プロジェクト概要

未だ復興の道半ばの熊本。大人たちは生活再建に忙しく、子どもたちは誰かに話を聞いてもらいたくても相手もいない。プライバシーが少なく狭い仮設住宅では落ち着いて過ごせない。過酷な体験と長い避難生活という逆境に苦しむ子どもたちには、安心して勉強できる居場所と心のケアがまだ必要です。そのための放課後学校を、仮設住宅最後の中学生が卒業する2019年3月まで、続けたい。震災の悲しみは、強さに変えられる!子どもたちが「震災があったから夢を諦めた」そう思わないで済むように、皆様の力を、どうか貸してください。

 

 

 

 

 

2016年4月14日、熊本地震。ぼう然としたあの日。故郷の子どもたちが卒業するその日まで、支え続けたい。

 

プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。熊本県益城町の子どもたちの放課後学校「ましき夢創塾」塾長の、今村 亮と申します。

 

私の地元は、熊本市です。2016年4月14日に突然起こった地震。翌日、いてもたっていられず、福岡県から車で支援物資を持って、故郷へ向かう道中、少しずつ「ふるさとは被災地になってしまったのだ」という実感が湧いたことを覚えています。


そして2016年6月。被害が最も大きかった益城町で、放課後の学校を開きました。運営するのは、東日本大震災の被災地でも活動を続ける教育NPO「カタリバ」です。

 

「ましき夢創塾」と名付けたこの場所に、町の中学生5人に一人にあたる212名が参加しました(2017年11月現在)。

 

ぐにゃぐにゃになった道を走り、崩れ去った町並みを通り、故郷へ急ぎました

 

 

資金難でも継続させる!私たちの願いと揺るがぬ覚悟。どうか「ましき夢創塾」サポーターになっていただけませんか。

 

「ましき夢創塾」は、放課後は中学校の教室で、そして夜間は仮設住宅団地の集会所で、子ども達が安心して勉強できる「居場所」をつくっています。地元の大人や、地域の大学生、支えてくれる大人とのコミュニケーションを通じて、幾度もの地震や避難生活でストレスのたまった心をケアする役割も担っています。今年の3月には何とか、中学3年生全員の高校入学を見届けることができました。

 

スタッフが、一人一人に丁寧に勉強を教えます

 

県の仮設住宅の計画などから、子どもを持つ世帯のほとんどが、2019年3月までで仮設住宅から引越すと予想されます。しかし、現状では「ましき夢創塾」の活動費2,500万円が足りず、その日まで活動を続けることができないかもしれないという、窮地に立たされています。

 

「お金がないから」という理由で、今だ子ども達が逆境にあるにもかかわらず、事業をたたみ撤退して良いのか。このままでは、いけない。

 

この町が、子どもたちが、未来に向かって次のステージにたどり着くその日まで、しっかりと支え切りたい。それが、私たちの願いであり、揺るがぬ覚悟です。足りない2,500万円のうち、クラウドファンディングでは1,000万円を目標に皆様のご支援をどうかお願いしたいです。

 

 

自分たちには「東北」からの学びがある。

 

2011年3月11日の東日本大震災後には、私たち教育NPO「カタリバ」は、今日まで約6年間、益城町「ましき夢創塾」と同じように、皆様からのご寄付により、宮城県女川町にて「女川向学館」、岩手県大槌町にて「大槌臨学舎」を運営してきました。

 

そのノウハウをもとに、「ましき夢創塾」では、益城町に住む中学1年生から3年生を対象に、これまで1年と5ヶ月間で約580回、延べ4500人に放課後の学習支援を行ってきました現在でも、212人の子どもたちが通い続けています

 

放課後授業は、16時半から益城町に2つある中学校の空き教室を、一つずつを借りて、平日5日間、約1時間半、カタリバの職員と地元大学生ボランティアが、子どもたちにほぼ1対1で勉強を教えています。これまでに200名以上の地元大学生ボランティアが、活動に参加してくれています。勉強では、震災後に避難所や狭い仮設住宅に移り住んだことから、落ち着いた環境で勉強できななくなってしまった子どもを対象に、高校受験に向けた勉強をすることを、主な目的として実施しています。

 

中学校での放課後学習会の様子

 

