高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!
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支援総額

1,074,000

目標金額 800,000円

支援者
95人
募集終了日
2023年3月6日

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2023年01月19日 10:00

旅する茶白猫のお話(その4)

 

私と出会ってからも10日おきの小旅行を繰り返していたエリちゃんですが、私のあげるおやつカリカリの味に屈してしまったのか、私の家の駐車場を新たな住処と定めてくれました。

 

そして、他所へご飯を食べに行かなくなってからは、私が出掛ける夕方と家に帰ってくる深夜の1日2回がエリちゃんのご飯タイムとなったのです。

 

そのため、出掛ける時には常にエリちゃんの好きなウェットフードと、おやつカリカリをポケットに入れておく習慣が付きました。

 

深夜にやってきたエリちゃん。
駐車場の近くに寝床を構えたようだった。

 

そんな生活を半年ほど続けたころ、パッタリとエリちゃんが来なくなってしまいました。

 

他の餌場の行き来を止めてしまったエリちゃんが来なくなるのは、さすがに不安が募ってしまいます。

 

エリちゃんが来なくなって3日目を迎えたころ、私は居ても立ってもいられなくなりエリちゃんの捜索をはじめました。

 

いつもエリちゃんがやってくる夕方や深夜の時間帯に、駐車場の周りを一生懸命探しましたが、どこにもエリちゃんの気配は一切ありません。

 

そして、事故や病死という最悪の結果が頭をよぎりはじめた5日目の深夜、エリちゃんは片足を引き摺りながら私の元へ現れたのです。

 

ケガをして現れたエリちゃん。
痛みがあるのか片足を浮かせたままだった。

 

足を引き摺っている痛々しい姿なのは心配ですが、ひとまずは生きていてくれたことに安堵しました。

 

ようやくやってきたエリちゃんの引き摺っている方の足を良く見てみると、少し血が滲んだ跡がありました。

 

おそらく他の猫に噛みつかれて、ケガをしてしまったのでしょう。

 

とりあえずケガの治りを早くするために高カロリーのご飯を与え、同時に消炎剤のトランサミンを飲ませることにしました。

 

その後、投薬と高カロリー食を1週間ほど続けましたが、エリちゃんは相変わらず足を引き摺ったままでした。

 

エリちゃんに高カロリー食と投薬をすることに。
食欲があるのは不幸中の幸いだった。

 

そして2週間が過ぎて私の不安がピークに達したころ、ようやくエリちゃんは両足でトコトコ歩きながらやってきたのです。

 

少しケガした方の足を気にする素振りはありましたが、歩き方も正常ですし後遺症が残るような状態でも無さそうです。

 

私はエリちゃんの回復を喜ぶのと同時に、猫の持つ生命力の強さに感心したのです。

 

こうして足のケガを克服したエリちゃんでしたが、新たな問題が浮上することになります。

 

私の家は集合住宅の2階なのですが、エリちゃんがご飯時になると階段を上って家の前まで来てしまうのです。

 

夕方にご飯を食べに来たエリちゃん。
目立たないよう車の下で食べさせていた。

 

私が住む集合住宅には色々な人が住んでおり、猫好きな人だけとは限りません。

 

もし私以外の住人に階段でエリちゃんが見つかってしまえば、追い払われて再びケガをしてしまう可能性すらあります。

 

私はエリちゃんが階段を上ってこないよう、夕方になると小まめに外を見るようにしました。

 

そしてエリちゃんが駐車場で待っているようなら、すぐにご飯を食べさせて家の裏手へ帰すようにしたのです。

 

しかし、この生活にも限界がありました。

 

私が常に夕方家にいるとは限らず、エリちゃんが来る時間帯も日によってまちまちだったからです。

 

私の部屋から駐車場にいるエリちゃんを見つけたところ。
人目に付くのが大きな問題になった。

 

それに、小まめに外を確かめに行くのは、私の生活に掛かる負担が少なくありません。

 

家にいる5匹の保護猫のお世話をしながら、エリちゃんの様子を窺う余裕が次第に無くなってきてしまったのです。

 

こうなってしまうと、エリちゃんを保護する方が、却って負担は少なくなります。

 

それに、相応の年齢だと思われるエリちゃんの今後を考えれば、保護という選択肢がベストだと判断しました。

 

私はまだ未完成の保護猫シェルターへ、エリちゃんを保護することを決意したのです。

 

(つづく)

 

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