プロジェクト概要

 

 

 

<第一目標達成のお礼とネクストゴールについて>

 

この度はたくさんのご支援と、あたたかいメッセージをありがとうございました。正直このプロジェクトにチャレンジするまでは不安でいっぱいでした。
 
しかしその予想に反し、2か月の期間があるにもかかわらず、15日という短期間で達成する事ができ、私達が思い描いてきた事が皆さまにご賛同いただけて、改めてユルリ島の魅力の再確認ができたのと、プロジェクトを立ち上げて良かったと心から思っています。そしてご支援くださった皆様に心から感謝申し上げます。

 

有難い事に達成後もご支援をいただけており、概要に書かせていただきましたように、2頭目の移入を目指して、残りの期間もご支援の募集を続けさせていただきたいと思っています。そして、専門家の判断は3頭移入が望ましいとのことでしたので、またひとつ理想に近づけることができたらと考えています。


最終日である8月31日23:00まで、引き続きのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

追記 2018年7月17日

根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会

 

 

 

貴重な野鳥・高山植物・花・馬が共生するユルリ島の自然環境を保全したい。

はじめまして、「根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会」会長の田嶋靖照です。北海道根室半島沖に浮かぶ無人島「ユルリ島」について市民をはじめ、多くの方々と島のあり方を考えていく活動をしています。

 

①ユルリ島で暮らす馬たちです。

②ストレスなく元気に暮らしています。


ユルリ島はエトピリカやチシマウガラスなど、希少鳥類に指定されている鳥の繁殖地であるため、北海道の天然記念物や国の鳥獣保護区に指定されています。

 

また高山植物の密度の濃さが特徴で、特にタチギボウシやツリガネニンジン、ハクサンチドリなどの白花品種が咲き誇っています。そして島には、かつて昆布漁の労力として島に持ち込まれた馬の子孫が無人島となったいまでも生きています。


そのような野鳥・高山植物・花・馬が共生するユルリ島の貴重な環境を保全するのが、私たちの会のミッションです。

 

しかし、多い時には約30頭いたユルリ島の馬も、現在3頭まで減ってしまいました。

 

このままでは馬がいなくなり、島は草丈の高い草で覆われ、貴重な高山植物も美しい花も失われてしまいます。

 

そこで私たちは、この度クラウドファンディングで、“島の命を受け継ぐ鍵”として、馬を購入し放牧する費用を募るプロジェクトを立ち上げました。

 

なぜ“馬を購入し、放牧する”ことが島の環境保全に重要なのか...。それについては次段落以降でお話しさせてください。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
ユルリ島カショノ浜からモユルリ島を望む風景です。

 

ユルリ島灯台とワタスゲの群生

 

海を泳ぐエトビリカ

 


 

ユルリ島に残り3頭となった馬。島の美しさと歴史を伝える重要な生き証人。


北海道根室市昆布盛沖にあるユルリ島には、かつて昆布漁の労力として島に持ち込まれた馬の子孫が無人島となったいまでも生きています。ユルリ島は、周囲7.8km、面積168ha、海抜43m。台地状の島の海岸線の大部分は30~40mの絶壁をなし、岩礁で囲まれています。その切り立った断崖の上に昆布を引き上げるため、馬の力が必要でした。

 

昆布漁を手伝う馬(1950年頃の根室)


ユルリ島に馬が持ち込まれたのは1950年頃でした。戦後、本土に昆布の干場を持たなかった漁師が、土地を求めて島に移り住み、切り立った断崖上にある干場に昆布を引き上げるため、馬を島に持ち込みました。

 

馬は30~40m程ある崖の上で、網に詰め木枠に入れられた昆布を、櫓に下がった滑車を使って引き上げていました。最も多い時期には、約9軒の番屋と7基の櫓がありました。いまでも島には櫓跡が数カ所残り、干場跡に残る小石が当時の生活を偲ばせます。


しかし昭和40年代になると、本土に新しい干場ができ、エンジン付きの船も普及しはじめました。それは昆布の干場を求めて島に渡った漁師にとって、島で生活を続ける必然性がなくなったことを意味しました。やがて島から人が去りはじめ、最後の漁師が島を後にしたのは1971年のことでした。

 

島の馬は「連れてかえってきたところで馬を放つ場所がない。肉として売ってしまうのも忍びない。せめて余生を島で暮らせたら」という漁師の思いから、馬の餌となるアイヌミヤコザサが豊富なユルリ島に残されました。本土でもトラックの普及により、多くの家が馬を売りました。

 

馬による昆布の引き上げ風景(1950年頃の根室)

 

その後、ユルリ島の馬は、近親交配を避けるため種馬だけが約5年おきに入れ替えられ、牡馬が生まれると間引きされました。多い時には約30頭の馬が生息し、給餌を受けず、交配や出産は自然にまかされました。機械化が進み、多くの馬が家畜としての存在価値を失ってゆくなかで、ユルリ島の馬は人が去った無人島で使役されることもなく、島のなかで静かに世代を重ねてきました。

 

