森林を伐採しないでそのまま手付かずにしておくと・・・

森林に生えているたくさんの木々。

これらは光合成によりたくさんのCO2を吸収してくれます。

でも、木は無限に成長し、無限にCO2を吸収するのでしょうか？

たぶん、というか、絶対にそんなことはありません。

木は、いつかは枯れて、倒れます。

すると、例えば、しいたけのような木材腐朽菌の分解を受けて、最後にはCO2となって大気中に排出されます。

木が枯れれば、別の種類の木か、はたまた同じ種類かは分かりませんが、また、新たな芽が芽生えて、次第に成長し、森林は保たれます。

この点をCO2の吸収量と言う観点で見ると、どうなるでしょう。

森林がある程度大きくなると、光合成による大気中CO2の吸収量と木が枯れたときに排出されるCO2の量が、いつかは釣り合うのではないかとの仮説が成り立ちます。

そうでなければ、地球の森林は、樹高が途方もなく高くなり、また、隙間なく樹木で埋め尽くされているはずです。

埋め尽くされていないのは、森林の成長には限界があるからでしょう。

では、大気中CO2を減少させるという観点で考えた場合、森林をどのようにすればよいのか？

その案の一つが、成長した樹木を、何らかの方法でCO2に戻らないようにすることです。

その方法の一つが、今回のプロジェクトです。