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シートベルトで藻場を増殖 !リサイクルしながら海の命を守る。

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支援総額

61,000

目標金額 800,000円

支援者
8人
募集終了日
2020年3月31日

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プロジェクト本文

リサイクルをしながら、酒田港の地域資源「ハタハタ」を守る

 

はじめまして、山形県酒田市で活動する「NPO法人みなと研究会」代表理事の守屋元志です。

 

私たちは、今の時代を生きる私たちだけが、地元酒田港の冬の風物詩「ハタハタ釣り」をはじめ、素晴らしい海の自然環境の恩恵を得るのではなく、次世代に引き継がなけれはならないという思いから、山形県の海岸や港で、自然と共生する海岸保全、海洋生物の保護を行っています。

 

酒田港では、漁業者の高齢化や、漁村人口が減少しており、水産業の再生・漁村の活性化を図ることが必要となっています。そこで私たちは活動の一つとして、酒田北港の藻場とハタハタを守る活動をしています。

 

酒田港には、「ハタハタ」が多く遡上し、沿岸の藻場に卵を産み付けますが、日本海に面する酒田北港は、岩場が少ない砂地で入り江がなく、沖に出て何かを育てることは難しいため、魚に必要な海藻が育ちにくく、ハタハタが遡上しても、卵を産み付けられる場所がなく、海底に沈んでいってしまうという現状がありました。

 

そこで私たちは、これまで網やコンクリートブロックなどで産卵床をつくり、藻場づくりができないかと、調査研究を行ってきました。

 

そんな中、「山形県自動車販売店リサイクルセンター」で、廃棄されるシートベルトをリサイクルして、第2の活躍の場を見出したいと試行錯誤をされていました。地元の水産高校にも活用方法の調査研究を依頼していたようですが、なかなか解決策が見つからず、私たちにご依頼をいただきました。

 

私たちも、「水産高校が出せなかった結果を、NPOが出すことは難しい」と一度お断りましたが、「何とかお願いしたい」と言っていただいたため、不要になった自動車のシートベルトを海藻に見立てて海中に設置することにしました。

 

そうしたきっかけで始まった活動ですが、非常に多くの費用がかかり、これまで自己資金や助成金で活動を続けてきました

 

ここまでは、私たちだけで孤軍奮闘してきた活動ですが、ハタハタは庄内浜では貴重な特産品であり、地域資源でもあります。ぜひ、この活動をより多くの方に知っていただき、活動を継続していきたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。どうかあたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

海の中で、このように設置されます

 

 

「なんとか利用できないか」からはじまったシートベルト藻場

 

これまでは、バッティングセンターのネットを産卵場所として活用していましたが、この製作には、地元の大学の学生さんや、小学校の児童の皆さんにも参加していただき、ハタハタの産卵床の製作をしてきました。

 

杉の葉を付けて産卵床づくり
想い想いのメッセージを書いた短冊を付けた産卵床が完成です
子ども達が製作し、願いを込めて短冊もつけた産卵床にハタハタの卵がビッシリ産卵されました

 

シートベルトは、多くの乗り物に使用されているため、廃棄される量もそれに比例して増えます。廃棄処理する際には、二酸化炭素が発生し、埋めても腐ることや地中に還ることはありません。再利用することができれば、ごみの減量にもつながります。

 

また、藻場は荒波にももまれる日本海に設置するため、命を守るためにつくられた日本製のシートベルトは、材質もよく頑丈であるため、藻場の素材として使用しました。

 

2016年に、試験的に50本ほどのシートベルトを1本ずつ捻ってロープに渡し、海藻に見立て海に設置したことを始まりに、現在では、その藻場づくりと管理に取り組んでいます。

 

2017年には、日本郵便「年賀寄付金配分事業」の助成を受け、山形県自動車販売店リサイクルセンターと共に取り組んだリサイクル事業として、センターから譲り受けたシートベルト200本を1.5mの長さに切りそろえ、ブイを付けた10mのロープ2本に縫い付けた「人工藻場」を設置しました。その後、月に2回のペースで潜水調査を実施するなど観察活動を繰り広げてきました。

 

長さ1.2~1.5mのシートベルトをねじって海藻の形に似せ、ロープに通し、約2年前に海中に漂わせました。これまでにイワガキの稚貝や、ハタハタがよく産卵すると言われている海藻のアカモクが付着しており、海藻に卵を産み付けるハタハタの繁殖にもつながることを期待しています。

 

シートベルト藻場を引き上げて、海の生きものが確認されるかモニタリング作業を行っている様子
2017年11月、NPO法人みなと研究会の調査研究で、シートベルト藻場に岩ガキの自然増殖が確認されました
2018年9月6日、NPO法人みなと研究会の調査研究で、シートベルト藻場にアカモクの自然増殖が確認されました

