業だけで生計を立てています。 当然農業だけでは十分な収入が得られないため、たくさんのネパール人が安い労働者として海外へ出稼ぎにいきます。 姉妹のお父さんもまた、同じようにサウジアラビアに出稼ぎに行っていました。 

 

 

ある日のこと。辛い労働を終え、お父さんが出稼ぎから帰ってきた時、家にお母さんはいませんでした。 子ども達を家に置いたまま、他の男の人と一緒に逃げてしまっていたのです。 

 

 

子ども達を育てるために、お父さんは毎日朝から晩まで働きました。 お父さんは今まで一度も学校に行ったことがなく教養がなかったため、体を使った過酷な労働しかできませんでした。

 

 

この家族が住んでいたのは、YouMe Schoolからわずか200mのとても近いところでした。 そんな悲しい家族の姿を見ていたYouMe Schoolの先生たちは「何かをしてあげないと!」と 家族の家を訪ね、「双子の女の子たちを学校に行かせてみませんか?」とお父さんへ提案しました。 今まで学校に一度も行ったことのないお父さんは、初めとても困惑しましたが、先生たちの説得で最後には双子を入学させることを了承したのです。 

 

 

しかし、彼女たちは全然学校に来ませんでした。 「学校に行く意味などない。」ましてや将来の夢なんて少しも考えたことがなかったのです。 先生たちは毎日、何度も何度も彼女たちの家を訪ねました。 先生たちと一緒に学校へ行き、その日だけは一緒に勉強しますが、次の日には学校にまた来ない。 そんな日が半年ほど続きました。でも先生たちは諦めず彼女たちの家を訪ね続けました。そんな先生たちの努力の甲斐があり、2人は少しずつ学校の楽しさ、学ぶことの大切さを知っていきました。 

 

 

現在2人がYouMe Schoolに通い始めて2年になります。 今、2人は学校が大好きになりました! そして最近、2人はぼくにとても幸せなニュースをくれました。

自分の夢など考えたことのなかった2人が、小さな夢を語り始めたことです。 

 

「たくさんの人を助けられるお医者さんになりたい。」 

 

ぼくは、これこそがYouMe Schoolをつくった理由であり全てだと思っています。

応援・支援してくださる皆さん、先生たち、現地・日本のYouMe Nepalチーム。 みんなで、子ども達が夢を追いかけられるために全力でサポートしてあげること。背中を押してあげること。

 

 

ぼくたちの夢は【生徒一人一人みんなが、キラキラした将来の夢を彼らの小さなハートに持てること】なんです。

 

(YouMe Nepal 代表 ライ シャラド / 編集 Mizuho / 写真 Kohei)

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)
Facebookページでおすすめプロジェクトを毎日配信しています