プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

陶芸家、教員と子どもが一緒に!本を読んで一場面を陶芸で表現!「本の世界、子ども陶芸展」を開催したい。

 

陶芸家の金井正治と申します。北海道江別市で陶芸工房アトリエ陶兼農業法人風の村の代表取締役、NPO法人風の村学舎の代表として有機農法の畑仕事とレストランの食器づくりなどをしています。

 

約25年間地元の園児、特殊学級、小中学生(年間約200名ほど)に陶芸教室を開催してきました。ですが最近の子どもたちは、どこかで見たようなキャラクターを作ったり、大きな作品を作れない子が多いことに心配をしています。子ども時代は自由に想像し、たくさんの粘土を使って思いっきり作ってみてほしい!

 

そこで、陶芸家と教員で本を読み聞かせ、その一場面を子どもたちが陶芸で表現をする「本の世界、子ども陶芸展」を企画しました。このような体験から子どもたちの発想力や知恵を育み続けたいと願っています。

 

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大きな心で表現して。子どもの自由な力をかたちに。


 

友だちとうまく遊べない子どもが、増えています。

 

陶芸工房アトリエ陶は25年以上つづく北海道江別市の工房です。毎年ほぼ6園の幼稚園の子ども達が陶芸体験にきています。これまでたくさんの子ども達と粘土で像や自分の使う食器をつくったり、夢中になって飾り付けたり大きな動物を作ったりと楽しく陶芸をしていました。

 

しかし、最近子どもの作品から哀しいほどの創造性のなさを感じることがあります。またお友達と上手に遊べない子も見かけるようになり、昔とちがった変化が気になり、幼稚園の先生に最近の子ども達がどんな様子で生活しているのか聞いてみました。

 

幼稚園の園長先生より

「子どもの時は自分の周りをよく見て、それを真似することで学びます。母親が足でドアを閉めればそうするし、お父さんが寝てTVをみれば真似します。その時にしぐさの意味も受け取ろうとしているのです。それを友達同士で真似してごっこ遊びをします。 でも、最近の子ども達はスマホやTVでエンターテイメント的な映像や情報をたくさん見せられる生活の中にいて、自分の意思で周りの環境を見ることが上手にできていません。見せられている情報には生活感や深さがないので真似しようとしてもできないのです」

 

子ども達は、見て真似する→友だちとごっこ遊び→友だちの気持ちを考えて一緒に行動することで、人間関係を作り始めます。しかし、スマホやTVで映像を見せられているだけの子ども達はうまくごっこ遊びを続けられない子が多い。「人間関係をつくる大事な時間をうまく乗り越えられないのでは」と感じる先生もいます。

 

幼稚園の先生たち

「子どもはTVや動画より本を読む方が大事な時期です。子どもが本の中の出来事にふれることは実体験と同じ意味をもっています。考えながらゆっくり想像し感情を動かしながら、物語を旅しているのです。魔女やお菓子の家にであうことは、本物の重みある体験です。そして本は、作家が子どもたちに教えたいこと、深い学びがたくさんつまっていて知恵や倫理観、メッセージを吸収させるのです。だからこそ物語の世界を真似をしながら、友達と何度もごっこ遊びできるんです。本にはメッセージ性の深さと重みがあるのです」

 

本の世界を共有し、遊びながら表現して他人と関わる大事な機会にもっと魅力を感じてほしい。子どもたちに豊かな体験を残したい!と思い、「本の世界、子ども陶芸展」を企画しました。

 

お友達と関わる大事な機会をもっと子どもたちに。

 

 

想像して学ぶこと。作って共感する経験を、子どもたちに感じてほしい!

