獣医学生がインドの友人の夢のためにスラムに学校を建てる！

こんにちは、黒澤です。

皆様のおかげで、「獣医学生がインドの友人のためにスラムに教室を建てる！」が成功し、本当に感謝しています。大きなスラムに、小さな学校。これは、とても小さな変化かもしれませんが、この変化がきっかけに化学反応が起き、多くの子供が平等に教育の機会を得て、子供たちの未来が少しでも良くなればと思っています。

今日は、現在の進捗状況について報告させていただきます。

当初の予定では、４月中旬にインドに渡り、学校の完成を見届け、動物の飼育を開始し、子供たちの写真撮影を行い、リターン品を持ち帰り、５月中にリターンの送付を送る予定でした。

しかし、今現在学校の建設も終わっておらず、リターンの写真では完成した学校と子供たちを撮影したいと考えていたため、まだインドにも渡れていない状況です。プロジェクト、そしてリターン品の遅延、本当に申し訳ございません。

今回の遅延の理由は第一に、自分の見通しが甘かったのが原因です。いち早くスラムに学校を建設したいという思いから、余裕のないスケジュールを組んでしまいました。また、従来の送金方法が、規制が厳しくなり、親族以外に使えないということを把握していなかったため、送金が遅れ、学校建設がインドの猛暑時期と重なり、学校建設自体のスピードも予定より遅く進んでいます。本来なら、自分が責任をもって、インドに長期滞在し、ひとつひとつ問題をクリアできていたら、もう少し物事がスムーズに進んだかもしれませんが、獣医学部６年生という最終学年のため、就職活動や卒業研究のため、インドの長期滞在は断念せざるを得ませんでした。

しかし、学校建設自体は着実に進んでおり、６月中旬までには遅くとも終了する予定です。また、自分自身も、７月３日から１４日のインドの往復航空券を購入したため、実際にインドに行き、動物飼育を行い、リターン品の準備をする目処も立っています。そのため、７月いっぱいにはリターン品の配送を完了できると考えています。

かなり遅延したスケジュールになってしまいましたが、プロジェクト終了に目安がついたことをご報告させていただきます。

これからも、スラムの子供たちの選択肢を増やすべく、最後まで奔走しますのでどうぞよろしくお願い致します。

帯広畜産大学共同獣医学部６年　黒澤拓斗