しかし2006年、間引きをしていた漁師たちの高齢化もあり、牡馬が島から引き上げられました。島には14頭の牝馬だけが残り、馬はやがて消えゆく運命となりました。根室の昆布漁や馬産の歴史を振り返った時、その象徴的な存在だったユルリ島の馬も、今では3頭にまで減ってしまいました。

 

北海道では植生の回復や維持のために、意図的に馬を放牧している原生花園などがあります。ユルリ島も同じように、馬がいることで背丈の高い草が餌として食べられ、背丈の低い高山植物にも光があたり、花畑のような美しい景観が保たれています。馬がいなくなると、やがて背丈の高い草で島は覆われ、今のような美しい島の風景は失われてしまうと私たちは考えています。


そこで私たちは会を立ち上げ、島のこと、鳥や植物、花や馬の勉強会を通し、島の環境保全をするためには馬を移入するのが最善だと判断しました。

 

今年4月の勉強例会(講師の田嶋会長「ユルリ島ってどんな島?ユルリ島入門編」、森会員「ユルリ島で見た花の話」)

 

会員は現在67名です。(2018年6月時点)

 

会は「野鳥・植物・馬が共生するユルリ島の環境を保全し、島の魅力を次の世代へ繋げる」ことを目的としてます。

 



皆さまからのご支援で​若い馬を購入し、ユルリ島に移入したいと考えています。

 

今回のプロジェクトでは、皆様からご支援をいただいて馬を購入します。専門家の方と相談した結果、現在ユルリ島にいる馬は高齢で繁殖は難度が高いため、若い牝馬を移入し、ユルリ島での生き方を受け継ぎます。移入した馬の状況をみて、その後牡馬を移入し自然繁殖させていきたいです。3頭移入が理想的だと専門家の方は判断しましたが、まずは1頭の移入を目標とします。

もしも100万円を超えるご支援をいただけた場合には、2頭目の移入費用のためセカンドゴール(200万円)を目指して参ります。

 

馬は馬市で購入予定です。馬の購入後、一度専門家の牧場で預かって頂き、検査や健康状態の様子観察した後、時期をみてにユルリ島に移入をします。

 

現在島に暮らしている3頭です。

 

馬は、生きていく方法を
仲間に教えます。

 

「どこで水を飲めるか」

「どんなものが食べれるか」

「この島ではどうやって過ごすべきか」...などなど

 

馬には、見慣れない、知らないものは食べない習性があるとされています。人参を知らない馬はあげようとしても食べません。島に初めて入った馬はどのようなものが食べれるかわかりません。そこで生きてきた先住の馬に島のことを教わるのです。

 

前述したように今ユルリ島にいる馬は高齢になってきています。島の環境保全のために馬を移入するタイムリミットは、もうあまり無いと考えています。何かをなくすことは簡単ですが、なくなった後にもう一度、というのは難しいです。

 

幻の島ユルリ

 


馬の楽園、美しい光景を、次世代に残していきたい。


ユルリ島での馬の放牧は大正時代の終わりころから行われてきました。多い時には約30頭の馬が生息し、交配や出産は自然にまかされてきました。

 

家畜としての役割を終え、島で自由に生きる馬の姿を見て、人はこの島を「馬の楽園」と呼びました。エトピリカやケイマフリがさえずり、多様な白花品種が咲き誇り、貴重な生態系の中で命を紡ぎ、島の環境に順化してきた馬たちは、根室の歴史や風土が生み出した文化遺産とも言えます。

 

魅力ある島の光景を次世代に受け継いでいく活動をすることが、私たちの大事な使命だと考えています。

 

3頭はおとなしい性格で穏やかな顔をしています。


北海道の天然記念物や国の鳥獣保護区に指定されているため、ユルリ島への上陸は禁止されています。しかしだからこそ直接見ることのできない「幻の島」として、歴史的・文化的にも価値のあるユルリ島の魅力を発信していきます。

 

今回のプロジェクトはそのためのはじめの一歩です。どうか、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 



ユルリ島近海でとれた海の幸。写真家 岡田敦さんのユルリ島の作品。馬の命名権などの限定リターンをご用意!


今回、ご支援をいただいた方には、幻の島【ユルリ島】の雰囲気を少しでも味わっていただけるリターンをご用意させていただきました。

 

10,000円のご支援にはユルリ島近海でとれた落石漁業協同組合の製品と、岡田敦さんが撮影したユルリ島のポストカードをお送りさせていただきます。


50,000円、100,000円のご支援には、ユルリ島近海でとれた落石漁業協同組合の製品、岡田敦さんが撮影したユルリ島のポストカード、岡田敦さんが撮影したユルリ島の写真(オリジナルプリント)をお送りさせていただきます。


300,000円のご支援には、ユルリ島近海でとれた落石漁業協同組合の製品、岡田敦さんが撮影したユルリ島のポストカード、今回購入する馬の名前を命名していただき、岡田敦さんが撮影した馬の写真をお送りさせていただきます。

 

※岡田敦さんは “写真界の芥川賞” といわれる木村伊兵衛写真賞受賞作家で、2011年から根室市の委託でユルリ島の野生馬の撮影を続けています。

 

写真家岡田敦さんのポストカードです。

 

メンバーとユルリ島を望んで

最新の新着情報

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)