 

「本の世界 子ども陶芸展」は本の世界の一部を自分で想像して粘土で表現し、コンテスト形式で展覧会を開く企画です。開催は10月15日を表彰式、18日まで展示とし、参加園児および小学生は200名以上、来場者は父母を中心とした400名ほどを予定しています。

 

本の世界でじっくりと自分の意思で表現する。映像のように流れの速いものを追いかけるのではなく、止まったり悩んだりしながら本の世界を旅してほしい!と企画しました。今回の企画で、以下のことが期待できます。

 

他者と「共感」を生む

本の世界で学んだ倫理観や世界観を表現することが大事。造形はじっくりと自分の表現に打ち込むことができ、言葉が届かない心の深い部分で他者と「共感」の関係を生むことができます。

 

他者の感情を想像する土台作り

「作り手を経験する」ことで他者の言葉にならない感情を想像する土台を作ります。

 

挑戦の心を育てる

粘土は自分の働きかけがすぐに形として現れ、動きと共に次々に変化していく姿は、時に想像を超える形になってくれます。形作る自由度も高く失敗してもすぐにやり直しができ、子どもの挑戦を優しく受け止めてくれます。

 

本の世界の旅。物語を体感できる年代だからこそ。

 

 

■ 「また粘土やりたい!」自分のつくった粘土に色が付き、陶器として完成した達成感を味わってほしい。

 

形作ることに対し「できない」と不安になる子どもはたくさんいますが、身近な存在の粘土なら取り組む子が多いです。何かひとつ作品を作り上げた時、たくさんの子どもが、誰もがわかるほどの安堵の顔で「また粘土やりたい!」といってくれます。

 

陶芸工房の粘土を子どもたちに使わせたい!といってくれる幼稚園は「工房の粘土は普段の油粘土とちがい、何万年もかかって出来上がった土の力がつまっていて、大人でもずっと触れていたい気持ちよさがありますから。子どもも大人も土のやさしさや重みを実感できるんです」と話してくださりました。

 

また自分のつくった粘土に色が付き、陶器として完成したものをみた時の子どもの喜びと自信は大変なものです。園児の時につくった皿を小学生になっても大事に使う子どもが大勢います。それは大人が思っている以上に子どもの心に深く残る経験なのです。

 

陶芸を展覧会に出品し賞をとった小学生のMちゃんは「学校であまりよくないことがあったけど陶芸で褒められて本当によかった。またがんばれる気がする」と笑顔を取り戻しました。多くの子どもにお勉強以外に心を表現することが、すばらしいことだという自信にしてほしい。今回の「本の世界 子ども陶芸展」のコンテスト形式でも、Mちゃんが感じたような自信をつけてあげたいと思います。

 

子どもたちの「できた!」は、心をかたちにできた喜びです。

 

 

■ 子どもたちの豊かな表現を、陶器として完成させる資金が不足しています。

 

「本の世界 子ども陶芸展」の開催にあたって、多数の陶芸家の協力や先生たちの努力と時間が伴います。子ども達の小さな手で作った作品は、部品も小さく崩れやすい形がたくさんあり、それを陶芸家が一つ一つ丁寧にくっつけたり、色を塗りながら完成させるのです。

 

そして、自由な創作をするためのたくさんの粘土や豊かな表現を再現する為の釉薬、陶芸の窯を使うための灯油代(1回18時間ほど灯油を使い続けます)、会場費設営費、子ども達へ送る表彰状や作品の運送費があり、一工房と先生たちの努力と資金だけでは、開催する力が及ばないところがあります。

 

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自由な表現は崩れやすい形がたくさん。多数の陶芸家や先生たちのサポートが不可欠です。

 

 

見えないものを大切にする心を伝えたい。本や表現で心を育てる大切な経験を子どもたちに!

 

ぜひ、たくさんの子ども達が他者と協力することや倫理観ある世界を学んでいくために挑戦をさせてください。この企画で子ども達がゆっくりと物語を旅し、表現する楽しさを経験して自分の心の糧にしてほしいと思っています。

 

大人になった時に、自分で解決する勇気、困難に当たっても挑戦する力、そういう気持ちを育む土台を作る教育に一歩でも近づきたいと思っています。

 

多くの大人が感じているこの課題に対し、この取り組みは小さな一角かもしれません。しかし、できることから大人も挑戦しなければと感じているのです。

 

この想いに共感をいただき、仲間になってくださる方の応援をお待ちしております。

 

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表現に挑戦する力、物語を想像する力は自分を創造していく心の糧になる。

 

 

資金使途

 

皆様のご支援を大切に使わせていただきます。

 

❏各陶芸工房への委託費、焼成・釉薬費の助成(窯元約20名に依頼予定)
❏作品の郵送費    
❏会場費

 

 


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