それ以外に、子どもたちの居場所として、19時から21時まで仮設住宅の集会所を間借りして、部活終わりの子どもたちが自習したり、歳の近い大学生スタッフとおしゃべり、自由に気兼ねなく過ごせる場所も用意しています。カタリバには臨床心理士の資格を持つスタッフも在籍しており、必要に応じて専門家の指示も仰ぎながら、子どもたちの震災後の家庭環境の悩みや、思春期ならではの困りごと、他愛の無い話まで、いつでも相談したり、談笑することができます。

 

仮設住宅は学校のある市街地から離れたところに点在しています。仮設住宅への入居が決まり、これまで仲が良かった友達と離れ離れになった生徒もいますが、こういった誰でも気軽に集まることのできる環境があることが、子どもたちの心のケアに非常な重要な役目を担っています。

 

仮設団地での夜の学習会の様子

 

 

『テレビ消して』も言えない…、仮設住宅の生活。子どもたちが安心して学べる場所と心のケアを。


2016年8月には、ほとんどの家族が仮設住宅へと移り住むことができました。それまで避難所やテントで生活をしていたことから比べれば、それは大きな変化かもしれません。

 

しかし、実際は家族5人で3K(40平米)という狭い環境で、食事のたびに物を動かさなければならないような状況です。壁も薄く、周囲に気を使いながらの生活は、震災前と同じとは言えません。

 

大人が考える以上に大人に気を遣う子どもたち。「テレビを見ている家族の横で、勉強するのは正直集中できない。でも『テレビを消して』とは言えない」そんな声もありました。

 

益城町最大の仮設住宅エリア、テクノ仮設団地の様子(2017年1月末)


2017年10月、政府は熊本地震の仮設住宅の入居期間を1年間延長することを閣議決定しました。つまり、仮設住宅での生活は少なくとも2年は続くことになりました。

 

理由は災害公営住宅の建設が遅れているためです。熊本県によると8月末時点で、仮設住宅(「みなし仮設住宅」を含む)が1万8000戸以上なのに対して、公営住宅整備の着手済みは、わずか464戸にとどまっています(2017年9月25日現在)。

 

 

聞こえる子どもたちの心の悲鳴。心の復興は長期戦です。

 

子どもたちは不便な生活を強いられながらも、日々元気にたくましく日々を送っています。しかし、ふとした時に「疲れたー…」、「明日、学校行きたくない」と呟き、続いて出てくる言葉は、

 

「どうせ家にいても親はいないし」

「いつ家が建てられるかなんて分からない」
 

こわばった表情からも、抑えきれない不安が伝わってきます。子どもたちは必死に生活再建しようとしている親の大変さも分かっているので、家では自分たちの悩みや不安を口に出すことができず、内に秘めたストレスを発散することができません。

 

「ましき夢創塾」の夜間学習会に集まる子どもたち

 

阪神淡路大震災では、心のケアが必要な子どもは、3年後に一番多くなったそうです。また、その数が減り始めるまでは5年の歳月がかかりました*。特に、心の復興は長期戦です。

 

(*参考「災害を受けた子どもたちの心の理解とケア 研修資料」平成23年3月31日 兵庫県教育委員会

 

 

置き去りにされるように感じる。徐々に届かなくなる被災地の声。

 

東日本大震災後から今も、宮城県・岩手県で運営している放課後学校の子どもたちからは、こんな声が聞こえています。

 

「応援してくれる人がいたからがんばれた」

「支援されるだけを卒業して、支えてくれた人に恩返ししたい」

 

被災した悲しい気持ちや辛い体験も、大人たちが寄り添い、チャレンジを応援できれば、子どもたちはきっと乗り越えられる。それが東北での支援の経験からも、私たちが学んだことです。


しかし、厳しい現実が立ちはだかります。放課後学校は、様々な方からのご寄付で成り立っています。震災直後、全国からの温かい支援は、それは大きなものでした。「ましき夢創塾」にも、2016年6月から半年間で300件以上のご寄付が全国から寄せられました。しかし、寄付件数は日に日に減っているのが現状です。

 


また、カタリバが運営する宮城県女川町の「女川向学館」、岩手県大槌町の「大槌臨学舎」が、現在も継続できているのは、皆様からのご寄付に加えて、国からの補助があることがとても大きいです。「ましき夢創塾」の活動には、国からの補助がないことから、団体として最大限できることを費やすことはもちろんですが、多くの方々のお力に頼らざるを得ません

