プロジェクト概要

 

たくさんの子どもたちに教育の機会を!

バングラデシュの校舎を増築します。

 

はじめまして、JAC(Japan with Asian Countries)の大口 忠男・十四子です。2016年、さまざまの方のご支援やご協力をいただき、バングラデシュのジョブラ村に「日本バングラデシュ友好ジョブラ・ウメシュ中等学校」(幼稚園・小学校・中学校・高校)を創設することができました。

 

開校1年目の生徒数は40名でしたが、2年目となる今年は80名と倍増。3年目となる2018年は、100名を超えると予想しています。生徒数が増えること自体はとても嬉しいのですが、今のままでは教室が足りず、校舎を増築しなくてはなりません。しかし、その増築資金が不足しております。

 

子どもたちの学びの場を確保するため、この度みなさまのお力をお借りして校舎を増築します。バングラデシュの発展のために、みなさまからの温かいご支援をお願いいたします。

 

日本バングラデシュ友好ジョブラ・ウメシュ中等学校

 

 

 

生活の質を高め、貧困の連鎖を断ち切るには、

中等学校までの教育が必要不可欠

 

私たちが運営している「日本バングラデシュ友好ジョブラ・ウメシュ中等学校」は、バングラデシュ第2の大都市チッタゴン近郊のジョブラ村という農村にあります。この村の生活は、戦後の混乱期から1960年代までの日本の状況に、非常によく似ています。

 

子どもたちは、木切れや廃材、草や石ころなどの身近なものを使って遊んでいます。大人たちは、落ち葉や伐採した木、牛糞を乾燥させたものをくべて、カマドで調理をします。洗濯や入浴など水を使うものはすべて、自然の川や池ですませます。こうした風景や生活は、今年73歳になる私の少年時代と重なる部分が多くあります。

 

川や池で髪を洗う光景は日常の出来事です。

 

食器洗いや洗髪など、川や池などの水場が生活の拠点となっています。

 

 

しかし、日本とバングラデシュでは大きな違いがあります。日本では1947年から義務教育が始まり、1970年代からは高度経済成長期に突入したことで、人々は都会に出て、高度で専門的な仕事に就けるようになり、生活水準もぐんぐん上がっていきました。

 

一方でバングラデシュでは、この20年ほどGDPは7%前後の伸び率で推移していますが、国民の生活レベルはさほど変わっていません。特に地方の農村では、現在でも道路のいたるところに露店が出ており、小学校卒業者や中途退学者の男子の多くは、こうしたお店の下働きをすることになります。

 

その他にも、公共バスやトラックの助手や農作業の手伝い、女子であれば家事の手伝いをしたりしますが、選択肢があまり多くないことには変わりありません。大人になっても、商品を背負って行商に出たり、建設現場の日雇い労働者やリキシャ(日本の人力車と似た乗り物)の運転手になって日銭を稼ぐことしかできないのです。

 

彼らは、自分の力では生活を変えることができず、貧困から抜け出すこともできません。ダッカやチッタゴンといった大都市でも、スラムに暮らすストリートチルドレンは同じ状況です。

 

子どもといえども、一家が生きていくための貴重な労働力として、
働かざるを得ないという現実があります。

 

こうした貧困の連鎖を断ち切る唯一の道が、学校に行って教育を受けることなのです。それも、義務教育である小学校までではなく、中等学校まできちんと卒業することが必要です。

 

中等学校では、小学校に引き続いて英語を学びます。この国では、母国語のベンガル語と共に、英語が重視されていますので、中等学校卒業者の多くは、日常的な英会話ができます。 英語や数学(算数)ができると、就職先は拡大し、生活の質は飛躍的に向上します。

 

教育こそが、貧困の連鎖を断ち切り、子どもたちの未来を切り拓いていく大きな力となってくれる。私たちはそう確信し、中等学校を建設することにしました。

 

日本バングラデシュ友好ジョブラ・ウメシュ中等学校に通う子どもたち。

 

 

中等学校への進学率が低く、

識字率も国際的なレベルと比べて低い

 

