プロジェクト概要

「世界のこと。自分の目でみて、自分の言葉で伝える、友情のレポーター」

 

 

現在、全世界で初等教育の就学年齢にありながら学校に通っていない子どもは一億人以上にも上るといわれています。学校に行く代わりにゴミの中から食べ物や換金可能な物を探しながら一日12時間働き続ける子や、生きるために体を売ることを余儀なくされる子どもたち。一方、日本で暮らす若い世代の人々は、世界の子どもたちを取り巻く現実と正面から向き合ってみたことがあるでしょうか。

 

国境なき子どもたち(KnK)は、開発途上にある国々のストリートチルドレンや人身売買の被害に遭った子ども、大規模自然災害の被災児など、恵まれない青少年に教育支援を提供するNGOです。日本と諸外国の子どもたちがお互いの理解を深め、友情を育み、共に成長していくことを目的に1997年に日本で設立されました。東日本大震災後はこれまでの各国での支援経験を活かし、岩手県沿岸部の市町村を中心に被災した子どもたちの教育分野への支援を行っています。

 

KnKホームページ:http://www.knk.or.jp
KnK東北支援ホームページ:http://knk-iwate.jp


KnKの設立時より継続している事業のひとつが、「友情のレポーター」です。友情のレポーターは、アジアの国で取材を行いながら日本と取材先の子どもたちが友情を育むことを目的とした、子どものための国際協力プロジェクトです。帰国後は自分たちが見たこと、知ったことを日本の人々に広く伝え、日本で暮らす私たちにはどのようなことができるのかを考えていくのがその役割です。95年の開始以来、カンボジアやフィリピン、東ティモールなどの国々に約50名のレポーターが派遣されています。

 

友情のレポーターとは:http://www.knk.or.jp/kids/repo.html

全ビデオ記録(2002~2011年)はこちら:http://www.knk.or.jp/video/video.html

 

友情のレポーター紹介ビデオ

 

友情のレポーターに応募できるのは、11歳から16歳までの子どもたちです。彼らは遠く離れた海外の開発途上にある国々で、同年代の子どもたちが厳しい環境下で生きている現実や、現地で行われている援助活動の様子などを取材します。

 

友情のレポーター事業は、開発途上にある国々の子どもたちには日本人の友人ができるという将来への大きな励みを提供し、友情のレポーターには途上国の子どもたちが力強く生きていることを知り、より豊かな知識や感性を身につける機会を提供します。

例えば、カンボジアで物乞いをしながら生活をするストリートチルドレンと出会った友情のレポーターは、以下のような感想を抱きました。

 

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

2010年春 カンボジア取材

 

藤岡りこさん(東京都/取材当時17歳)
歩いても歩いても彼らはついてくる。彼らは腕をぎゅっとつかみ、目を合わせようとする。ふりむくと泣いていた。何かしたいと思いながら、実際に出会うと何一つできない自分が悔しかった。(レポートより抜粋)


岩沢壮太くん(島根県/取材当時14歳)
物乞い以外の家族を助けるすべさえあれば物乞いなんてしないだろう。僕は今この時をタイとおなじように物乞いや物売りをしている子にそれ以外の生きる選択肢を作りたいと心から思いました。(レポートより抜粋)

 

フィリピンへ派遣された友情のレポーターは、現地で友達になった男の子が、巨大なゴミ山でゴミを拾う仕事をしていることを知りました。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

2010年夏 フィリピン取材

 

田崎陸くん(群馬県/取材当時13歳)
なんともいえない強烈な臭いが漂ってくる。辺りにはゴミが散乱している。足を踏み出す度に、無数のハエが飛び立つ。子どもが、ゴミをかついで通っていった。プロビル(現地で出会った男の子)に、ゴミ山に入ったことがあるかと聞くと、週2、3回程度入っていると言った。なぜ入り続けるのかも尋ねると、学校に行くためだと答えた。(レポートより抜粋)

 

大川茉菜さん(東京都/取材当時16歳)
彼らがどんなに貧しく、過酷な環境で暮らしていても共通して持っていたもの、それが笑顔です。わたしは、返しきれないたくさんのことを彼らからもらいました。わたしが彼らのためにできる唯一のこと、それは他の人へ伝えることだと思います。(レポートより抜粋)

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

来年の春休みには、新たな友情のレポーター(2012年春休み友情のレポーター)を海外に派遣します。取材日程は3月後半から4月上旬の10日間程度で、派遣国はフィリピンを予定しています。

Ready For? を通しての皆さまからのご支援は、全て「2012年春休み友情のレポーター」の事業資金に充当させていただきます。
 

海外へ派遣されたレポーターは取材をはじめ、ワークショップや遠足を通して現地の子どもたちと友情を育みます。皆さまからいただいた支援金は、次回のレポーター派遣時に必要となる渡航費をはじめ、現地での取材費および交流費(国内交通費や食費など)の一部として大切に活用させていただきます。

今回ご用意をした引換券は、全てに子どもたちの写真やメッセージがあり、それらをご自宅に飾ったり大切な人へ送っていただくことで、少しでも世界の恵まれない子どもたちについて考えるきっかけになれば嬉しく思っております。

レポーターと現地の子どもたちが共に笑い、時には共に涙しながら友情を育み、共に成長するために、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 


最新の新着情報