 

「本当の復興」には、時間がかかるもの。特に、子どもたちのサポートは長期戦です。このままでは、問題に立ち向かい闘い続けるエネルギーが不十分なまま、課題が深刻化しかねません。

 

「震災の悲しみは、強さに変えられる」仮設住宅最後の中学生に、サクラサクその時まで。

 

「震災があったから、自分の人生はダメになった」

「志望校にいけず、夢をあきらめた」

「被災地に住んでいなければ」

子どもたちが、この先歩む長い人生の中で、事あるごとに湧き上がる思いを飲み込むことを、仕方のないことにしたくない。どんな境遇に置かれた子どもにも、等しく
明るい未来を思い描いてほしい。瓦礫が無くなり新しい建物が建って、町がかつての姿に少しずつ近づいたとしても、「継続した支援」がまだまだ必要なのです。

 

安心して勉強できる居場所と心のケアを行う放課後学校を、仮設住宅最後の中学生が卒業する2019年3月まで、何としてでも続けていきます。皆様からいただいた温かいご寄付は、熊本の子ども達のため、大切に使わせていただきます。どうかお力を貸してください。

 

2017年春に行われた、新中3生のための「立志の会」の集合写真

 

目標金額の使途について

 

県の仮設住宅の計画などから、子どもを持つ世帯のほとんどが、仮設住宅から引越すとされている、2019年3月末まで、212人の子どもたちを対象に実施される「ましき夢創塾」を運営するために、今後これから必要となる以下の費用に対して、主に充てさせていただきます

 

平日5日間・16時半から18時までの学校での放課後学習会を継続していくための、スタッフ・学生インターン(約3名)の人件費やボランティアの移動交通費

子どもたちが自由に過ごせる居場所として、19時から21時まで仮設住宅での学習会を運営していくための、スタッフ・学生インターンを含む人件費やボランティアの移動交通費

また、より多くの寄付金が集まれば、「夏合宿」や「冬合宿」、春休みの解散イベントなど、子どもたちにとって大切な思い出となるようなイベント開催のために、寄付金を大切に使わせていただきます。

 

 

参加している生徒の声(礒部 晏さん(当時中3))

 

 

​「勉強できることは当たり前じゃない」ことに気づいた
カタリバの学習会はとても集中して勉強に取り組めるところです。でも勉強だけじゃなく、悩みがあれば先輩たちは聞いてくれるので、語り合うこともできる場所だと思います。新学期に震災が起こり、勉強が遅れることにすごく焦っていました。そんな中始まったのがこの学習会でした。勉強ができる場所と、勉強を教えてくれる人がいる。環境があったから焦りを行動に変えることができました。震災を通じて私は「勉強できることは当たり前ではない、できる時にやらないと」と思うようになり、自主的に勉強することが増えました。環境があるおかげで自習もたくさんでき、いまでは震災の遅れも取り戻せたかなと感じています。たくさんの方々の応援があって、こうして学べることにとても感謝しています。

 

 

ご寄付いただくと、所得税・住民税の優遇が受けられます

 

「ましき夢創塾」を運営するNPOカタリバは2001年に設立された教育NPOで、東京都から認定を受けた「認定NPO法人」であるため、ご寄付は税制優遇の対象となります。(詳細はこちらをご覧ください)

 

■ 個人の方からのご寄付

個人の方からの支援金は、特定寄付金とみなされ寄付金控除等の対象となります。個人の所得税の控除について、「税額控除」と「所得控除」から有利な方を選択できます。(※詳しくは所轄税務署や国税庁のWebサイト等にてご確認ください)

 

<控除額の計算方法>

◯「税額控除」(寄付金控特別控除)

「(寄付金合計額-2千円)×40%」が税額から控除できます。ただし、年間所得の40%の寄付が控除の限度です。所得税額の25%を限度として控除が認められます。

◯「所得控除」(寄付金控除)

「寄付金合計額-2千円」が所得から控除できます。ただし、年間所得の40%が限度です。

 

例:年間30,000円を寄付
(東京都にお住まいの方が、税額控除を選択した場合)
◯所得税:(30,000円-2,000円)×40%=11,200円
◯住民税:(30,000円-2,000円)×10%=2,800円
 →合計 14,000円の控除
(※控除には限度額があり、実際の税額はケースにより異なります)

 

 

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