バングラデシュの学校制度は、小学校5年、中等学校5年、高校2年の5-5-2制です。このうち義務教育となる小学校は、働いている子ども1人につき12kg、2人につき16kgの米を配給し、学校に登校させる「Food for Educationプログラム」があることで、就学率は2000年の時点で95%にまで達しています。

 

一方で、日本の小学6年〜高校1年に当たる中等学校へ進学できる子どもは、56%に過ぎません。理由としては、授業料などが有償であることがひとつ。加えて、学校数が少なく遠くの学校に通わなければならず、交通費や下宿代が家計の負担になってしまうことが挙げられます。また、交通費を節約するために40分〜70分も歩いて通うことが負担となり、途中で諦めてしまうケースもあります。

 

バングラデシュの識字率は年々上がっていて、2016年は72.3%(15歳以上)でした。しかし日本や世界の国々とは比較にならないくらい低い状態です。こうした状況を改善するには、住んでいる地域内で、通える範囲に中等学校があることが必要なのです。

 

バングラデシュの識字率は72.3%ですが、
農村はこれより30%ほど低いと言われています。

 

 

私たちが運営するのは、

義務教育と同じように無償で通える中等学校

 

公立校では、1学級40名〜60名が一般的です。しかし当校では、教師の目が一人ひとりの生徒に行き届くよう1学級の定員20名としています。

 

これにより政府で定めている教科を丁寧に学べるとともに、教科外教育として行っている音楽・体育の授業を通して、感性豊かで何事にも自主的に取り組む生徒の育成を目指しています。また、特に学習の遅れが目立つ生徒には、補習授業も行っています。

 

しかし、いくらインフラを整えても意味がありません。バングラデシュには、お金がかかるため中等学校には通えないという子どもがたくさんいるからです。

 

そこで当校では、月額50タカ(日本円で約70円)の授業料を免除することにしました。70円の授業料さえ払えない、学校に来る前に朝食を食べることすらできないという貧しさの中にあっても、教育の機会を均等に持ってもらいたいのです。

 

体を鍛える子どもたち。

 

今回、増築をする第一の目的は、複式学級(2つ以上の学年の児童,生徒を1つに編制した学級)を解消することです。現在は3教室に6学年が入っているのですが、これを1学年1教室(定員20名)にします。

 

そして、将来の入学者数を見越して、9教室を確保します。現在あるのは、3教室と職員室、校長室を合わせた5部屋です。これを、幼稚園2教室(年少組・年長組の各1)、小学校5教室(1~5年生の各1)、中等学校5教室(6~10年生の各1)、特別教室2教室の、合計14教室にしたいと考えています。

 

この14教室のうち既存の普通教室3と特別教室2を除く9教室の増築を計画しており、特別教室(理科室・図書室)は、改めて増築する予定です。

 

増築が実現すれば、幼稚園2学年、小学校5学年(義務教育)、中等学校5学年の計12学年について各学年の定員20名を厳守した上で、全校生徒数は240名(12学年✕20名)になります。その結果、現在の在籍数80名を差し引いた160名を新たに受け入れることができるようになります。

 

80名の生徒が同じ学び舎で、日々楽しく学び、過ごしています。

 

 

子どもたちの未来を明るく!

自らの力で貧困の連鎖を断ち切るため、教育の力を。

 

バングラデシュで義務教育制度ができたのは1990年のことです。そこからまだ30年も経っていません。しかも、義務教育は小学校までしかありません。もちろん、まったく教育制度がないよりはいいのですが、これでは不十分です。

 

中等学校まで卒業すれば、英語ができるようになり、そうなれば都市部や海外で高い収入を得られる仕事に就くことができます。つまり、貧困の連鎖を断ち切るには、教育が必要不可欠なのです。また、優秀な人材が増えれば、バングラデシュ全体の成長にも繋がります。

 

バングラデシュの子どもたちの未来のために、そして、バングラデシュの国づくり・人づくりに貢献するために、ぜひみなさまのお力をお貸しいただけないでしょうか。ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

教育を受けることは、子どもたちにとって大きなチャンスです。
ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 


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