 

 

シートベルトを利活用したハタハタの増殖保全活動を継続したい

 

今回の挑戦では、シートベルトでできた人工藻場をハタハタの産卵床として設置し、2021年3月31日まで、調査研究・モニタリングを継続します。

 

■調査研究

課題解決のために、さまざまな方法で実際に実験を繰り返し、ハタハタや、貝類、海藻の自然増殖や人工授精の違いを検証します。

 

■モニタリング

定期的に状況がどのように変化、成長しているかを、陸上から日常的に観察をします。定期的に潜水して、実際に計測機材(水中写真、動画、ドローン)で測定し、記録をします。

 

■資金の使い道
〇シートベルトを海藻に見立てるために、工業ミシンでネジリを入れて加工するリサイクル費用
〇海中域に年間を通して設置するためのロープ、アンカー、ブイ、土のう、ウエイトなどの購入費用
〇設置する際に作業船、潜水者2名、監視員1名、見張り作業員1名の派遣費用
〇定期的にモニタリングする際の作業船、ドローン、海中写真撮影費用、見張り員の派遣費用
〇海上保安部、港湾事務所、用地課、占用許可申請、河川砂防課、漁業協同組合に連絡 着工届け出書、引き上げ届け出、現状復帰届出書、事業案内看板設置、酒田市農林水産課に活動計画書の作成費用
〇他日常モニタリングなどの費用

 

 

 

不要なものなんてない。資源を大切に、循環型社会をつくりたい

 

私たちは、子どもたちが郷土への理解と親しみを持てるように、ハタハタについてや、自然環境の大切さを知っていただくため、総合体験学習出前講座を地元の子どもたちを対象に行ったり、汚れた水ではハタハタはこないと、清掃活動も地元の方や子どもたちと実施してきました。そうして私たちの活動は、地域の皆様と歩んできたものです。

 

今年は助成金を確保できず、ここまで調査研究をして積み重ねてきたものがあるのに、歩みを止めなければ行けないかもしれない状況にあります。

 

人命を守ってきたシートベルトが、今度は海洋生物の生態のサポートに回り、別の形で命の手助けをするタスキとなっています。「不要」となったものに役割を見いだし、このシートベルト藻場が、この先もあらゆる海洋生物の住処や産卵場所として活用され、環境保全の推進に寄与するよう、まずはここまで長い年月をかけて続けてきた活動を継続し、資源を大切にして循環型社会をつくりたい、それを次の世代に繋げたいと思っています。

 

そのためにも、より多くの方にこの取り組みを知っていただき、ご支援という形で活動に加わっていただければと思っています。今回のクラウドファンディングは、そのための第一歩となります。どうかあたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

園児たちが草取り、清掃活動をやりました
これからも、地域の皆さんと一緒に進めていく活動でありたいと思っています

 

■NPO法人みなと研究会 公式ホームページ

http://minato.yamagata-npo.net/

 

 


本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

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リターン

3,000


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お気持ちコース

■お礼のメッセージ

※いただいたご支援金は、リターン費用がかからない分、サービス手数料を除いて全て活動内容に活用させていただきます(寄付控除の対象にはなりません)

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

5,000


かき殻土壌改良剤2袋(25㎏)

かき殻土壌改良剤2袋(25㎏)

■お礼のメッセージ
■かき殻土壌改良剤2袋(25㎏)

かき殻を2~3年自然乾燥させて粉砕した肥料です。
みなと研究会は、自然環境の循環型社会形成構築のために、六次産業として取り組んでいる活動商品です。

有機肥料なので苗、花などを植栽する際、床堀してすぐに植えても大丈夫です。また、他の肥料と混合も可能です。手でやっても手が荒れませんし、中性の土壌改良剤ですのでほとんどの植物に使用が可能です。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

3,000


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お気持ちコース

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申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

5,000


かき殻土壌改良剤2袋(25㎏)

かき殻土壌改良剤2袋(25㎏)

■お礼のメッセージ
■かき殻土壌改良剤2袋(25㎏)

かき殻を2~3年自然乾燥させて粉砕した肥料です。
みなと研究会は、自然環境の循環型社会形成構築のために、六次産業として取り組んでいる活動商品です。

有機肥料なので苗、花などを植栽する際、床堀してすぐに植えても大丈夫です。また、他の肥料と混合も可能です。手でやっても手が荒れませんし、中性の土壌改良剤ですのでほとんどの植物に使用が可能です。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月
1 ~ 1/ 5

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