長くは続かない、 大丈夫だから落ち着こう

みなさん、こんにちは。シャンティ国際ボランティア会の竹内です。

 

私たち国際NGOは海外で活動する団体なので、当該国政府の制度を理解することも、事業を行う上で重要です。

日程の終盤に訪問した先は、教育庁、全国の学校運営に責任を持つ官庁でした。

 

この日、教育分野で支援を行う団体と、ネパール政府の調整会議があるため、私たちも参加しました。

会議の内容は、今後のどのように教育施設を再開していくか、誰がどの様な活動をしてるか、今後どのように支援調整を行っていくかが話し合われました。

 

 

教育庁の役人が国際NGOへの依頼事項を読み上げているときに、ふらっと建物が揺れた気がしました。

それでも依頼事項を読み上げる担当者、ざわつく出席者たち。

 

次の瞬間、建物が大きく揺れました。

 

5月12日、M6.9の最も大きな余震がカトマンズの北西を直撃しました。

体感的には、震度4程度。日本人の感覚からすればたまに来る大きな地震という感覚でしたが、ここはネパール。怖いのは建物。

 

政府、国連、市民団体職員で構成される参加者はみなそれを知っていたかのように、一斉に出口に走り出しました。

ドアに向かう人や窓から出る人でごった返して、途中転ぶ人も多くいました。

 

 

しかし、机の下に隠れる人は余りいませんでした。

 

私はスチール製の机の下で隠れていました。

向かいの木製の机の下にはネパール人男性。

男性は不安そうな目で周囲の様子をうかがっていました。

 

「長くは続かない」

「大丈夫だから落ち着こう」

「収まったら外に出よう」と私はとにかく声をかけました。

 

外に出ると参加者が皆落ち着きを取り戻そうと雑談をしたり、人を紹介しあったりしていました。

一帯にはともに地震を切り抜けたような不思議な結束感が生まれていました。

学校再開を少しでも早く行おうとする人たちとともに、頑張りたいと強く思った瞬間でした。

 

ネパールの人たちが末永く見守ることのできる居場所を、みなさんと一緒につくりたいと思っています。

 

応援よろしくお願いします。