メッセージリレー第5弾 「終戦から70年が過ぎて。」田中啓幹

初めまして。今回の派遣に参加する田中啓幹と申します。沖縄自主派遣への参加は昨年に続き2回目となります。

昨年初めて沖縄での遺骨収容活動に参加しました。私たちが活動した場所は72年前は戦場だったガマとよばれる自然の洞窟でした。洞窟といっても人里離れた山奥にあるのではありません。民家のすぐ裏手の山にあり、かつては近所の子供たちの遊び場だったそうです。
そのガマには今でも多くのご遺骨と、遺留品、そして不発弾が手付かずのまま残されています。不発弾は金属です。腐食したとしてもある程度の形のまま残るでしょう。しかしご遺骨はそうはいきません。終戦から70年が経過し、徐々に土に還っています。国を守るため、家族をまもるために命をかけて戦い、亡くなっていった方々のご遺骨が、誰からも弔われることなく、故郷の地に戻ることなくひっそり土に還っていくのです。これは少し寂しすぎるのではないでしょうか。今平和に暮らしていることへの感謝の意味も込めて、今年も精一杯活動してきたいと思います。